燦sun | C.I.L.

燦sun

地元の知人から、ハッピーロード大山の川越街道側(大谷口寄り) に、ちょっといいもつ焼き屋が出来たと教えられた。

その話を聞いたのは少し前だったのだが、ここ何ヶ月か荒井家では自炊ブームが巻き起こっており、中々訪れる機会がなかったのだが……。


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たまたま夜中にお散歩してたら見慣れない看板を発見!
確かここって、前にCDショップとか貴金属の買取屋とかがあったテナントだよね?(大曹ストアの隣)

どうやら遅い時間まで営業してるっぽいし、お試しにちょいと寄ってくかと入店してみたところ、カウンターの中にどこかで見た人物が。

「あれ?このヒト誰だっけ???」 と思っていると、相手もこっちをチラチラ見てくる。
おかしい、この店のマスターとは絶対にどこかで会っている。
それも何度も何度も会っている。

適当に会釈とかしつつ、老いさらばえた脳みそをフル回転させること数秒、オレ様は遂に真実を突き止めた!


温のオーナーじゃねえか!!!


☆饗酒堂チェーン一覧
十条・温大山・温大山・泉 、志村坂上・灯


そうだそうだ、何年か前に志村に新しいお店を出して、そっちに行きっぱなしになってて会ってなかったんだ!

饗酒堂系の店は、どこも酒の揃えが良くて、確実に旨いものを出してくれるので、これは確かに期待できるかも。そうかあ、遂にモツに手を出したかあ。ちょっとワクワクしてきたぜ。


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まずは席に着くなり取り皿に唐辛子が盛られる。
なんでも、この店のもつ焼き(ホルモン焼き) は主に塩味で食べさすそうなんだが、確かにそれなら香りの良い(それでいて辛味の少ない) 韓国産唐辛子との相性は良いと思う。


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まず酒のラインナップからチェック。

さすがにカウンターとテーブル合わせて十数席程度の狭い店なので、温なんかと比べると種類は少ないが、ツボを心得た文字列が並んでいる。

てか480円均一ってずいぶん思い切ったなあ。


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ビールやハイボールといった炭酸系も480円均一で色々と揃っている。
中には日本全国のご当地サイダーなんてのもあって、酒が飲めない人でも楽しめる揃え方だ。(この辺のセンスがオレがこのチェーンを信頼してる最大の理由)


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温みたいな 「何でもあります!」 という膨大なメニュー数ではないものの、ホルモン屋に求められるであろう料理はひと通り揃っている。そんでもって値段もかなり頑張って抑えているのが解る。

基本的にアルコール類と同じく、ホルモン系も原則480円均一という感じ。
後は味がどうかと、ポーションがどの程度のサイズかでCPの判断が決まるかなと。
お値段的には非常に嬉しいなと。


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よーしよしよし、とりあえず炭を出してもらったぜ。
試合が始まるぜ。
饗酒堂グループの手がけるホルモン屋がどんなもんか確かめさせてもらおうか!(くわっ


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オープニングセレモニーとして、日替わりメニューの中からイノシシをチョイス。
今期は随分とあちこちでイノシシを食べている気がするんだが(自炊含む)、ここのは臭みが全くなく、また硬さもない。味の濃厚な豚とクジラの中間みたいなお肉で超うめえ!なにこれ!?

やばい、さっそく殺されそう。(早ぇよ)


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続いてホルモンの盛り合わせ。
ミノだシロコロだとその日の良いところが並んでいるのだが、どれもこれも大トロみたいな色をしていやがって焼く前から腹が減ってくる。

しかも、それぞれ食べやすいように包丁が入れてあったりと、下処理も完璧。
鮮度の良いホルモン特有のほんのりした甘みのある味わいに、ちょうどいい塩気、そして小皿の唐辛子の刺激と、こんな深い時間にオレをお祭りモードにさせてどうするのかと。


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そしてもつ煮とハツ刺し(?)
ハツは確か刺身で頼んだ記憶があるんだが、軽く炙っても旨いと言われて素直にそれに従ったような記憶があるんだが、残念なことに思いのほかヤラかしてしまいまして、細かい話があやふやでございます。

で、ハツの手前に写っているタレなんだけれども、最初オレはこれをハツに付けるタレだと思っていた。しかし、実はコレ ”もつ煮に付けるタレ” なのである。この店のもつ煮は、いわゆるあの煮込みではなく、タレに付けて食べる手法なんだそうだ。

試しに舐めてみるとひじょうにしょっぱく、タレに付けるというより、タレの中のネギをハチノス等に乗せて食べるだけで充分。想像した物とは違ったけど、これはこれでうめえな!

いわゆるもつ煮よりも、強めの焼酎に合う食べ方かもしれない。


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とか何とか言いつつ、マスターに薦められるままに正雪の限定品をいただく。

正雪うまいよなあ。
この酒蔵の酒は手軽に手に入る日本酒の中ではトップクラスの完成度だよなあ。


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そんでもって780円と、この店の中ではお高い部類のハラミ。
まず肉の塊っぷりがたまらんのだが、アスパラやオクラも添えてくれてる点がちょっと嬉しい。

で、手前にちょっと見切れてる小皿が何かというと、なんでもトリュフ塩なんだそうです。舐めてみると、トリュフの味というより、ガーリックパウダーだのなんだのが入った調味塩という感じ。

え?これがトリュフの風味なの?

これまでなんだかんだ色々とトリュフを使った料理を食べたけど、ぶっちゃけ意味の解らない高級品だったのだが、初めてトリュフの真価を知った気がする。こういう使い方をするもんなのか!


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本日のビジュアル大賞。
むしろピューリッツァー賞。

このハラミうめえ……。
米山 とか某埼玉屋といった、北区の一線超えたヤバすぎるもつ焼き屋群の中に入っても勝負できるレベル。むしろステーキとしてうめえ。


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実はこの日は2軒目だったんだけれども、存分にヤリ散らかしてしまって後悔してたら自家製杏仁豆腐もらた。わーい。

柔らかい食感の杏仁豆腐に、ジャスミンのシロップをかけていただくと、これまでの惨状が嘘のように沈静化。あぶねえ、なんとかシャバに戻ってこれた。


■総評
味:☆☆☆(うめえ!)
値段:☆☆
品揃え:☆☆
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆☆(このグループの特徴は店員の接客の良さだと思う)
遠征:☆☆
デート:☆☆☆(女性連れでも安心安全)
DQN率:?

備考:まーた大山に巡礼先が増えちゃった。この店の何が嬉しいって、お勉強価格だったり味の良さもそうなんだけど、LOが夜中の2時って点じゃないかと思う。仕事が遅くて晩飯を食べそびれたとか、寝る前にちょっと引っ掛けたいってな時に、ここを思い出すとそれはそれは幸せになれるんじゃないかと。

そういえば、味付けが殆ど塩オンリーだったのに不満が全然なかったので、モツの鮮度も良いんだろうなあ。有り難い店だなあ。


■燦sun
住所:東京都板橋区大山町25-7 1F
TEL:03-3958-2040
営業時間:16:00~02:00
定休日:無休



■板橋区リンク

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