古都のブログ小説 京の鐘978

 

 

 

「では少しだけ」

 志乃が小夜の忠告を遮って、女の示す部屋へ足を踏み

 入れた。

 

 

 

 老女の独特の匂いが鼻についたが、ぐっと息を呑み、

 ベッドに寝た切りらしい白髪の老婆の前に

 進み出た。

 

 

 

 すると骨と皮だけの細い腕を伸ばして、掌を開き、

 志乃の手を取るようにして

「神様が来た・・神様が・・」

 力のない声で囁いた。

 

 

 

「何をまた、寝ぼけたことを言って・・この人は、もう、

 耄碌していて、何をいってんだか」

 女が老婆の口を遮った。

 

 

 

「お元気そうで、何よりです」

「また、調子のよいことを言って・・」

「ごめんなさい。そのことしか思いつかなくて・・」

 志乃が小さく首を折った。

 

 

 

「まっいいよ。入ってくれただけで、充分なんだよ。

 神様にさ・・」

 女は口元を歪めた。

 

 

 

「神様が来た・・神様が・・」

 老婆が両手を合わせ、口の中で同じ言葉を繰り返して

 いた。

 

 

 

「神様だなんて、とんでも無いことです」

 小声で囁き返したが、志乃はなぜだか、これを強く否定

 できなかった。

 

 

 

 老婆の目に熱いものがあふれ出て、頬を濡らした。

 

 

 

 女が素早く、薄汚れたハンカチで、目元のものをふき

 取った。

 

 

 

「神様が来てくれた・・神様が・・」

「うるさいんだよ。この人は、何が何だか分かんないん

 だよ。勘弁しておくれな。訳が分かんないだからさ」

 女が無理に笑って話を止め、もういいからと言って、

 廊下へ手を向けた。

 

 

 

「姫ちゃん、皆さんが待っています。早くセンターへ

 お帰りを・・」

 小夜がタイミング良く、挿し口を入れ、志乃がこれを

 受け、老婆の手を取り、何度か、優しく撫でると、

 また、老婆の目が赤く染まり、これを機に、

 志乃も小夜に従って、廊下に出た。

 

 

 

「悪かったね。あんた、ありがとうよ」

 女の声が弾んでいるように志乃には聞こえた。

 

 

 

 待ち構えていた、秋山や穂香らと共に、急ぎ、

 ナース・センターへ向かった。

 

 

 

 あとから追いかけて来た小夜がミカンを、いくつか

 持って戻って来て

「あの人、案外、いい人かもね」

 と、言って涙ぐんだ。

 

 

 

「小夜ちゃんて、頭がいいだけでなく、性格もまた、

 最高だね」

 穂香が遠慮なく宣言し、奈菜らを笑わせた。

 

 

 

 センターには担当医が戻って来ていたが、小さな騒ぎは

 未だ続いていた。

 

 

      古都の徒然 鬼の霍乱か・・( ;∀;)

 

 

 

 数日前からなんとなく体調が良くなく、

 先日、ドラックSで、体温計を買ったのですが、今持って

 いるエア式のものが、低すぎる気がしていたので、

 買ったのだが、まさに大正解でした。

 

 

 なんと、37.0℃、びっくり仰天!

 

 

 皆様には、たいしたことではないかと思いますが、

 私は以前から体温は比較的に安定してい、

 病院で測っても,いつも36.5℃と、

 理想的な体温で、

 安堵していたのですが、今回は0.6℃も高いなんて 

 大ショック・・(*'ω'*)

 

 

 流石に無視して、いいものでは無いので、

 朝、漢方薬の風邪薬を服用したのですが、その後も、

 台所の清掃や、一般ごみを指定された袋に詰める

 作業をしているうちに、

 気分が悪くなり、ベッドで寝て体温計で測ると

 何と、

 おそらく過去には経験の無いほど高い37.1℃が

 計測され・・目が点!

 

 

   こんな微熱はいつ以来が思い出せないほどで、

 まったくの風邪知らずの暮らして来たので、

 夢が一気に

 覚めたように・・・気落ちしてしまい( ;∀;)

 

 

 日頃、気をつけていたはずですが、このところの

 猛暑や

 急な気温の変化に

 体がついて行けなかった気がするのですが・・

 あんの定でした。

 

 

 コロナもインフルも全くお構いなしで、過ごして来た

 身で、

 他の病気は何個もしているのですが、

 風邪だけは全く私の身を素り抜けて行ったのにと・・(-_-)

 

 

 とにかく、

 使い物にならない台所の清掃を早くしないと、困るので、

 今日は何とか、この清掃を済ませ、

 気分転換をさせねば・・と

 これから頑張る積りですが、体温が・・あぁぁぁ( ;∀;)

 

 

 まさに、これこそ、鬼の霍乱か・・と(-_-;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

  

 

 

 

 

 

 

 

 

      古都のブログ小説 京の鐘978

 

 

「では少しだけ」

 志乃が小夜の忠告を遮って、女の示す部屋へ足を踏み

 入れた。

 

 

 

 老女の独特の匂いが鼻についたが、ぐっと息を呑み、

 ベッドに寝た切りらしい白髪の老婆の前に

 進み出た。

 

 

 

 すると骨と皮だけの細い腕を伸ばして掌を開き、

 志乃の手を取るようにして

「神様が来た・・神様が・・」

 力のない声で囁いた。

 

 

 

「何をまた、寝ぼけたことを言って・・この人は、もう、

 耄碌していて、何をいってんだか」

 女が老婆の口を遮った。

 

 

 

「お元気そうで、何よりです」

「また、調子のよいことを言って・・」

「ごめんなさい。そのことしか思いつかなくて・・」

 志乃が小さく首を折った。

 

 

 

「まっいいよ。入ってくれただけで、充分なんだよ。

 神様にさ・・」

 女は口元を歪めた。

 

 

 

「神様が来た・・神様が・・」

 老婆が両手を合わせ、口の中で同じ言葉を繰り返して

 いた。

 

 

 

「神様だなんて、とんでも無いことです」

 小声で囁き返したが、志乃はなぜだか、これを強く

 否定できなかった。

 

 

 

 老婆の目に熱いものがあふれ出て、頬を濡らした。

 

 

 

 女が素早く、薄汚れたハンカチで、目元のものをふき

 取った。

 

 

 

「神様が来てくれた・・神様が・・」

「うるさいんだよ。この人は、何が何だか分かんないんだ

 よ。勘弁しておくれな。訳が分かんないだからさ」

 女が無理に笑って話を止め、もういいからと言って、

 廊下へ手を向けた。

 

 

 

