更新原稿

      古都のブログ小説 京の鐘977

 

 

 皆で、お昼を会社で一緒に取ったあと、

 全員で病院へ戻り、玄関口の廊下に姿を見せると同時に、

 ナースセンターの入り口付近から、

 甲高い歓声が上がった。

 

 

 

 志乃たちの車を廊下の窓から見ていたらしく、

 まさに電光石火の早業であった。

 

 

 

 ぎょっとした秋山以下、全員が身を固くすると、

 一拍置いて、ナースセンターから何人からのナースが

 転がるようにして、飛び出して来た。

 

 

 

 あまりの歓声と騒々しさに、廊下沿いに並んでいる

 個室のドアが次々と開けられ、

 志乃たち一行を目にすると、付き添いの家族らが部屋を

 とび出して来て、盛んに手を振った。

 

 

 

 誰もが志乃たちの舞う様子をテレビで見ていたのだ。

 

 

 

 それにしても、

 ICU室担当のナースセンターの看護師とは思えない、

 はしゃぎように秋山らの足が一瞬止まったが、

 後ろから急かされるように、足並みを乱し、

 廊下を足早に歩き始めた。

 

 

 

 志乃と秋山は志乃を急かせぬようにのんびりとした

 足取りで磨かれた廊下を進んだ。

 

 

 

 ナースセンタ付近で、もみくちゃになりながら、

 笑いあう、様子に微笑を漏らす志乃に

「君の舞を見ていたようだね」

「うちだけで、のうて・・」

 と言って、口ごもる志乃を見て、秋山はいじらしくて

 たまらくなり、気が付けば志乃の肩を引き、

 軽く抱き寄せていた。

 

 

 

 志乃が少し赤ら顔で、秋山の肩に頬を寄せた。

 小首を少し捩じり、秋山の顔を見上げた。

 遠くから、何か悲鳴のような歓声が上がった。

 

 

 

 一瞬、見られたか・・と秋山が、ぼそっと口にしたが、

 格別、悪いことをした様子も見せず、相変わらず、

 ゆっくりと歩き始めた。

 

 

 

 穂香が駆け戻って来て

「センターでも、回診当番を覗いて、全員がテレビに

 釘づけになっていたようですよ」

 息を切って早口に巻くし立てた。

 

 

 

「病室からも人が出ていて、大丈夫なのかな」

 秋山の問いに答え

「どの部屋でも、うちらのテレビを見ていたようで、

 舞終えた時は、悲鳴と泣き声が上がった

 みたい」

 穂香の興奮した話し方に、微笑みで返す志乃の目に

 円らなものが膨らんでいた。

 

 

 

 穂香の頬も熱いものがしたたり落ち始めていた。

 

 

 

 志乃を抱きしめていた秋山が珍しく肩に乗せた片手を

 放そうとはしなかった。

 

 

 

 ナース達からも、早く来るよう急かす声が跳んでいた。

 

 

 

 ICUへの廊下が人々で溢れだす様子が目に入ると、

 志乃も秋山へ無言で、

「立っていないで、行こう」

 との目が語っていた。

 

 

 

 秋山もこれに応え、ゆっくりと歩を進めた。

 駆け戻って来た奈菜や小夜が口々に志乃の舞の評判の

 良さを捲し立てた。

 

 

 

 秋山と志乃は互いに目を見つめ合った後、

「とりあえず、入院している部屋へ戻ろう」

 無言で、肯く志乃の背に手を添えて、皆の後に続いた。

 

 

 

 途中、一つの病室から顔を覗かせていた中年の女が

 志乃に声をかけた。

 

 

 

「あんた、可愛かったよ。うちの婆さんがさ、会いたがって

 るんだけど、構わないかえ」

 随分と蓮っ葉な言葉で志乃を誘った。

 

 

 

 咄嗟に、小夜が戻って来て

「悪いけど、うちの姫様は舞い疲れで、大変なの、またに

 して」

 めっぽう江戸前のきっぷの良い言葉で切り返した。

 

 

    古都の徒然 ブログ小説 京の鐘の再開に・・

 

 

 お待たせしていたブログ小説・京の鐘を本日、

 再開致しましたが、御覧になられましたでしょうか、

 

 

