王者竹迫さんへのリベンジを目指し再起しましたが、挑戦する事さえ叶わず
そもそも3月に負けて辞めるつもりでいて、でも何事も無かったかのように戻ってダサいなとは思っていたのですが…
まあ僕なんて四回戦の時とかもっと言えばプロテスト落ちた時からずっとダサいんでそこは勘弁して下さいね
再起し、竹迫さんへの挑戦を目指すにあたり担当トレーナーをまた孫さんに戻してもらいました
その孫さんに過去最高のコンディションだとお墨付きを貰うくらい今回は調子が良かったです
自分でも調子の良さは感じていましたし以前より強くなれていると感じ、試合が近付くに連れどんどんミット打ちが楽しくなって、ギリギリまでやらせてもらいました
今迄で1番強い自分を作り、リングに上がる事が出来たと思います
試合に向けて隙の無い調整が出来たのは、きっとチャンピオンが竹迫さんで、その挑戦権を争う相手が加藤さんだったからなのでしょう
何度もスパーさせてもらっていただけに恐さもありました
試合が決まって殺されるかもな…と思ったのは加藤さんと胡さんだけです
加藤さんとの初めてスパーは2014年の9月
僕は一度目のタイトル挑戦で柴田さんに負けた後でした
初めて手合わせした時に
デビュー前でなんだこの強さは…どこまで行くんだろう
新人王くらいは当たり前になるんだろうな
と衝撃を受けた事を覚えています
こんな選手が上がって来たら大変だ、これからって時に引導渡されてしまう、とも思いました
その後僕がタイトルを獲るのも加藤さんが新人王になるのも時間がかかりましたが、その間も何度もスパーやらせてもらいました
何度も会長さんと一緒に来てもらいましたし、向こうにお邪魔した事もあります
何故か、スパーする訳でもない古橋と一緒に伺った事も
結局、今回本当に引導を渡されてしまった訳なのですが、加藤さんや齋藤会長、トレーナーの越田さんや選手の皆さんにはとてもお世話になりました
中野サイトウジムの会員さんで僕の試合の応援に来てくださる方までいました
なので当然負けた悔しさはありますが、その相手が加藤さんで良かったなという気持ちもあります
これが仮にもプロのボクサーとして、良い事なのか悪い事なのかは分かりません
でも本当に感謝しています、しこたま殴られましたけど
本当にありがとうございました
追記:試合後に握手して、こうして肩組んで写真撮ってもらうと手はゴツいし肩幅広いしで、そら勝てんわと思いました
僕も次こそ魔族に生まれますように…