「姫ちゃん、皆さんが待っています。早くセンターへ

 お帰りを・・」

 小夜がタイミング良く、挿し口を入れ、志乃がこれを

 受け、老婆の手を取り、何度か、優しく撫でると、

 また、老婆の目が赤く染まり、これを機に、

 志乃も小夜に従って、廊下に出た。

 

 

 

「悪かったね。あんた、ありがとうよ」

 女の声が弾んでいるように志乃には聞こえた。

 

 

 

 待ち構えていた、秋山や穂香らと共に、急ぎ、

 ナース・センターへ向かった。

 

 

 

 あとから追いかけて来た小夜がミカンを、いくつか

 持って戻って来て

「あの人、案外、いい人かもね」

 と、言って涙ぐんだ。

 

 

 

「小夜ちゃんて、頭がいいだけでなく、性格もまた、

 最高だね」

 穂香が遠慮なく宣言し、奈菜らを笑わせた。

 

 

 

 センターには担当医が戻って来ていたが、小さな騒ぎは

 未だ続いていた。

 

 

      古都の徒然 亡き人に逢いたいな・・

 

 

   昨日の霊魂の存在を認めるような話とは別に、哲学者の

 森岡正博氏は

 津波で行方不明になった家族が

 浜辺に出て、風に吹かれていると、自分の家族が今、

 側にいるのを、ありありと感じるとの話は

 行方不明になった家族に対する愛情が引き起こした

 「錯覚」だと言えるのだと・・

 

 

 それは人関係の歴史によって活性化されて、

 その人の前に、ありありと迫って来るまぎれもない、

 他人の心であると考えられると、

 語っているのだが・・さて・・私にはまったく意味が

 分からないのだが・・・

 

 

 それなら、私は亡くなった方の何人かに逢いたくて、

 たまらなくなっていたのに、

 一度も、

 姿も声も何も届かなかったのは何故か・・とも

 

 

 今はこの世にいない、母に会いたいのだが、どうすれば

 いいのかと・・

 

 

 こうした素朴な思いが叶えられないのはなぜ?

 

 

  哲学は現実の思いをどのように考えているのかとも・・

 

 

 また、

 愛すると人に会えている東北の大震災の被害に遭った

 皆さんは、

 今はそれで幸せなのか・・それが知りたいのだが・・

 

 

 けど、哲学で、

 愛するが故の錯覚だなんて、虚し過ぎるよ(-_-;)

 

 もっと

 身近なものであって欲しいなと・・

 

 

 

 今、ブロガーさんのしらたんさんから

 楽しいコメントが入ったのでご紹介しますね。

 

 

 彼も又、

 逢いたいのに会いに来てくれないのだが

 あったと言う人も結構いるようだ。

 あちらで、楽しくやっているのだろうと‥(笑)

 

 との

 豪快な話でしたが、うちの母も極楽浄土で

 父と幸せに暮らしているのかも知れませんが・・

 (#^^#)。

 でも逢いたいな、もう一度・・!(^^)!

 

 

 あの・・今頃、

 気が付いたのだけど、ミニ仏壇に乗せてあった

 大好きな母の顔写真が見当たらず・・

 啞然!

 

  もしかして、小さかったから、床に落ちて・・

 

 もう、考えたくもない( ;∀;)

 

 

 参考文献 

     日経新聞夕刊 24.5.16 明日への話題

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      古都のブログ小説 京の鐘978

 

 

 

「では少しだけ」

 志乃が小夜の忠告を遮って、女の示す部屋へ足を踏み

 入れた。

 

 

 

 老女の独特の匂いが鼻についたが、ぐっと息を呑み、

 ベッドに寝た切りらしい白髪の老婆の前に

 進み出た。

 

 

 

 すると骨と皮だけの細い腕を伸ばし、掌を開き、

 志乃の手を取るようにして

「神様が来た・・神様が・・」

 力のない声で囁いた。

 

 

 

「何をまた、寝ぼけたことを言って・・この人は、もう、

 耄碌していて、何をいってんだか」

 女が老婆の口を遮った。

 

 

 

「お元気そうで、何よりです」

「また、調子のよいことを言って・・」

「ごめんなさい。そのことしか思いつかなくて・・」

 志乃が小さく首を折った。

 

 

 

「まっいいよ。入ってくれただけで、充分なんだよ。

 神様にさ・・」

 女は口元を歪めた。

 

 

 

「神様が来た・・神様が・・」

 老婆が両手を合わせ、口の中で同じ言葉を繰り返していた。

「神様だなんて、とんでも無いことです」

 小声で囁き返したが、志乃はなぜだか、これを強く

 否定できなかった。

 

 

 

 老婆の目に熱いものがあふれ出て、頬を濡らした。

 

 

 

 女が素早く、薄汚れたハンカチで、目元のものをふき

 取った。

 

 

 

「神様が来てくれた・・神様が・・」

「うるさいんだよ。この人は、何が何だか分かんないんだ

 よ。勘弁しておくれな。訳が分かんないだからさ」

 女が無理に笑って話を止め、もういいからと言って、

 廊下へ手を向けた。

 

 

 

「姫ちゃん、皆さんが待っています。早くセンターへ

 お帰りを・・」

 小夜がタイミング良く、挿し口を入れ、志乃がこれを

 受け、老婆の手を取り、何度か、優しく撫でると、

 また、老婆の目が赤く染まり、これを機に、

 志乃も小夜に従って、廊下に出た。

 

 

 

「悪かったね。あんた、ありがとうよ」

 女の声が弾んでいるように志乃には聞こえた。

 

 

 

 待ち構えていた、秋山や穂香らと共に、急ぎ、

 ナース・センターへ向かった。

 

 

 

 あとから追いかけて来た小夜がミカンを、

 いくつか持って戻って来て

「あの人、案外、いい人かもね」

 と、言って涙ぐんだ。

 

 

 

「小夜ちゃんて、頭がいいだけでなく、性格もまた、

 最高だね」

 穂香が遠慮なく宣言し、奈菜らを笑わせた。

 

 

 

 センターには担当医が戻って来ていたが、小さな騒ぎは

 未だ続いていた。

 

 

      古都の徒然 怖すぎる怪談話の2

 

 

 昨日の話の本題に入ってみます。

 今はまだ明るい時間帯なので、おもっい切って書くと、

 実は東日本大威震災で、

 大きな津波に沢山の方が呑み込まれた、

 被災地では怪談話が生まれているとの話があり・・

 

 

 中でも、私が驚いたのは

 石巻や気仙沼のタクシー運転手さんから

 津波で亡くなった霊を乗せたことがあるとの話が

 結構、噂が流れているとのことです。

 

 

 中の一つに、春頃に真冬の恰好をした女性をタクシーに

 乗せたところ、

 「南浜まで」

 と言うので、

 「そこは更地だ」

 そう言うと

 「わたしは死んだのですか」

 と震えた声で言って消えた。

 との話があります。

 