 私も久しぶりの休暇でリフレッシュの効果があった気が

 しています。

 

 

 何より、

 自分の執筆している作品を読み返すことが出来て、

 意外にも身も心も軽くなり・・

 

 

 物書きにとって、

 無から有を生み出す喜びは想像以上のものがあります。

 

 

 ですが、最大の驚きは

 自分がこんなことを書いていたのかと、あらためて

 思い知らされることです。

 

 

 締め切りと勝負していた頃は、書き上げた途端、

 全て忘れてしまい・・

 

 

 まるで、

 報道のニュース原稿を書き上げた時と似ているのも

 面白かったが・・・

 

 

 全力で書き尽すと‥決まって、すべてを忘れるのも

 嬉しかったな・・(#^^#)

 

 

 とにも、かくにも、物事が始まり、

 この先、この舟は何処まで流れて行くのか・・

 果てしない、

 見ず知らずの国まで持っていくのか・・

 

 

 私は

 それを知る前に穏やかな眠りに尽きたいとも・・

 

 

 むにゃむにゃ・・

 完全に睡眠不足です(-。-)y-゜゜゜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    小説 京の鐘の再開について‥!(^^)!

 

 

 お待たせしましたが、

 小説 京の鐘が明日から再開します。

 

 

 と、いっても、ブログ小説はこれまでの月・木の週2回で

 したが、

 心身の疲労を避けるため、毎週1回、月曜日にアップする

 方式に変えることにしました。

 ご理解下さいね(__)。

 

 

 明日は火曜日なのですが、お待ちいただいている皆様に

 一日も早く、御覧頂ければと‥!(^^)!

 

 

 正式には来週からは京の鐘は月曜日スタートになります。

 

 

 それと、

 これまで、古都の徒然は一日も休まず、書き続けて

 来ましたが、

 これからは体調次第で休載日もランダムに行う可能性が

 ありますので、ご注意してくださいね。

 

 

 では、

 明日の再開をお楽しみに…ね!(^^)!

 

 

 

 

 

 

 

 

       古都の徒然 子供の日の・・

 

 

 5月5日の今日は

 日本全国で鯉のぼりや武者飾りが見られる他、

 親子で何処かへお出かけして、

 楽しい一日を過ごす、きわめて穏やかな一日のはずです

 が・・

 

 

 残念ながら、

 親子が揃っているご家庭はこの幸せを享受していますが

 反面、何らかの事情で親子が揃わない

 ご家庭も

 あることも忘れてはいけませんよね。

 

 

 そうしたことも考えると

 この子供の日を有意に過ごすための今一つの努力や工夫が

 必要な時期に来ているのではとも・・

 

 

 そんな思いの中で、昨日、NHKで37年ぶりに

 再放送された 時をかけるテレビ

 「のぞみ5歳」

 全盲の両親の手探り子育てを今一度、拝見しました。

 

 

 以前に見た記憶と似た思い・・胸の疼く45分間では

 ありました(-_-)

 

 

 先ず、

 全盲の男女が愛し合い結婚し、家庭を持つことから

 始まった、このドキュメンタリは

 丁寧に二人を撮り続けた迫真の映像に胸を弾ませまて

 くれましたが、

 半面、二人が全盲であるだけに一人娘の、

 のぞみちゃんへ厳しい躾けをする両親の行為に、

 それほどまで、

 する必要があるのかとの反響は当時も

 あったのですが・・

 

 

 我が子への躾けの厳しさを描く映像の長さと残酷さには

 今回も違和感が拭えず・・・

 

 

 私の思いは、せっかく撮った録画番組の終了と

 同時に削除したことで・・・

 

 

 と、言うのも

 私は元々親子の間だけでなく、他人とも争うのは苦手で、

 例え、我が子の為とは言え、

 あの長くて厳しい説教には辛くて見ていられず(*´Д`)

 

 

 私の家族が変わっているのか、

 過去に何度も書いていますが、父母の口論など一度も聞い

 たこともなく、

 私に対しても

 一度も叱ったことの無い父母なので、私も親に似てか、

 どうしても人にも自分にも甘くなるのかもと・・

 !(^^)!

