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もうすぐ100才を迎えられる予定だった方、自分の足で歩き、食事も普通にとりお元気でした。
亡くなる一週間くらい前、酸素飽和度が80%台になり、一旦病院へ。一週間ほどして、もう、年齢もあるから検査もしないで、みんなのところに帰りたいと退院されました。
退院した日に
「いやーこれから、みんなにはお世話になるから、よろしくね」と、話されてましたが、
その夜、「ちょっと疲れたから寝るね」と、一言。
その30分後息を引き取られました。
退院した日、酸素チューブを外すととたんに酸素が70台に下がる様子から
ナースたちは、もう、時間がないから、みんな話しかけに行ってあげて、とスタッフに声をかけたり、ご家族には、夜は泊まったほうがいいと伝えたりしてましたから、呼吸が止まるときは、ご家族が一緒にいられました。
数日後、遺品の整理にご家族がいらしたとき、意を決して、私からこんなことをお伝えしました。
「あの┅もしかしたら、◯◯さん、お亡くなりになられたこと、ご自身でわかっていらっしゃらないのかと感じるところがありまして、ご本人へ、亡くなったことをお知らせする会を、スタッフでやってみようと思いますが、よろしいでしょうか。」
と。
そしたら、ご家族から
「わたしも同じこと思ってたんです!絶対本人、わかってないかもしれない、まだ、生きている気になっているんじゃないかって┅もし、よければ、その会、わたしも参加していいですか?」
と、お返事いただきました。
そして、ご本人の遺影を前に
ご家族と、施設のスタッフで、ご本人へ亡くなったことをお知らせさせていただきました。
そのあとは、ご本人の思い出話に華が咲いたことは言うまでもありません🎵
ほんとは、ご本人はちゃんとわかっていて、残された人たちのために必要だった時間だったかもしれない。
そんなことも感じた、いい時間でした✨
そんな時間を作ってくださった、◯◯さん、ありがとうございました✨
あとになって、ご家族から
「こんなことまでやってくれる施設┅スタッフの皆さんの温かい心に感謝です。」
と、別のスタッフから教えてもらえたときは、こちらこそ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
写真は今日、西新宿から見えた虹🏳️🌈