 

 他にも夏に石巻駅で待機していたら、

 季節外れの服装をした客が乗って来て、

 「日和山まで」

 と言い、タクシーは走り出したが、いつの間にか

 姿が消えたとのことで・・

 

 

 これを取材をして集めた東北学院大学の学生だった

 工藤優花さんによると、

 このような話が現地で、多く採取出来たのだそうです。

 

 

 これを5月15日の日経の夕刊のコラム 災禍と神話

 の中で語られていたのですが

 私はこれを目にしたとき、普通なら、絶対に読まない

 はずの異次元の世界に関する記事を

 何故か、その時はいっきに目を通してしまい・・

 頭が真っ白になって、思考が一時停止したのかと

 思うほどのショックを受け、

 一晩考えてブログにアップすべきかどうかに迷ってしまい

 昨日は何でもないものでお茶を濁した

 もので‥( ;∀;)。

 

 

 私は抑々

 この世に霊魂が漂うなんて、

 あることさえ懐疑的な人なので、

 まして幽霊のような確証の持てないものが

 この世に現れるなんて、頭から信じていなかったので

 驚きは凄すぎて・・

 

 

 しかも、夜遅くのことで、気持ちがしっかり

 萎えてしまい・・

 朝になっても全然、意欲がなくなり・・(~_~;)

 為にアップを見送ったのですが・・

 

 

 この災禍と神話の論者沖田瑞穂(和光大学教授)さんの

 言葉によれば

 怪談は現代の神話としての役割を持つものだと思う

 と言われています。

 

 

 ところが・・翌16日の同じく日経の夕刊のコラムの

 明日への話題

 不思議なことに、同じような文献がアップされていた

 のです・・偶然なのかどうかは分かりませんが・・

 これまた、驚きでした。

 

 

 明日に続く・・

 

 

 

 参考文献 日経新聞夕刊 24.5.15  24.5.16

            災禍と神話 明日への話題

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      古都のブログ小説 京の鐘979

 

 

 

「では少しだけ」

 志乃が小夜の忠告を遮って、女の示す部屋へ足を踏み

 入れた。

 

 

 

 老女の独特の匂いが鼻についたが、ぐっと息を呑み、

 ベッドに寝た切りらしい白髪の老婆の前に

 進み出た。

 

 

 

 すると骨と皮だけの細い腕を伸ばし、掌を開き、志乃の

 手を取るようにして

「神様が来た・・神様が・・」

 力のない声で囁いた。

 

 

 

「何をまた、寝ぼけたことを言って・・この人は、もう、

 耄碌していて、何をいってんだか」

 女が老婆の口を遮った。

 

 

 

「お元気そうで、何よりです」

「また、調子のよいことを言って・・」

「ごめんなさい。そのことしか思いつかなくて・・」

 志乃が小さく首を折った。

 

 

 

「まっいいよ。入ってくれただけで、充分なんだよ。

 神様にさ・・」

 女は口元を歪めた。

 

 

 

「神様が来た・・神様が・・」

 老婆が両手を合わせ、口の中で同じ言葉を繰り返して

 いた。

 

 

 

「神様だなんて、とんでも無いことです」

 小声で囁き返したが、志乃はなぜだか、これを強く否定

 できなかった。

 

 

 

 老婆の目に熱いものがあふれ出て、頬を濡らした。

 

 

 

 女が素早く、薄汚れたハンカチで、目元のものをふき

 取った。

 

 

 

「神様が来てくれた・・神様が・・」

「うるさいんだよ。この人は、何が何だか分かんないんだ

 よ。勘弁しておくれな。訳が分かんないだからさ」

 女が無理に笑って話を止め、もういいからと言って、

 廊下へ手を向けた。

 

 

 

「姫ちゃん、皆さんが待っています。早くセンターへ

 お帰りを・・」

 小夜がタイミング良く、挿し口を入れ、志乃がこれを

 受け、老婆の手を取り、何度か、優しく撫でると、

 また、老婆の目が赤く染まり、これを機に、

 志乃も小夜に従って、廊下に出た。

 

 

 

「悪かったね。あんた、ありがとうよ」

 女の声が弾んでいるように志乃には聞こえた。

 

 

 

 待ち構えていた、秋山や穂香らと共に、急ぎ、

 ナース・センターへ向かった。

 

 

 

 あとから追いかけて来た小夜がミカンを、いくつか

 持って戻って来て

「あの人、案外、いい人かもね」

 と、言って涙ぐんだ。

 

 

 

「小夜ちゃんて、頭がいいだけでなく、性格もまた、

 最高だね」

 穂香が遠慮なく宣言し、奈菜らを笑わせた。

 

 

 

 センターには担当医が戻って来ていたが、小さな騒ぎは

 未だ続いていた。

 

 

      古都の徒然 怖すぎる怪談はなしの・・

 

 

 本当は少し込み入った小難しいテーマにした論文を

 書き上げたいとの思いがありましたが、

 どうにも、切な過ぎて、諦めました"(-""-)"。

 

 

 では、どうしようかと考えてみると、毒にも薬にも

 ならない

 事ばかりが脳裏を過り・・

 

 

 と、言うのも、体調不良も重なって・・今朝から

 熱は無いのに、意味もなく・・水がたらたら溢れ出て

 来て・・

 どうも厄介な花粉症がまた復活してきたようで・・(-_-)

 

 

 昨日はお天気が良いので、のんびり散策を楽しんで

 きたのが悪かったのか・・

 

 

 それと、睡眠時間が安定せず、

 いつもより、早く眠りについているのに、1時間もすると

 目が覚める

 これを何度も繰り返し、3時頃になると、

 もう寝ることは諦めると・・6時ころまで

 眠れず、

 今はそれの延長で、未だ頭がぼーっとしていて・・

 

 

 ぼーっとしているのはいつものことと、言わないでね。

 本当だから、余計に心傷つくから・・ね

 

 

 今頃、なぜに可笑しな睡眠になったのか

 少し分かりかけました。

 

 

 実は現実的な怪談話を昨夜、読んだのが‥( ;∀;)

 

 

 それも、物凄い現実的なもので・・

 震災後に起きた悲しい体験話に目に止まったからで、

 あまりの凄惨さに・・怖くて書く勇気が

 出て来ません・・ゴメン。

 

 

 また、元気になったら、続きをと思うだけで・・

 ダメかも知れません・・(-。-)y-゜゜゜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      古都のブログ小説 京の鐘978

 

 

 

「では少しだけ」

 志乃が小夜の忠告を遮って、女の示す部屋へ足を踏み

 入れた。

 

 

 

