僕がその時に彼に訴えたことは。
①自分がライブ始める前に音を出している人間が近くにいたら、ひと言断わって欲しい。
②通行人にしてみたら、同時に2つも3つも音がバッティングしているのはカオスなんだし、本来ならやってはいけない事を黙認してもらってやってるのだから、マナーを守って欲しい。
③音が何重にも流れる地下道は通報の元になる。
それはうちらだけで済む問題ではなく【マナーを守っているアクセサリー売りや占い師も締め出しを食らっておまんまが食べられなくなる】、演れて当たり前と思わないで欲しい。
恐らく彼は、僕が言った①〜③の内容をはじめっからろくに聞く気などはなくて【オカリナ吹きが「俺が先にやってたんだからやめろ」と言ってるとしか考えていなかったのではないかと思います。
僕がマナーを訴えていても「因縁を付けられてるという感情が前提の思考」だから、僕が言えば言うほど彼は頑なになっていっていたように思う。
彼は①に対し
「別にお互いに許可を取ってやってないんなら、誰が近くで始めようが関係ないんじゃないんですか?ひと言ことわる必要はないと思いますね。僕は近くで始めようが気にならないので…」
②に対しては
「そりゃそうですけど、それ言ったらひとりだけ歌ってたってうるさいと感じる人もいる。だからそれはそっちの考えであって、僕はそういう考えかたじゃないですから」
③に関しては
「通法する人は何やったって通法するでしょう。そんなの気にしてたら何も出来ない。とにかく俺は人が近くでやっていてもいつも通りに歌いますよ」
以上だった。
そしてその程度の人間が歌う歌にしか聴こえなかった。一度たまたま観に行ったライブハウスでも彼が歌っていたが同じような印象だった。
ところが、最近になってあるお店で彼の歌を聴いた時には、正直びっくりした。
とてもそんなマナーを守らないとは思えないくらい、歌いかたや詞の内容のフィーリングが変化していた。
オカハセ