毎年、年の終わりになると、過ぎ去ろうとする一年をふりかえり、新しく迎える年がどんなふうであってほしいかと考えます。
今年はといえば、動物愛護ボランティア・オアシスの会を設立して18年目になりますが【広報こもの】に、救いの手「動物たちと生きる道」と題して、私達の保護活動を掲載して戴きました。
人は人らしく、犬は犬らしく、猫は猫らしく、それぞれの生き方を尊重しながら、人と動物たちが心地よく生きられる環境や幸せな暮らしを創造することは、飼い主の責任感を育む事になるのではないかと思います。
動物を通じて関わるコミュニティや社会には、円滑なコミュニケーションが生まれるはずです。
動物と触れ合うということは私たちの生活の数多くの場面の一つに過ぎないですが、人の心に与える影響力は計り知れないものだと考えます。
動物を飼うという関わり方より、彼らと共に生きるという共存共生の関係を大切にしたいと思います。
彼らと過ごす時間は、この上なく素晴らしいもので、縁あって出会った彼らは、いつも私たちを見守り、時には励ましたり、慰めたりもしてくれます。
その温かい存在は、私たち人間の暮らしを豊かにしてくれる。
彼らの持つ真っ直ぐでピュアな心が、私たち人間の豊かな情緒を、更に育ててくれるのです。
また、生きること、命が終わることをありのままに見せてくれて、その大切さを教えてくれる存在でもあります。
犬や猫の寿命は人間に比べてとても短く、人間の時間より彼らの時間は、遥かに早く流れて行きます。
だからこそ、一緒に生きる一瞬一瞬を大切に、愛情を沢山注いであげて生きていきたいと思うのです。
動物と「共に生きる」ことは、世の中がより優しく、より豊かになることに繋がります。
この一年間、何もできない無力感を抱くことも少なくありませんでした。
いつか保護しなければいけない動物達がいなくなり、私達の活動に終わりが来ることを祈らずにはいられません。

2023年も私達の活動にご理解、ご協力、ご支援を戴き本当に有難うございました。

皆様、良いお年をお迎え下さい😊

            オアシスの会
             加藤弘子