 老女の独特の匂いが鼻についたが、ぐっと息を呑み、

 ベッドに寝た切りらしい白髪の老婆の前に

 進み出た。

 

 

 

 すると骨と皮だけの細い腕を伸ばし、掌を開き、志乃の

 手を取るようにして

「神様が来た・・神様が・・」

 力のない声で囁いた。

 

 

 

「何をまた、寝ぼけたことを言って・・この人は、もう、

 耄碌していて、何をいってんだか」

 女が老婆の口を遮った。

 

 

 

「お元気そうで、何よりです」

「また、調子のよいことを言って・・」

「ごめんなさい。そのことしか思いつかなくて・・」

 志乃が小さく首を折った。

 

 

 

「まっいいよ。入ってくれただけで、充分なんだよ。

 神様にさ・・」

 女は口元を歪めた。

 

 

 

「神様が来た・・神様が・・」

 老婆が両手を合わせ、口の中で同じ言葉を繰り返して

 いた。

 

 

 

「神様だなんて、とんでも無いことです」

 小声で囁き返したが、志乃はなぜだか、これを強く

 否定できなかった。

 

 

 

 老婆の目に熱いものがあふれ出て、頬を濡らした。

 

 

 

 女が素早く、薄汚れたハンカチで、目元のものをふき

 取った。

 

 

 

「神様が来てくれた・・神様が・・」

「うるさいんだよ。この人は何が何だか分かんないんだよ。 

 勘弁しておくれな。訳が分かんないだからさ」

 

 

 

 女が無理に笑って話を止め、もういいからと言って、

 廊下へ手を向けた。

 

 

 

「姫ちゃん、皆さんが待っています。早くセンターへ

 お帰りを・・」

 小夜がタイミング良く、挿し口を入れ、志乃がこれを

 受け、老婆の手を取り、何度か、優しく撫でると、

 また、老婆の目が赤く染まり、これを機に、

 志乃も小夜に従って、廊下に出た。

 

 

 

「悪かったね。あんた、ありがとうよ」

 女の声が弾んでいるように志乃には聞こえた。

 

 

 

 待ち構えていた、秋山や穂香らと共に、急ぎ、

 ナース・センターへ向かった。

 

 

 

 あとから追いかけて来た小夜がミカンを、いくつか

 持って戻って来て

「あの人、案外、いい人かもね」

 と、言って涙ぐんだ。

 

 

 

「小夜ちゃんて、頭がいいだけでなく、性格もまた、

 最高だね」

 穂香が遠慮なく宣言し、奈菜らを笑わせた。

 

 

 

 センターには担当医が戻って来ていたが、小さな騒ぎは

 未だ続いていた。

 

 

      古都の徒然 大河と源氏物語の(笑)

 

 

 

 今年の大河ドラマは、またも低視聴率に喘いでいますが

 それも当然と思われるのは

 視聴者はスタート時には源氏物語の映像化かと勘違い

 された可能性が高かったのではとも・・

 

 

 紛らわしい感じのする作品なので、まさか、作者の

 紫式部の生涯を描いているとは・・と

 

 

 さらに、違和感が抱かれたのは紫式部の名前を

 まほろと名付けたのも、

 それ、誰だ・・との思いを抱かせたのではと・・

 

 

 抑々、あの時代は女の人が名前を明かすことなどは

 厳禁の話で、

 それでは嫁にいけないと言われるほど、

 隠されていたもので・・

 紫式部の本名は永遠に不明なのです。

 

 

 なので、藤原道綱の母とか・・の娘のような形で

 しか表せなかったのです‥(笑)

 

 

 あの まひろ と言う名はNHKさんが名付けたもので、

 千年昔の紫式部が聴いたら、さぞかし、 

 仰天するでしょうね(*^-^*)

 

 

 更に、

 現在進行中のまひろの周りに起きる数々の出来事も

 本物もあれば‥?うんと思われるものもありで・・

 

 

 中でも,見たくない聞きたくないものばかりが映像化され

 見ているのも、辛すぎて・・

 

 

 あまりの強欲な姿を見せる貴族の蛮行には呆れ果てて

 しまっても仕方がないことでしょうね。

 

 

 なんだか、平安時代と言う、名前まで薄汚れて聞こえ、

 私はつくづく嫌な作品だなーってしまい・・。

 

 

 私が企画するなら、絶対、源氏物語をそのまんま映像化

 しますね。

 

 

 その昔、私が朗読劇団を主宰していた頃、

 あの源氏物語の中でも、わりと好きな 夕顔 を脚本化

 して口演したことがあります!(^^)!。

 

 

 上演後、観客の中で、興味のある方がブースや

 お座敷での口演の時はその場で、参加してもらって、

 俳優とナレータ―と一緒に、

 好きな役を演じ、楽しいひと時を過ごしたもので‥

 (#^^#)

 

 

 劇団の中で、ただ一人の男性俳優が私なので・・(笑)

 当然、私が光源氏を演じて・・(#^^#)

 

 

 いやーっ、かっこいい役は予期した以上に受けて(笑)

 嬉しかったですね。

 

 

 その後も、

 私は作者で演出も兼ねているのを良いことに

 いつも、いい男役を独り占めにして、満足・満足の日々を

 過ごしていたもので・・!(^^)!

 

 

 これでも、追いかけフアンもいたのですよん(笑)

 勘違いでは決してありません!

 念の為・・!(^^)!

 

 

 そうした好演で舞い上がり、ついには幕末、京の都で

 太刀を振るった新選組の沖田総司を演じ、

 大いに得しました‥(#^^#)

 

 

 二枚目役って、いいものですよん(笑)

 

 

 因みに私の劇団は京都文化芸術会館での出演や

   あの清水の舞台でも立ったのですから・・

 どんなもんだい!

 

 

 話が、すかり自我自賛一筋で終わりますが、くれぐれも、

 悪しからず・・(__)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               古都のブログ小説 京の鐘978 

 

 

 

 「では少しだけ」

 志乃が小夜の忠告を遮って、女の示す部屋へ足を踏み

   入れた。

 

 

 

 老女の独特の匂いが鼻についたが、ぐっと息を呑み、

   ベッドに寝た切りらしい白髪の老婆の前に

   進み出た。

 

 

 

 すると骨と皮だけの細い腕を伸ばし、掌を開き、志乃の手を取るようにして

「神様が来た・・神様が・・」

 力のない声で囁いた。

「何をまた、寝ぼけたことを言って・・この人は、もう、

   耄碌していて、何をいってんだか」

 女が老婆の口を遮った。

 

 

 

「お元気そうで、何よりです」

「また、調子のよいことを言って・・」

「ごめんなさい。そのことしか思いつかなくて・・」

 志乃が小さく首を折った。

 

 

 

