歴史的円安報道から素直に感じ想うこと~変わらない私の想い~ | にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ~入道のブログ

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20年間の苦しくしんどかった体験が私に構築してくれた「私の『生きること・働くことそして経営すること』への『想い』」。それを書き連ねていきたいと思います。

<<ブログ 344>>

 

      2023年4月29日 アジア外為市場 

         1ドル=160円台 

        1990年4月以来

  34年ぶりの「円安水準」報道から改めて想うこと

 

       <<変わらない私の想い>>

  本来、為替レートは「国力」で決まるものなのでは!?

                      ⇩         ⇧

  「円高」状況でも「活き活きとしている国、日本」

   そんな「日本」を目指しての動きが大切なのでは?!

     政府として「目指す為替レート」を
      しっかりと持つべきなのでは??

     ~私の変わらない想い~   by  入道

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       今回も東京秋葉原のアトリエを基地として

 世界への羽ばたきを重ねておられる私とちょっとだけ?歳の離れた友達

            画家の田中拓馬さん
    ご厚意で今回も素敵な挿絵を画いてくださいました。

         拓馬さん「ありがとうございます」。お心に感謝です。

    田中拓馬さんのサイトも訪ねていただければ幸いです。

        http://tanakatakuma.com

               https://ttakuma.thebase.in/
                   http://www.takumatanaka.info

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今回の想い

  政府は「受け身」として為替に対処していくのではなく、「日本として 目指す・望ましい為替レート」を明確にして「その実現のために」「何をしてくのか」を考えそして動きとしていくことを積み重ねていくことが必要なのでは、と感じてなりません。

       
                   挿絵は田中拓馬画伯 画

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      ⇩  ⇧  ⇩  ⇧              

      ⇩  ⇧  ⇩  ⇧

★先ずは為替相場の推移をざっとまとめてみたいと思います。

 

   1949年  戦後 固定為替相場制 

                1ドル=360円

      ⇩

   1971年8月   ニクソンショック

    ⇩

   1971年12月  スミソニアン協定で 

                1ドル=308円

    ⇩

   1973年(昭和48年)4月   変動為替相場制

    

   日本の経済成長率の高さ⇒日本の「国力」の高さ

               ⇩

  固定時代の1ドル360円から120円台に大幅な円高に

 

 ★変動相場制になってからの「円高の最高」は?

 

         2011年10月31日 1ドル75円32銭

 

「円高」と「円安」とは一体どんなことなのでしょうか。

    ごめんなさい、みなさま既にご存知のことの繰り返しとなりますが以下、頭と心の整理と言うことで記すること、お許しいただければ、と思います。

 

●一般的に「円安」の時には

  ・輸入は仕入れ価格が上がり、食品やエネルギーそして輸

        入原材料が高騰する

  ・輸出は同じ販売価格でも多くの利益を得ることができる

    ⇒海外での競争力が増す

 

●そして「円高」の時には

  輸入は海外製品の価格が下がる
      ・
輸出は同じ価格だと利益は下がる

     ⇒販売競争力が下がる

 と言われていますが、改めて数字で示してみたいと思います。

 

      

              挿絵は田中拓馬画伯 画

● 2つのレートで考えてみます

     ① 1ドル=150円 →→ ② 1ドル=100円

             (円高) (①から②へ)

                                   ←←

                                     (円安)   (②から①へ)

 

●それぞれの時 <100ドルを円に換算すると>

 

  ①の時   100×150=15,000円

  ②の時  100×100=10,000円    

          ⇩     ⇩

    ☆100ドルで商品「輸入」すると・・・

  ①→② (1ドル150円から1ドル100円へ) 円高の時  

   15,000円支払って手に入れていた商品が

   10,000円で手に入れられる

 

 ②→① (1ドル100円から1ドル150円へ)  円安の時 

   10,000円で手に入れられていたのに、

        15,000円支払わなければいけない

 

    ☆100ドルで商品「輸出」すると・・・

   ①→②  (1ドル150円から1ドル100円へ) 円高の時 

   15,000円もらえていたのに

        10,000円しかもらえない

 

 ②→①  (1ドル100円から1ドル150円へ)  円安の時

          10,000円もらっていたのが

        15,000円もらえることに

 

●改めて・・・・

 ①150円から②のレート100円に変わるのが「円高」

    1ドル 150円→100円

 

●逆に②から①に代わるのが「円安」

    1ドル 100円→150円

 

●例示した「輸入」と「輸出」の二つの行動に分けて改めて記してみます。

 

  円高の時  輸入 笑顔😊顔 輸出 悲しい顔😢顔 

  円安の時  輸入 悲しい顔😢顔 輸出 笑顔😊

 

       
              挿絵は田中拓馬画伯 画

       

◆日本は「輸出」にかかわる人たち、会社だけでなく、「輸入」に関わっている人たち・会社もたくさん存在しています。

 

◆特に「エネルギー」に係わる企業の大半は原油等々「輸入」に頼っています。

 

★現実的に既に、日本の電力産業とか輸入商品・製品・食料品などを扱っている企業では「利益減」そして「かなりの幅での連続値上げ」をさぜるを得ない状況になってきてもいます。

 

