代わりにブラジル代表DFマイコンを放出する可能性があると、イタリアメディアが報じている。
長友は1月にインテルへとレンタル移籍すると、試合に出場するごとに評価を高め、
セリエA最終節のカターニア戦では2得点目をマーク。
24日付の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で、
「インテルの新たな英雄」と特集されるなど、クラブ、メディア、ファンから高い評価を受け、
完全移籍は確実だと見られている。
一方、放出候補となっているのが、長友が「世界一のサイドバック」と称賛するマイコンだ。
同選手は今シーズンも高いパフォーマンスを示していたが、
3冠を達成した昨シーズンのような輝きを見せることは少なかった。
モチベーションの問題も指摘され、昨夏に噂された
レアル・マドリードへの移籍が今夏に実現する可能性があると報じられている。
とはいえ、マイコンの場合、
パフォーマンスの問題よりもビジネス的な観点から見た移籍になる公算が大きい。
契約が残っている今夏にマイコンを売却できれば
多額の移籍金が得られるため、絶好の“売り時”というわけだ。
しかも、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、
「右サイドバックで不動の地位を築いているマイコンのポジションも奪えるほどのパフォーマンスだった」
と称賛する長友を完全移籍で獲得することが確実。
左右両サイドで高いパフォーマンスを発揮できる“計算できるサイドバック”である長友の獲得により、
マイコンの穴は最小限に食い止められるというわけだ。
インテルへ移籍する際、長友は、「世界一のサイドバックになりたい」と語っていた。
そして現在は、世界最高のサイドバックの穴埋めができると考えられるほどの評価を得ているようだ。