「まっいいよ。入ってくれただけで、充分なんだよ。

   神様にさ・・」

 女は口元を歪めた。

 

 

 

「神様が来た・・神様が・・」

 老婆が両手を合わせ、口の中で同じ言葉を繰り返して

 いた。

 

 

 

「神様だなんて、とんでも無いことです」

 小声で囁き返したが、志乃はなぜだか、これを強く

 否定できなかった。

 

 

 

 老婆の目に熱いものがあふれ出て、頬を濡らした。

 

 

 

 女が素早く、薄汚れたハンカチで、目元のものをふき

 取った。

 

 

 

「神様が来てくれた・・神様が・・」

「うるさいんだよ。この人は何が何だか分かんないんだよ。

 勘弁しておくれな。訳が分かんないだからさ」

 

 

 

 女が無理に笑って話を止め、もういいからと言って、

 廊下へ手を向けた。

 

 

 

「姫ちゃん、皆さんが待っています。早くセンターへ

 お帰りを・・」

 小夜がタイミング良く、挿し口を入れ、志乃がこれを

 受け、老婆の手を取り、何度か、優しく撫でると、

 また、老婆の目が赤く染まり、これを機に、

 志乃も小夜に従って、廊下に出た。

 

 

 

「悪かったね。あんた、ありがとうよ」

 女の声が弾んでいるように志乃には聞こえた。

 

 

 

 待ち構えていた、秋山や穂香らと共に、急ぎ、

 ナース・センターへ向かった。

 

 

 

 あとから追いかけて来た小夜がミカンを、いくつか

 持って戻って来て

「あの人、案外、いい人かもね」

 と、言って涙ぐんだ。

 

 

 

「小夜ちゃんて、頭がいいだけでなく性格もまた、最高だ」

 穂香が遠慮なく宣言し、奈菜らを笑わせた。

 

 

 

 センターには担当医が戻って来ていたが、小さな騒ぎは

 未だ続いていた。

 

 

      古都の徒然  言論の自由妨害に喝!

 

 

    先月行われた国政選挙で

  特定の候補者の演説中に大音量で他陣営の候補者の

  選挙運動妨害の疑いで、警視庁は同事務所を家宅捜査

  しました。

 

  

  この事案について、私も何度か記事を書きましたが、

  彼らの

  選挙運動の妨害行為がついに司法の場で争われること

  になりました(#^^#)。

 

 

  とにかく、選挙における言論の自由は守られますが

  それが相手の演説を妨害する行為であるなら

  選挙違反として、

  家宅捜索されても当然のことなのです。

 

 

  それにしても、

  今回の警視庁の動きの鈍さが気になります。

 

 

  あれほど明確に選挙妨害をしている行為を

  現行犯として、

  何故、即座に逮捕できなかったのかとの疑問が・・(__)

 

 

  まっ、それでも、選挙期間中に、家宅捜査等をすると、

  それ事態を違法とする反発が

  出るのを抑えたものかと思われますが・・

 

 

  厄介なのは、この、つばさ党でも、すでに地方議員が

  誕生していて、国民の一部に同意があったことも

  原因かも知れませんね。

 

 

  このような違法行為が一部でも認められる社会では

  公平な選挙が

  期待できなくなるのが口惜しいですね。

 

 

 それにしても、彼らが何を目的にしているのか・・

 それが問題で、

 彼らの攻撃対象が主に野党系に偏っているのが、彼らの

 立ち位置かと思います。

 

 

 今一つは手に持っているプカードに、売国奴の大文字が

 目につくことです。

 

 

 これは過激的な右翼の姿が透いて見えます。

 

 軍国主義時代から、こうした派手なイメージ戦略は

 有ったのですが、

 今頃、死後になっていた言葉が

 選挙期間中に姿を見せ始めると我が国の将来が危惧され

 ます。

 

 

 嫌な時代になりましたね。

 

 

 平和になると、いつも、反社会的なものが芽を出してくる

 パターンは何とか無くさないと・・

 不幸なことになるので、気をつけないといけませんね。

 

 

 私は仕事の関係で皇室のほとんどの宮家まで取材した

 経験があるので、そういう意味では

 どなたも、とても素敵な方ばかりで、すっかり・・フアン

 になったものです。

 

 

 余談で恐れ入りますが

 私は退職後も、とある場所で、お姿を拝見し、

 お声をかけて頂き、感激した

 思い出もあります。

 

 

 なので、私は今の制度が好きで、

 こうした歴史的で民主的な関係は崩さないで欲しいとの

 思いがあります・・(#^^#)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      古都のブログ小説 京の鐘977

 

 

 皆で、昼を会社で一緒に取ったあと、全員で病院へ戻り、

 玄関口の廊下に姿を見せると同時に、ナースセンターの

 入り口付近から、甲高い歓声が上がった。

 

 

 

 志乃たちの車を廊下の窓から見ていたらしく、

 まさに電光石火の早業であった。

 

 

 

 ぎょっとした秋山以下、全員が身を固くすると、

 一拍置いて、ナースセンターから何人からのナースが

 転がるようにして、飛び出して来た。

 

 

 

 あまりの歓声と騒々しさに、廊下沿いに並んでいる

 個室のドアが次々と開けられ、志乃たち一行を目にする

 と、付き添いの家族らが部屋をとび出して来て、

 盛んに手を振った。

 

 

 

 誰もが志乃たちの舞う様子をテレビで見ていたのだ。

 それにしても、

 ICU室担当のナースセンターの看護師とは思えない、

 はしゃぎように秋山らの足が一瞬止まったが、

 後ろから急かされるように、

 足並みを乱し、廊下を足早に歩き始めた。 

 

 

 

 秋山は志乃を急かせぬように、のんびりとした足取りで

 磨かれた廊下を進んだ。

 

 

 

 ナースセンタ付近で、もみくちゃになりながら穂香らの

 はしゃぐ様子に微笑を漏らす志乃に

「君の舞を見ていたようだね」

「うちだけで、のうて・・」

 と言って、口ごもる志乃を見て、秋山はいじらしくて、

 たまらくなり、気が付けば、志乃の肩を引き、 

 軽く抱き寄せていた。

 

 

 

 志乃が少し赤ら顔で、秋山の肩に頬を寄せた。

 小首を少し捩じり、秋山の顔を見上げた。

 遠くから、何か悲鳴のような歓声が上がった。

 

 

 一瞬、見られたか・・と秋山が、ぼそっと口にしたが、

 格別、悪いことをした様子も見せず、相変わらず、

 ゆっくりと歩き始めた。

 

 

 

 穂香が駆け戻って来て

「センターでも、回診当番を覗いて、全員がテレビに

 釘づけになっていたようですよ」

 息を切って早口に巻くし立てた。

 

 

 