 

 

 子の無い私が言うのは可笑しいと思われるるかも

 知れませんが、

 子の無い教師もいるはずで、これは例外

 ではなく、私の思いに共感される方もいるのではとも・・

 

 

 昨日の番組の終了間際に音声や映像はありませんでしたが

 今は二人の娘を持つ、のぞみちゃんは

 両親を尊敬していますとの言葉をナレターに

 言わせていたので、

 お子さんへの教育に完全は無いというのが私の結論に

 なりましたが・・(#^^#)。

 

 

 親子であっても、厳しい説教や体罰に心が痛むのは

 今も変わりません(__)、

 

 

 教育とは厳しくするだけでなく、時には優しくする

 教育もあると信じているのですがね・・

 甘いかな‥( ;∀;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       古都の徒然 憲法記念日に・・

 

 

 昨日は憲法記念日で祝日でしたが、京の繁華街は沢山の

 人波で溢れかえっていました(#^^#)。

 

 

 これは、あの忌まわしいコロナ騒動の頃の人気のなさを

 考えると、 

 まるで、夢のような出来事で、別に私は観光業者では

 ありませんが

 京の街には賑わいが一番、似合っているのですから・・

 (笑)

 寂しさは禁物です。

 

 

 この賑わいが、いつまでも続くことを願いつつ、

 やはり気になるのは憲法の今後の行方です。

 

 

 昨日の朝日新聞によると、憲法改正に賛成する方が32% 

   改正反対の方が61%と、

 昨年の調査より、

 いずれも変えない方が良いの回答が増加しているとの

 ことであったようです。

 

 

 憲法改正に反対する人が増えているのに、

 反して、

 近年は極右政党が乱立して、今後、国政に何らかの

 アクションが

 生まれる予想が出て来ているようで・・

 

 

 これが良いことか、悪いのかはいずれ、国民の意志を

 反映する国政選挙で姿を見せるかと

 思いますが・・

 

 

 ところで、

 先日の地方選挙である奇妙な行動をとる政党が姿を見せ

 各政党の選挙妨害に出て、

 顰蹙をかい、

 しかも、警察から警告が何度も出されているのを

 無視して、

 大音量のスピーカーで当たり散らす様子が

 報道されていましたが、奇妙なことに逮捕者が一人も

 出ず・・??

 

 

 逆に、彼らから、

 俺たちは逮捕されないんだとの発言も見られ・・

 言葉を失いましたが・・

 

 

 ただ、その時、何処かの社だけが報道していましたが、

 あの騒ぎ立てる現場を通りかかった

 ランドセルを背負った小学生が(2.3年生)

 

 「やかましい・・!

   こんなに大きな声で怒鳴るのは可笑しいでしょ・・」

 と


 更に、その後、小学生が

 「子供でも分かることなのに・・なんで分かんないのか」

 と怒鳴り返したのに、

 あとから、大人の声で・・そうだろう

 との

 呟きが聞こえたもので‥(笑)

 

 

 世の中、しっかりした子がいるのに・・

 おかしな大人が

 世の中をダメするんですね,いつの世にも・・

 

 

 それにしても、

 憲法記念日の日に、将来が明るく見通せないことに

 小々、むっと、

 來る一日でもありました( 一一)。

 

 

 ※

  参考資料 朝日新聞朝刊 24.5.3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  古都の徒然 小説・京の鐘のこれから・・

 

 

   ブログ小説 京の鐘 の構想を練っているところですが

  小説の書き始めの頃に戻って、

  予定していた大技を使うことにして、

  現在はその脈の

  流れを決めるのに少々、時間がかかっているのです。

 

 

  それにはね、

  今少し、これまでの物語の流れから距離を置き、

  心身ともに、

  リフレッシュを図りたいからで、

  先ずは物語の尾を引いている状態から、決別しないと

  新しい流れを本格的に築きけないからで・・(笑)

 

 

  でも、少しだけ、漏らすと、京へ戻ってから、

  志乃にとって

  予期せぬことが始まるのです・・

 

 

  それには色々あって、時間をかけるつもりです。

 

 

  なので少々、時間をお借りしたいのです(笑)。

 

 

  絶対、

  今月中に、

  その概要が明確に姿を見せ、新たな物語が始まる

  のですが・・(#^.^#)。

 

 