★特に電気は「輸出商品・製品」を形作るに必要不可欠な原価、でもあります。値上げして輸出しても「円安」であれば・・・・なのでしょうか。

 

★でも・・・・・あたりまえですが、一般家庭など「輸出価格に転嫁できない」電気あるいはガソリン等消費は当然に『値上げを受け入れるだけ』となってしまいます。

 

★国内販売の商品・製品の価格もアップしていくことになってきます。

 

「値上げ」は「価格を上げること」ですので単純に「脱デフレ」とはなるのでが、高くなった電気、あるいは、高くなった商品を購入するための給料がまだあがってはいない・・

 

★やはり、「円安状況の裏」で?「悲しい顔」をしている人たちがものすごくたくさん、存在していることを心に留めておく必要がある、あたりまえにそう感じます。

 

★そして・・・日本ではこの「対応」をどうしていくのか、しっかりと示されていない、そう思います。

 

「円安」「円高」・・・・・・・あたりまえに考えた時にはどちらがいい、のでしょうか?どちらを「目指していく」のでしょうか。

 

日本が「経済的に強い国」になるということは為替はどうなる、と言うことなのかで考えてみたいと思います。

 

為替レートは本来、「国力(国の経済力)」によって決まるもの、決められていくものそうなのでは???私の変わらない「あたりまえ」の想いです。

      
                   挿絵は田中拓馬画伯 画

 

●しかしながら、現実的には、通信技術とコンピュータの発展により、為替レートは本来の「国力」からかけ離れてしまった『ゲーム的交換レート』(⇒投機対象商品?)となっているように思いますが、こんな時にこそ「あたりまえ」に考えていくことが必要なのだと感じます。

 

????円安がいいのか。円高がエンダカ・・・・????

       単純に「交換レート」として考えると

 1ドル150円よりも1ドル100円の方いいのでは?           

 

       1ドル150円 → 150円で1ドルのものが買える

 

これが1ドル100円になると・・・

 

   1ドル100円 → 100円で1ドルのものが買える

               ⇩   ⇩

        150円あれば1.50ドルのものが買える

          

         円の価値があがる

 

★ 円高・円安・・・

       英語表記ではどうなるのでしょうか。

 

    円安  WEAK        円高   STRONG

        CHEAP                 HIGH

 

単純に「STRONG」(高)と「WEAK」(安)。

     「強い」と「弱い」、なんです。

 

CHEAP」と「HIGH」。
     「安い」と「高い」なんです。

 

★すごくすごく単純に考えます。

        WEAKより STRONGがいいのでは・・。

 

★本来、国として考えると国力を挙げて「円高」を求めていくものなのでは・・・・。
       そう昔から私は想い続けています。

 

日本の国力が富んでいけば「円高」になっていく、ものなのでは。

    そんな動きが自然なのでは・・と思うのです

 

◆そして、これも単純に「ドルと円の交換レート」として為替レートをみれば1ドル150円よりは1ドル100円の方が「円の価値」があがっていいのでは、なんて普通に思います。

 

 ★単純に考えます。

「円高」になれば世界通貨の「ドル」建での日本国民の資産価値は上がる、のでは。 

   ⇒日本は「ドル持ち・金持ち国家」になるのでは!?

                                 ⇩

     「日本」そして「円」の信用力が高まる

 

  (例示) ① 1ドル=150円 →②  1ドル=100円

    

     1億円のドル価値を考えてみます

 

     1ドル150円が100円の円高になった時

 

 ① 100,000,000/150=666,666ドル

             ⇩

 ② 100,000,000/100=1,000,000ドル

 

◆1ドルのものを購入するのに150円必要だったのが100円で購入できるようになった。これが1ドル=150円⇒100円の円高。

 

ドルを「国際通貨」と位置付ければ「円高」は日本は「金持ちの国になる」と言うことなのでは?とこれも単純に思うのです。

 

●でも、そうじゃない?

    「円安」を追い求めている?日本政府と日銀????
         
ナゼ??????????????

 

★直近の日本の置かれている現実から脱する、近々のための施策であれば理解できますが、
 「(目標とする・ありたい)未来のこと」を
忘れてしまってはいけない、ありたい状態を「ものさし」としていつも「現実」に対していくべき
、なのでは?と私はずっと想い続けています。
      

                   挿絵は田中拓馬画伯 画

 

政府は「受け身」的に為替に対処していくのではなく「日本として 目指す・望ましい為替レート」を明確にして「その実現のために」「何をしてくのか」を考えそして動きとしていくことを積み重ねていくことが必要なのでは、と素直に感じています。

 

 

     今回も最終行にまで眼を進めていただきまして

            ありがとうございます。

 

      30数年ぶりの「円安」報道の連続といった状況から
 改めて「円安」「円高」に対して
私が昔から想い続けている想い

「円高」「円安」どちらをめざすのかへの私の想いを改めて記してみました。

 

      報道される為替レートに一喜一憂することなく
  「目指す状況」に対して、
日本は 何を目指して何をしていくのかを
        分かりやすく国民に語り続けて欲しい

        そんな政府そして日銀であって欲しい

           心からそう感じています。

                           ありがとうございます。 

 

          にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ 入道(夫)