 病室からも人が出ていて、大丈夫なのかな」

 秋山の問いに答え

「どの部屋でも、うちらのテレビを見ていたようで、

 舞い終えた時は、悲鳴と泣き声が上がったみたい」

 穂香の興奮した話し方に、

 微笑みで返す志乃の目に円らなものが膨らんでいた。

 

 

 

 穂香の頬も熱いものがしたたり落ち始めた。

 

 

 

 志乃を抱きしめていた秋山が珍しく肩に乗せた片手を

 放そうとはしなかった。

 

 

 

 ナース達からも、早く来るよう急かす声が跳んでいた。

 

 

 

 ICUへの廊下が人々で溢れだす様子が目に入ると、

 志乃も秋山へ無言で、立っていないで、行こう」

 との目が語っていた。

 

 

 

 秋山もこれに応え、ゆっくりと歩を進めた。

 

 

 

 駆け戻って来た奈菜や小夜が口々に志乃の舞の評判の

 良さを捲し立てた。

 

 

 

 秋山と志乃は互いに目を見つめ合った後、

「とりあえず、入院している部屋へ戻ろう」

 無言で、肯く志乃の背に手を添えて、皆の後に続いた。

 

 

 

 途中、一つの病室から顔を覗かせていた中年の女が

 志乃に声をかけた。

 

 

 

「あんた、可愛かったよ。うちの婆さんがさ、

 会いたがってるんだけど、構わないかえ」

 随分と蓮っ葉な言葉で志乃を誘った。

 

 

 

 咄嗟に、小夜が戻って来て悪いけど、

 「うちの姫様は舞い疲れで大変なの、またにして」 

 めっぽう江戸前のきっぷの良い言葉で切り返した。

 

 

     古都の徒然 朝ドラ 虎に翼の一考察・・

 

 

 昨日までの朝ドラの好調な流れに惹き込まれ、毎回、

 心の中で喝采を上げていたもので・・(#^^#)。

 

 

 好調の一番の原因は

 物語展開の旨さで、途切れが無いことで視聴者の気持ちを

 しっかりつかんでいることで、 

 それには脚本の仕上がりの良さにあるかと・・。

 

 

 視聴率も、ずっとトップなのも肯けます。   

 

 

 何しろ登場人物が多彩で、誰か一人に焦点が当たっても

 中心にはヒロインが軸となって話を回すので

 分かりやすく、更に、

 学友の誰かが何かのアクションをつけるので、

 これが次から次へと大きな転換を導き、観る方も油断

 出来ず、

 制作側の狙いがピタリと当たっているだけに憎いくらしい 

 ほどで・・。

 

 

 先週は始めに、朝鮮からの留学生のハ・ヨンスが突然、

 帰国するため、

 これを楽しく送ろうと、海に行き、

 和やかな、ひと時を共有する運びに・・・

 仲間たちが全員揃って出演し、

 物語に厚みさえ醸し出しているのも愛嬌でしたね(*^-^*)

 

 

 更に、桜川男爵家の涼子の父が芸者と駆け落ちし、

 この為、

 家を存続するために、涼子が男爵家から婿さんを招く

 ことで、

 涼子は高等試験の受験を諦めることになるのだが・・

 これには見ていても、胸が詰まりました。

 

 

 あの時代には華族という階級があり・・

 

 私の小学校から高校まで親友であった同級生が

 華族様の血縁のある子で

 何となく、その昔を偲ばせるものがありましたが、 

 戦後,

 いきなり華族制が廃止されたため、気の毒な環境では

 ありましたが・・。

 

 

 更に悲劇が続き、大庭桜子もまた、父が破産して家を出て

 残された桜子は

 三男の男の子と二人で暮らすことになり・・

 ラストカットが海辺で、この子と二人、

 海を見つめるシーンがまさか、自殺するのではと・・

 思いましたが来週の予告になく、

 ほっと安堵したもので、本当に波乱万丈の物語には

 ハラハラされ続けられ、まりました(#^^#)

 

 

 来週こそ、

 幸せなシーンばかりであった欲しいものですね!(^^)!

 

 

 このところ、朝ドラが好調なのが楽しみで(#^^#)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   古都のブログ小説 京の鐘977

 

 

   皆で、昼を会社で一緒に取ったあと、全員で病院へ戻り、

   玄関口の廊下に姿を見せると同時に、

   ナースセンターの入り口付近から、甲高い歓声が

   上がった。

 

 

 

   志乃たちの車を廊下の窓から見ていたらしく、

   まさに電光石火の早業であった。

 

 

 

 ぎょっとした秋山以下、全員が身を固くすると、

   一拍置いて、ナースセンターから何人からのナースが

   転がるようにして、飛び出して来た。

 

 

 

 あまりの歓声と騒々しさに、廊下沿いに並んでいる

   個室のドアが次々と開けられ、

   志乃たち一行を目にすると、付き添いの家族らが部屋を

   とび出して来て、盛んに手を振った。

 

 

 

 誰が志乃たちの舞う様子をテレビで見ていたのだ。

 

 

 

 それにしても、ICU室担当のナースセンターの看護師とは

    思えない、

 はしゃぎように秋山らの足が一瞬止まったが

   後ろから急かされるように、足並みを乱し、

 廊下を足早に歩き始めた。 

 

 

 

 秋山は志乃を急かせぬように、のんびりとした足取りで

 磨かれた廊下を進んだ。

 

 

 

 ナースセンタ付近で、もみくちゃになりながら穂香らの

 はしゃぐ様子に微笑を漏らす志乃に

「君の舞を見ていたようだね」

「うちだけで、のうて・・」

 と言って、口ごもる志乃を見て、秋山はいじらしくて、

 たまらくなり、気が付けば、志乃の肩を引き、 

 軽く抱き寄せていた。

 

 

 

 志乃が少し赤ら顔で、秋山の肩に頬を寄せた。

 小首を少し捩じり、秋山の顔を見上げた。

 遠くから、何か悲鳴のような歓声が上がった。

 

 

 

 一瞬、見られたか・・と秋山が、ぼそっと口にしたが、

 格別、悪いことをした様子も見せず、相変わらず、

 ゆっくりと歩き始めた。

 

 

 

 穂香が駆け戻って来て

「センターでも、回診当番を覗いて、全員がテレビに釘づけ

 になっていたようですよ」

 息を切って早口に巻くし立てた。

 

 

 

 病室からも人が出ていて、大丈夫なのかな」

 秋山の問いに答え

「どの部屋でも、うちらのテレビを見ていたようで、

 舞い終えた時は、悲鳴と泣き声が上がったみたい」

 穂香の興奮した話し方に、

 微笑みで返す志乃の目に円らなものが膨らんでいた。

 

 

 