  さて、

  昨日もバス停からのコメントを頂き、

  嬉しくて、朝から、

  妙にそわそわし、何か新しい出来事が生まれるような

  感じもして、

  つい、身が浮ついているようで、

  怖いような気もして・・(-_-)

 

 

 私は少々

   見た目より軽い人なのです(*´Д`)

 

 

 もう、お分かりでしょうが、

 なので、ここらで、気を引き締めないと、限りなく、

 緩くなって、困るので・・(*´Д`)

 

 

 皆様も、これからも、余裕をもってお待ちくださいね。

 

 

 と、勝手なことばかり言って‥(__)

 

 

 では、またの再会のあることを祈念し・・

 ゆっくり、歩きだすつもりで・・

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

  

 

  

     古都の徒然 今日の鐘 今後の展開に・

 

 

   昨日から、ご案内していましたように

     連載小説 京の鐘 がお休みに入っています。

 

 

 連載再開を当初の予定では7日と

 お知らせしていましたが、もう少し伸びることになり

 そうです。

 

 

 体調の回復とは別に、今の精神状態では

 すぐに執筆に戻れそうにもありませんので、

 目安が付いた頃に、改めてお知らせいたしますね。

 

 

 でも

 皆さまをお待たせるほど、人気のあるブログでは

 ありませんので、私ものんびりと休息をとって、新たな

 気持ちで、取り組みたいので、今少しお待ちください。

 

 

     必ず戻ってきますから・・(#^^#)

 

 

 それと言うのも、

 4月30日に幕を閉じることになると、突然、14人を

 超す方からのコメントが入り・・

 目が点!

 

 

 だって、過去にコメントが1日で10人を超すなんて日が

 一度、あったか、どうかで・・

 

 

 何より嬉しかったのは、

 それまで、ほとんどコメントを頂いた記憶が薄い方が

 とても多く、

 それだけに、身にすぎる心温まるお言葉を賜り、

 心震える1日になったもので・・!(^^)!

 

 

 本当に有難いことと心から感謝いたしております(__)。

 

 

 それにしても、

 私が知っている読者の多くから何もお言葉が頂けなかった

 のには・・愕然(笑)

 

 

 それも仕方無いものです。時は確実に無言で

 流れているのですから・・

 

 

 思えば、

 小説・京の鐘は5年前の9月25日からスタートした

 現代小説で、

 始めから関心のないな方には難し過ぎる作品になるので

 あろうかとの思いはありました。

 

 

 何しろ、越中八尾町の 民族芸能の おわら をテーマに

 した作品なので、よほど興味のある方でないと

 理解しにくいものかとは承知してはいました。

 

 

 まっ、それでも書いている内に何とか興味が湧くように

 途中、構成をリセットしたつもりでしたが、

 まったくの当て外れで、何とも言いようのない

 気持ちのまま、

 書き進んできたのですが

 それでも、なんとか、一部の読者が付いて来てくれて

 いましたが
 昨今では、完全に離脱されたか、姿を消して行かれた

 ようで・・(-_-)

 

 でも、その中には、ご病気で、書くのも辛い方もいて、

 お気の毒で、言葉もありません。

 1日も早いご快癒を心待ちにしていますね。

 

 

 作品の、この先の流れは今回から大きな節目となり、

 想像を絶する

 展開が待ち受けていますよ(#^^#)。

 

 

 

  2015年撮影

 

 いわゆる、成功話に酔いしれるシーンも生まれてきます。

 

 

 更に、ヒロインたちの環境の変化も著しく、

 まさに笑いと涙の展開が待ち受けているはずで・・(笑)。

 

 

 でも、まったく興味のない方には何をリセットしても

 振り向かないかと信じます。

 

 

 こうした方はもう相手にせず、

 好む方のみが楽しめる作品に出来るのが楽しみです

 (#^^#)。

 

 

 それと

 作品に作者が楽しめないのでは読者が楽しめるはずも

 なく・・

 でも、これまでは

 私の私だけの楽しみでしかなかった気がします。

 

 

 それだけに、

 これからは、もっと視野を広げて、誠実に作品と共に

 歩んで行くつもりです。

 

 

 出来たら,私がこの世に残す作品の一つになれるよう

 頑張ってみますね。

 

 ※多分、気持ちだけになるかも知れませんが・・(__)

 

 

 それでは、ご愛読頂いて来た皆様には、これからの

 意表を突く?

