ぼうやよいこだねんねしな
「たく、ちいさいころおむすびのこと、おぬすびってよんでたよ」と唐突に母に言われる。そう言えば、なんか、そうだった気がする。
そんな母がつくったおぬすびが、こちら。20センチくらいある。バスケ部だったとき、とにかく体重を増やしたくて必死で食べねばならず、母に強くなるための食事をせがんだものだが...。
「福井県が、水色の立派なズワイガニを公開」てニュースをみた。夏にめぐみさんが「キヨみたいだから飲んで!」と水色のワインをプレゼントしてくれたのを思い出した。水色って、空だし水だし、世界のほとんどを占めてる色のようなのに、生き物とか飲み物とか何かの色とすると、珍しい、てのは、面白い。
タラバガニはカニじゃなくてヤドカリの仲間なんだよね。間違えられて嫌じゃない?と本人に聞いたら、「どうでもよくね?呼ばれ方とかw」て言ってた。かっこいいなあ。「もし他の呼ばれ方だったら?とか、タラレバ話に花咲かせるほどタラバガニは暇じゃござんせん」と、なんか駄洒落めいたこともおっしゃってました。手足の長いやつは言うことが違うなあ。
言語化でききるまえの言葉を無理やり外に出そうとすると、変なことになるよね。ナウシカの巨神兵じゃないけどさ、慌てちゃダメなんだ。なんか言わなくちゃ!なんか!と思って言ったことより、「言っちゃった」てくらい我慢できない言葉の方がいい。沈黙を恐れない我々でいたいし、沈黙を許す世界であってほしいね。
あ、別に大したことじゃないです。現場に入ると、すごく感動的なこと多くて、みんなに伝えたい!と思うのだけど、なかなか、時間かかる。て、そういうようなこと。
グルナラビピョンキーキッチのペンダントを母が作製。首から下げて稽古してる。
とてつもなくこだわって脚本演出をしてる。朗読劇だけれど、音だけを聴かせるならドラマCDでいいわけで、演者を生で見たいだけならイベントでいい。そうじゃなくて、やっぱり、劇として立ち上げたい。音楽と光と美術、そして物語にこだわる。
短期間でたくさんの出演者に出会う稽古。過酷かと思ったけれど、蓋を開けてみれば本当に幸せな時間にはしゃいでる。出会うことが嬉しくて生きていたな、そういえば、みたいなことも思う。スタッフもキャストも、みんないい。間違いなく良い座組。
。。。
生バンドとの打ち合わせ。HIDE✖️HIDEさんは、尺八と三味線のバンド。今回はサポートメンバーとしてピアノも入る。予算の関係で、プロジェクションマッピングか生演奏のどちらを取るかと製作委員会に問われ、生演奏を取った。大正解だったと確信。楽しくて楽しくてたまらなくていつまでも打ち合わせを続けたく、困る。
おぼんろでの時と外部での時と、実は自分の演出的スタンスは全然違ったりする。演出、たのしくてたまらない。もっともっとやりたい。
なんでも簡単にかんがえすぎると、心がスカスカになって辛くなることもある。自分の人生に起きていることはみんな重要なすごいことなんだ、とドキドキし続けて生きてあげるのも、自分へのプレゼント。楽しんで。