 穂香の頬も熱いものがしたたり落ち始めた。

 

 

 

 志乃を抱きしめていた秋山が珍しく肩に乗せた片手を

 放そうとはしなかった。

 

 

 

 ナース達からも、早く来るよう急かす声が跳んでいた。

 

 

 

 ICUへの廊下が人々で溢れだす様子が目に入ると、

 志乃も秋山へ無言で、立っていないで、行こう」

 との目が語っていた。

 

 

 

 秋山もこれに応え、ゆっくりと歩を進めた。

 

 

 

 駆け戻って来た奈菜や小夜が口々に志乃の舞の評判の

 良さを捲し立てた。

 

 

 

 秋山と志乃は互いに目を見つめ合った後、

「とりあえず、入院している部屋へ戻ろう」

 無言で、肯く志乃の背に手を添えて、皆の後に続いた。

 

 

 

 途中、一つの病室から顔を覗かせていた中年の女が

 志乃に声をかけた。

 

 

 

「あんた、可愛かったよ。うちの婆さんがさ、

 会いたがってるんだけど、構わないかえ」

 随分と蓮っ葉な言葉で志乃を誘った。

 

 

 

 咄嗟に、小夜が戻って来て悪いけど、うちの姫様は舞い

 疲れで大変なの、またにして」 

 めっぽう江戸前のきっぷの良い言葉で切り返した。

 

 

      古都の徒然 酷いパソコン"(-""-)"

 

 

 この欄には記事を書いていたはずなのに、まったく記事が

 無いことに今頃気づき、

 残念・無念の一言です。

 

 

 何故、このパソコンは何度もこんなことが起きるのか

 もう、何も信頼できません。

 

 

 この馬鹿パソは文字も酷いもので・・と書くと

 漢字では 日土井と 出て来るのです"(-""-)"

 

 

 私はパソコンは90年に買ってから、これまで9台

 買って来ましたが、

 どのパソにも無い最低最悪のパソになり・・東芝は

 それまでは私は日本で一番優れた・・ものだと信じて

 いたので

 店が進めるものを断り、笠った‥これは買ったと

 書いているのに・・"(-""-)"

 

 

 それでも今まで我慢をして来ましたが、11げつに歯

 これは11月には・・が正しいのに・・

 

 11月に新しいものを買うつもりです。

 

 三ねん立つので 正しく歯・・

 もう書くのが嫌になました。

 

  

 今夜はこれで、やめますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

     

     古都のブログ小説 京の鐘977

 

 

 

 皆で、昼を会社で一緒に取ったあと、全員で病院へ戻り、 

 玄関口の廊下に姿を見せると同時に、

 ナースセンターの入り口付近から、甲高い歓声が

 上がった。

 

 

 

 志乃たちの車を廊下の窓から見ていたらしく、

 まさに電光石火の早業であった。

 

 

 

 ぎょっとした秋山以下、全員が身を固くすると、

 一拍置いて、ナースセンターから何人からのナースが

 転がるようにして、飛び出して来た。

 

 

 

 あまりの歓声と騒々しさに、廊下沿いに並んでいる

 個室のドアが次々と開けられ、

 志乃たち一行を目にすると、付き添いの家族らが部屋を

 とび出して来て、盛んに手を振った。

 

 

 

 誰もが志乃たちの舞う様子をテレビで見ていたのだ。

 

 

 

 それにしても、ICU室担当のナースセンターの看護師

 とは思えない、はしゃぎように

 秋山らの足が

 一瞬止まったが、後ろから急かされるように、足並みを

 乱し、廊下を足早に歩き始めた。 

 

 

 

 秋山は志乃を急かせぬように、のんびりとした足取りで

 磨かれた廊下を進んだ。

 

 

 

 ナースセンタ付近で、もみくちゃになりながら穂香らの

 はしゃぐ様子に微笑を漏らす志乃に

「君の舞を見ていたようだね」

「うちだけで、のうて・・」

 と言って、口ごもる志乃を見て、秋山は意地らしくて、

 たまらくなり、気が付けば、志乃の肩を引き、 

 軽く抱き寄せていた。

 

 

 

 志乃が少し赤ら顔で、秋山の肩に頬を寄せた。

 小首を少し捩じり、秋山の顔を見上げた。

 遠くから、何か悲鳴のような歓声が上がった。

 

 

 

 一瞬、見られたか・・と秋山が、ぼそっと口にしたが、

 格別、悪いことをした様子も見せず、相変わらず、

 ゆっくりと歩き始めた。

 

 

 

 穂香が駆け戻って来て

「センターでも、回診当番を覗いて、全員がテレビに釘づけ 

 になっていたようですよ」

 息を切って早口に巻くし立てた。

 

 

 

 病室からも人が出ていて、大丈夫なのかな」

 秋山の問いに答え

「どの部屋でも、うちらのテレビを見ていたようで、

 舞い終えた時は、悲鳴と泣き声が上がったみたい」

 穂香の興奮した話し方に、微笑みで返す志乃の目に

 円らなものが膨らんでいた。

 

 

 

 穂香の頬も熱いものがしたたり落ち始めた。

 

 

 

 志乃を抱きしめていた秋山が珍しく肩に乗せた片手を

 放そうとはしなかった。

 

 

 

 ナース達からも、早く来るよう急かす声が跳んでいた。

 

 

 

 ICUへの廊下が人々で溢れだす様子が目に入ると、

 志乃も秋山へ無言で、立っていないで、行こう」

 との目が語っていた。

 

 

 

 秋山もこれに応え、ゆっくりと歩を進めた。

 

 

 

 駆け戻って来た奈菜や小夜が口々に志乃の舞の評判の

 良さを捲し立てた。

 

 

 

 秋山と志乃は互いに目を見つめ合った後、

「とりあえず、入院している部屋へ戻ろう」

 無言で、肯く志乃の背に手を添えて、皆の後に続いた。

 

 

 

 途中、一つの病室から顔を覗かせていた中年の女が

 志乃に声をかけた。

 

 

 

「あんた、可愛かったよ。うちの婆さんがさ、

 会いたがってるんだけど、構わないかえ」

 随分と蓮っ葉な言葉で志乃を誘った。

 

 

 

 咄嗟に、小夜が戻って来て悪いけど、うちの姫様は

 舞い疲れで大変なの、またにして」 

 めっぽう江戸前のきっぷの良い言葉で切り返した。

 

 

      古都の徒然  万歩計・・(-_-)

 

 

    実は先日、一日で8000歩、歩いたのですが 翌日から

 一気に体調不良に陥り‥(~_~;)

 

 

 そしたら、今日は朝から体のあちこちから悲鳴が上がって

 いて・・・もうぅぅ

 

 

 世の中には凄い方もいて、東京のある方の父上80歳が

 なんと1 日、12000歩も歩くとか、

 しかも、

 憎らしいのは彼女までが毎日、10000歩も歩いていると

 ほざきやがる・・うっ( ;∀;)。

 

 

 何て奴らだ!