 作品の展開をお楽しみくださいね(#^^#)

 

 

 ※ いいねは心身ともに疲労のため、只今、中止にして

   います。

 

   もし、宜しければ、何か一言、コメントを入れて

   頂ければ、とても嬉しいです(#^^#)。

 

 

 ※ それと、あまりの沢山のコメントを入れて頂き、

   お返しコメントを忘れているかも知れません。

 

   あの・・越中富山の・・と書かれていた方

   記事とお名前が消えていて、申しわけありません

   (__)。 

 

   

   富山と言っても広いですから、分かりませんが

   八尾のことは皆さん知っておられるかと

   思います。

 

 

   私は20年以上前から出かけていましたが

   最近は5年前に、ホテルも予約してあったのが

   突然のアクシデントで行くのが中止になり、

   それからは

   出かけていません。

 

 

   もう、体力的に無理になっているようで、

   坂を上るのが辛くて・・

   悲しいですけど・・( ;∀;)

 

 

   でも、空想の中では楽しい思い出ばかりで‥(笑)

 

   

   では、またの機会にね・・(#^^#)

   失礼しました(__) 

   

 

 

 

  

 

 

  

 

 

 

 

  

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

      古都のブログ小説 京の鐘976

  

 

 小夜、穂香、奈菜と志乃の四人が幕間に消えた。

 音曲がまた、おわらの始まりを告げる前囃子に変わった。

 

 

   ♪ きたさのさー どっこいしょのしょ 

                         唄われよ わしゃ囃す    

 

 この後、暫く、音曲だけが舞台に流れている。

 暫くして、小夜・穂香・奈菜の順で上手と下手に分かれて

 舞出て来る。

 

 

 志乃がラストに一人舞で姿を見せる。

 一段と甲高い歓声と拍手が渦を巻いた。

 

 

 暫く、三味太鼓に胡弓が情緒たぷりに、おわらを

 盛り上げる。

 

 

 頃合いを見て、志乃が小さく、穂香に「はい」、と声をか

 けた。

 

 

 穂香が一人でセンターへ舞出て来て、舞台に腰を降ろし、 

 肩肘を付いて、横になった。

 

 

 唄がすっと入った。

 ミキサーの旨さが光ったものだ。

 

 

      ♪ お風邪召すなと  耳まで着せて

 

 

 ここで、志乃が穂香の背後に、膝をつき、軽い夏布団を

 かける当てぶりの仕草を見せる。

 

 

               ♪ 聞かせともない 明けの鐘

 

 

 志乃が穂香に添い寝をする仕草のあと、穂香の片耳に

 手を翳し、鐘の音が聞こえない仕草を入れる。

 

 

 間髪入れず、どっと拍手が上がった。

 三味太鼓と胡弓が一段と侘びの音を引き立てた。

 

 

 奈菜が穂香を志乃を小夜が手を取って引き上げた。

 拍手が暫く鳴り止まなかった。

 

 

 一泊置いて、後囃子に移った。

 

    ♪  越中に立山 加賀では白山

           駿河の富士山 三国一だよ

             きたさのさ どっこいしよのしょ

 

 四人が上手と下手に分かれて、幕へ入って消えた。

 

 

 万雷の拍手と大歓声がスタジオを包み込んで終わりを

 拒んでいた。

 

 

 観客も急ぎ、総立ちとなり、何時までも、感動の輪が

 解けなかった。

 

 

 志乃と小夜が抱き合って離れなかった。

 

 

 穂香と菜奈も、相手の頭を抱え込み、吠えるように泣き

 続けていた。

 

 

      古都の徒然 多数のコメント♡♡♡・・

 

 

 昨日からいいねを暫く閉鎖することにすると、

 沢山の方

 からの嬉しいコメントを頂き、びっくり・・(__)。

 

 

 こんなに多くの皆様からの素敵なコメントを頂くとは

 予想もしていなかったので、始めは何が起きたのか

 よく分からず・・

 

 

 その内、何か、とても大きな失態を演じのかと、

 不安になり、あれこれ、

 思いめぐらしても何も思いだせず・・

 

 

