コロナ感染者が入院施設への移動方法について、4月8日午前9時頃に大田区保健所感染症対策課にりわりん春日が電話で確認したところその内容は次の通りでした。

 

①徒歩

②自家用車・・・感染者自身・同居家族・親兄弟・親戚・友人・近所の人などに運転してもらう。

③コロナ感染者に対応してくれる配車サービスの利用・・・日本では唯一「ニッポン寝台」という配車サービス会社が対応している。利用料金は片道(自宅から入院先までなど)十数万円

公共交通機関(電車・バス・タクシー等)は絶対に利用してはならない

 

①徒歩は、自宅等から入院施設までの距離が遠かったり、歩行に障害のある方の場合は徒歩での移動は困難です。

 

②自家用車は、運転手が感染者自身や同居家族というのは何とかあり得そうですが、親兄弟・親戚でも対応してもらえるかどうか、ましてや友人や近所の人は無理だと思います。(・・・というより、そもそも感染者がそれらの人々への感染を恐れて運転を頼むことを控えるような気がします)

そして、自家用車の手配ができない人は最初から無理です。

なお、レンタカーの感染者の利用については、りわりん春日はまだレンタカー会社に確認しておりません。(とはいっても、感染者が使うと言ったらまず貸してくれないでしょうし、黙って借りてレンタカーから感染が広がったら大変なことになるので、常識的に考えてもレンタカーの利用も無理と想像します)

 

すると、③コロナ感染者に対応してくれる配車サービスの利用が唯一現実的な対応策と思われますが、問題としては・・・

 

●日本でコロナ感染者に対応できる配車サービスは「ニッポン寝台」という企業一社だけしかないので依頼が集中する。

●今後、感染者数の増加にともない配車サービスの業務量が過大になり対応が困難になる可能性がある。

●料金が片道(自宅等から入院先まで)で十数万円かかる。

●これらのことから、配車サービスの順番を待ちきれない感染者や低所得で支払いができない感染者が内緒で公共交通機関を使って入院施設まで移動してしまう。

 

・・・といったことが考えられます。

 

つまり・・・、

 

現状のコロナ感染者の移動手段は脆弱すぎる

 

・・・のです。

 

そこで、りわりん春日は本日このことを大田区議会の犬伏議員に情報提供したところ、明日の大田区議会コロナ対策本部会議「コロナ感染者の移動手段の現状」について確認してもらえることとなりました。

 

犬伏議員さま!! ありがとうございます!! 本当に感謝いたします。