 

 

  都民がそんなに毎日、歩いているとは知らなかった!

 デモ、ホンマかな・・??

 

 

  今朝は悔しく、情けなく、迎えた こんにゃろから

 始まったのである。 

 

 

 お天気が良いのに、

 昼までベッドから空を見上げているなんて情けない(*'ω'*)

 

 

 

 

 

 

      古都のブログ小説 京の鐘977

 

 

 

 皆で、昼を会社で一緒に取ったあと、全員で病院へ戻り、 

 玄関口の廊下に姿を見せると同時に、

 ナースセンターの入り口付近から、甲高い歓声が

 上がった。

 

 

 

 志乃たちの車を廊下の窓から見ていたらしく、

 まさに電光石火の早業であった。

 

 

 

 ぎょっとした秋山以下、全員が身を固くすると、

 一拍置いて、ナースセンターから何人からのナースが

 転がるようにして、飛び出して来た。

 

 

 

 あまりの歓声と騒々しさに、廊下沿いに並んでいる

 個室のドアが次々と開けられ、

 志乃たち一行を目にすると、付き添いの家族らが部屋を

 とび出して来て、盛んに手を振った。

 

 

 

 誰が志乃たちの舞う様子をテレビで見ていたのだ。

 

 

 

 それにしても、ICU室担当のナースセンターの看護師

 とは思えない、

 はしゃぎように秋山らの足が一瞬止まったが、

 後ろから急かされるように、

 足並みを乱し、廊下を足早に歩き始めた。 

 

 

 

 秋山は志乃を急かせぬように、のんびりとした足取りで

 磨かれた廊下を進んだ。

 

 

 

 ナースセンタ付近で、もみくちゃになりながら穂香らの

 はしゃぐ様子に微笑を漏らす志乃に

「君の舞を見ていたようだね」

「うちだけで、のうて・・」

 と言って、口ごもる志乃を見て、秋山はいじらしくて、

 たまらくなり、気が付けば、志乃の肩を引き、 

 軽く抱き寄せていた。

 

 

 

 志乃が少し赤ら顔で、秋山の肩に頬を寄せた。

 小首を少し捩じり、秋山の顔を見上げた。

 遠くから、何か悲鳴のような歓声が上がった。

 

 

 

 一瞬、見られたか・・と秋山が、ぼそっと口にしたが、

 格別、悪いことをした様子も見せず、相変わらず、

 ゆっくりと歩き始めた。

 

 

 

 穂香が駆け戻って来て

「センターでも、回診当番を覗いて、全員がテレビに釘づけ

 になっていたようですよ」

 息を切って早口に巻くし立てた。

 

 

 

 病室からも人が出ていて、大丈夫なのかな」

 秋山の問いに答え

「どの部屋でも、うちらのテレビを見ていたようで、

 舞い終えた時は、悲鳴と泣き声が上がったみたい」

 

 

 

 穂香の興奮した話し方に、微笑みで返す志乃の目に円らな

 ものが膨らんでいた。

 

 

 

 穂香の頬も熱いものがしたたり落ち始めた。

 

 

 

 志乃を抱きしめていた秋山が珍しく肩に乗せた片手を

 放そうとはしなかった。

 

 

 

 ナース達からも、早く来るよう急かす声が跳んでいた。

 

 

 

 ICUへの廊下が人々で溢れだす様子が目に入ると、

 志乃も秋山へ無言で、立っていないで、行こう」

 との目が語っていた。

 

 

 

 秋山もこれに応え、ゆっくりと歩を進めた。

 

 

 

 駆け戻って来た奈菜や小夜が口々に志乃の舞の評判の

 良さを捲し立てた。

 

 

 

 秋山と志乃は互いに目を見つめ合った後、

「とりあえず、入院している部屋へ戻ろう」

 無言で、肯く志乃の背に手を添えて、皆の後に続いた。

 

 

 

 途中、一つの病室から顔を覗かせていた中年の女が

 志乃に声をかけた。

 

 

 

「あんた、可愛かったよ。うちの婆さんがさ、会いたがって

 るんだけど、構わないかえ」

 随分と蓮っ葉な言葉で志乃を誘った。

 

 

 

 咄嗟に、小夜が戻って来て悪いけど、うちの姫様は

 舞い疲れで大変なの、またにして」 

 めっぽう江戸前のきっぷの良い言葉で切り返した。

 

 

      古都の徒然 日航機 御巣鷹山に・・

 

 

  昨夜、前日に撮ったビデオで1985年の8月に起きた

 日航機が御巣鷹山に激突して500人以上の死者を

 出した大事件を

 報道の視点から描いた映画の力作を久しぶりに見直し

 ました。

 

 

 それにしても、豪華なキャストがずらりと並ぶ、

 大作に相応しい役者の陣立てで、

 迫力ある台詞の乱発にも、緊急時らしい迫力あるものが

 感じられ、

 納得できるシーンも沢山ありました(#^^#)

 

 

 それにしても、本当に亡くなった方の遺書を使っての

 台詞にはドラマであっても、

 思わず涙腺が壊れそうになり・・・実に困りました。

 

 

 そして、

 残された奥さんや、お子さんらは今どうしておられる

 のかちょっと知りたくなったりして‥(*'ω'*)

 

 

 私は以前から何度も書いているのですが、

 元々、高所恐怖症であることをご存じかと思いますが

 あの事故があってから、益々飛行機が嫌いになり・・

 

 

 特に取材で泣く々出かける時は

 日航機は絶対ダメと庶務に強く申し入れしても、

 全日空のチケットは絶対、取れず、毎回日航に乗ること

 になり・・・( 一一)

 

 

 なにしろ、

 毎回、遺書を書いていた部長もいましたから(笑)

 

 

 そりゃ、そうですよね。

 あんな大事故を起こした会社の飛行機は暫くは  

 乗れませんよね。

 

 

 抑々、

 私は人間が空を飛んではいけないものと思うのです。

 

 

 神様が空を飛ぶのは鳥だけのものと・・

 

 

 それを怖さを知らない人間が、空なんか飛んでいれば

 いつかは事故に巻き込まれても??・・(*´Д`)

 

 

 なので、私は今まで海外旅行は例え取材旅行でも絶対

 行きませんでしたから‥(笑)

 

 

 単に怖がりであるだけ、なのですが・・(~_~;)

 

 

 為に、旅費はただで、良いホテルには入れて、仕事だか

 遊びか分かんない取材旅行に一度も行かなかったので

 少し・・かも知れませんね(笑)