 ともあれ、皆様の熱い思いが伝わり、せっせとお返事を

 書いたのですが、

 未だに、皆様への挨拶が済んでいるのかどうかが、

 分からず・・

 

 

 何事も初めてのこととは言え、未経験のことばかりで・・

 うろつくばかりで‥(~_~;)

 

 

                 ブログ開設14年目なのに・・

 

 

 これまで、一日でコメントが最も多くても5.6人で

 あったので、倍以上だなんて、やはり慣れないことは

 旨く行かないものですね。

 

 

 未だに、無作法したのかどうかの見極めも‥つがず・・

 とりあえずは、沢山の皆様の

 お声を大切に、できるだけ頑張ってみるつもりです。

 

 

 これからも、どうぞ、宜しくお願いします(__)。

 

 古都

 

 

 さて、これからは いいいねは閉鎖し、

 小説 京の鐘は

 一週間、お休みし、5月7日から再開する予定です。

 

 

 暫くの間、のんびりとして焦らない日々を過ごしたいと

 思っていたら、今朝は六つの金融機関を

 走りまわることになり‥(~_~;)

 

 

 あとは、

 先日の病院の件で今一度話し合いをしなけば・・もう、

 嫌になります。

 

 

 中々、幸せを実感するには無理があり、

 これからも多難な日々が待ち受けていそうで(~_~;)

 

 

 世の中、旨く行くとは限りない魑魅魍魎の世界だと

 改めて知らされた思いです。

 

   本当にありがとうございました ♪♪♪

 

 

    

  

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 古都のブログ小説 京の鐘976

 

 

   小夜、穂香、奈菜と志乃の四人が幕間に消えた。

 

 

 音曲がまた、おわらの始まりを告げる前囃子に変わった。

 

      ♪ きたさのさー どっこいしょのしょ 

                               唄われよ わしゃ囃す    

 

 

   この後、暫く、音曲だけが舞台に流れている。

 

 

 暫くして、小夜・穂香・奈菜の順で上手と下手に分かれて

   舞出て来る。

 

 

 志乃がラストに一人舞で姿を見せる。

 一段と甲高い歓声と拍手が渦を巻いた。

 

 

 暫く三味太鼓に胡弓が情緒たぷりに、おわらを

   盛り上げる。

 

 

 頃合いを見て、志乃が小さく、穂香に

 「はい」、と声をかけた。

 

 

 穂香が一人でセンターへ舞出て来て、舞台腰を降ろし、

 肩肘を付いて、横になった。

 

 

 唄がすっと入った。

 ミキサーの旨さが光ったものだ。

 

 

  ♪ お風邪召すなと  耳まで着せて

 

 ここで、志乃が穂香の背後に、膝をつき軽い夏布団をかけ

 る当てぶりの仕草を見せる。

 

 

 ♪ 聞かせともない 明けの鐘

 

 志乃が穂香に添い寝をする仕草のあと、穂香の片耳に

 手を翳し、鐘の音が聞こえない仕草を入れる。

 

 

 間髪入れず、どっと拍手が上がった。

 三味太鼓と胡弓が一段と詫びの音を引き立てた。

 

 

 奈菜が穂香を志乃を小夜が手を取って引き上げた。

 拍手が暫く鳴り止まなかった。

 

 

 一泊置いて、後囃子に移った。

 

 ♪ 越中に立山 加賀では白山 

           駿河の富士山 三国一だよ

     きたさのさ どっこいしよのしょ

 

 

 四人が上手と下手に分かれて、幕へ入って消えた。

 

 

 万雷の拍手と大歓声がスタジオを包み込んで終わりを

 拒んでいた。

 

 

 観客も急ぎ総立ちとなり、何時までも感動の輪が解け

 なかった。

 

 

 志乃と小夜が抱き合って離れなかった。

 

 

 穂香と菜奈も、相手の頭を抱え込み、吠えるように泣き

 続けていた。

 

 

       古都の徒然 オワラ事始め・・

 

   

   因みに、

 私がおわらが好きになった最大の理由は(笑)

 ある年の昼の街流しを見ている時に、

 その町の女の子ではない子が熱心に他町の男子だけの

 舞を見ているのが目に付き、

 誰か好きな子が出ているのかな‥と思い見ていると、

 暫くして、

 自分の町へ戻り、舞始めた時、そのあまりにも

 オワラの舞姿が美しく、呆然としたことから

 始まったものなのです(笑)

 

 

 あまりにも、おわらの振りが旨いので、

 これはもしかして、達人で、ロケハンが

 何処かの家の屋根から俯瞰撮影をしてるかもと、

 気になって

 辺りを眺めても、それらしいカメラマンの

 姿が見えず・・

 

 

 そして、舞終えて、編笠を取ると、本当に可愛くて

 愕然としたもので!(^^)!

