ただこれはひとつ注意しなければいけない事があります。
【塗装の種類によっては溶けたり艶がなくなってしまう可能性があります】。
素焼きや黒陶やウレタン塗装は基本的に大丈夫です。
大丈夫じゃないのは、昔のアケタやプリマやティアーモスタンダード(無塗装の「すやき」は大丈夫)やポポロスタンダードの「テラコッタ」以外。
あと、YOKOもイカロストリプルも派手に溶けます。
フォーカリンクは(漆も含めて)ほとんど大丈夫と思います。。
僕の場合は塗装が溶けるタイプは「ハンカチ等で出来るだけアルコールが飛び散らないように覆いながら【吹き口から極力漏れないようにアルコールスプレーします】。それでも「フッ!フッ!フッ!」と吹き口の中を掃除した後歌口からアルコールのしぶきが出るのは避けられないのでそこの部分に100均のトップコートを薄く塗ります。トップコートは多少音に影響しますが(大抵クリヤーになっていい影響。逆にハスキータイプには相性いいかも、笑)。
アルコールが塗装を溶かす理由で掃除せず寿命が早くなるのと、多少見映えが悪くなっても【使用目的は楽器なのだから】の、どっちを取るかですね
。僕なら多少溶けても間違いなく寿命を取ります。あまり見映え悪い様ならネイル用の薄め液でゆるく伸ばしたトップコートを薄く塗ります(塗装している時点で音に影響していますから)。(追記【最近ではトップコートではなく、2液性のウレタンクリヤーをウレタンシンナーでかなり緩く伸ばしたやつを薄く塗ります】)
僕はこの掃除方法が最も吹き口の中の容積に影響せずに掃除出来る方法かなと思って3〜4年前から採用してますが、一昨年の秋頃にそれを裏付ける出来事がありました。
知人のオカリナ吹きが「ビックリ○ン」でオカリナハウスのホームページに載っている方法でご自身のオカリナを掃除したらかなりの汚れがビックリ○ンについて来たというので、まだその時ビックリ○ンを買っていない僕は「これも掃除してもらえますか?」と7~8年使ってるしかも使用頻度の高いのを掃除してもらいました。
すると。
「長谷川さんこれ全然キレイだよ」と。
当然そのオカリナも、吹いた日は毎回家に帰ってからアルコールスプレーの掃除をしてました。
そういう意味で、僕はやはりこの方法がオススメですね。注意点さえ気を付ければ。
それでもいつか寿命が来るとは思いますが、今のところ僕の所有オカリナで寿命を迎えた子はいません。
この方法とれば仮に8年で寿命迎えるとして3倍の24年くらい寿命が延びる気がします(笑)。
ある奏者のオカリナを試奏しようと思ってやめた事があります。吹き口に口をつけた瞬間、恐ろしい悪臭だったからです(笑)。
御自身の物なので扱いかたは自由ですが、明らかに吹き口の中に細菌君を育ててる様な物です(笑)。身体にも悪いしオカリナもカビる可能性が高いです。それに寿命も縮みます(オカリナの?人間の?)。
オカリナを吹く前には歯を磨ければそれに越した事はないですが、せめて【口を、水やお茶で良くすすぐくらいはした方が良い】と思います。間違っても【ソフトドリンクを飲んだベタベタの口でオカリナフェアの試奏はするべきではない】でしょう。
さっきまでロビーでお菓子を食べてた人が、販売ブースに来て「気軽に」試奏しているのをたまに見かけます。これを読んだあとはすぐにやめましょうね。
販売ブースにもそれを書いた紙を貼るといいのかもしれないけど、それやると寄ってこないのかな?それが常識になれば(既に常識ですが)うるさく感じはしないと思うのですがね。
あと、試奏の時なるべく唾は入れないコト…
オカハセうるさくてメンゴ。