 

 

 その後、彼女の舞を撮影し、引き上げたのですが

 妻が、

 「そのテープ、あの子に送ってあげたら・・」

 と、言ってくれて、

 ことが始まったのですが・・(#^^#)

 

 

 結句、無事、彼女に届き、それから家族的な友好関係に

 なり、その後、

 家に招待されたり、夕食を頂いたりして、

 交友を深めていったもので・・

 

 

 

 そんな彼女が高3の時、ミスおわらになり、それは

 舞の旨さと、愛らしさがあってのことで、

 その後、

 彼女の結婚式には参加できませんでしたが、

 出かける度に彼女のお子さんを撮ったり、旦那が

 三味線を弾き出し、親子、三人での

 オワラを撮ることもあって・・

 現在の小説を書く、きっかけになったものです。

 

 

 もう、歳月が過ぎ、今ではかっかり叔母さんになり

 現役からは身を引いて、おわらは見る側になってしまい

 私の足も・目も遠のいて‥(笑)

 

 

 あの町は女子だけでなく、町人の数も減少して

 チームが構成できず、他町から借りて来て参加して

 貰っている状況で‥

 しかも、男舞がなく、彼女の男の子も

 お囃子方になって父と一緒に三味線を弾いて歩き、

 このように女の子いない家族は辛く、

 結婚しても妊娠していなければ舞に参加する機会も

 ありますが彼女は参加してなくて・・

 

 

 旨過ぎてダメなのです‥( ;∀;)

 辛いですね。

 

 

 

 本日午後0時から・・いいねの欄は暫く閉鎖します。

 

  代わりにコメント欄に一言、みたよとか、読んだよ 

  など、何か言ってくだされば、いいね をお返し 

  致しますので

  お気持ちを教え下されれば、嬉しいです!(^^)!

 

 

 

 

 

 

 

     更新原稿

      古都のブログ小説 京の鐘976 

 

 

 小夜、穂香、奈菜と志乃の四人が幕間に消えた。

 音曲がまた、おわらの始まりを告げる前囃子に変わった。

 

 

  ♪ きたさのさー どっこいしょのしょ 

           唄われよ わしゃ囃す    

 

 

 この後、暫く、音曲だけが舞台に流れている。

 暫くして、

 小夜・穂香・奈菜の順で上手と下手に分かれて

 舞出て来る。

 

 

 

 志乃がラストに一人舞で姿を見せる。

 一段と甲高い歓声と拍手が渦を巻いた。

 

 

 

 暫く、三味太鼓に胡弓が情緒たぷりに、おわらを盛り

 上げる。

 

 

 

 頃合いを見て、志乃が小さく、穂香に「はい」、

 と声をかけた。

 

 

 

 穂香が一人でセンターへ舞出て来て、舞台に腰を降ろし、

 肩肘を付いて、横になった。

 唄がすっと入った。

 ミキサーの旨さが光ったものだ。

 

 

 

  ♪ お風邪召すなと  耳まで着せて

 

 

 ここで、志乃が穂香の背後に、膝をつき、軽い夏布団を

 かける当てぶりの仕草を見せる。

 

 

  ♪ 聞かせともない 明けの鐘

 

 

 志乃が穂香に添い寝をする仕草のあと、

 穂香の片耳に手を翳し、鐘の音が聞こえない仕草を

 入れる。

 間髪入れず、どっと拍手が上がった。

 

 

 

 三味太鼓と胡弓が一段と詫びの音を引き立てた。

 

 

 

 奈菜が穂香を志乃を小夜が手を取って引き上げた。

 

 

 

 拍手が暫く鳴り止まなかった。

 

 

 

 一泊置いて、後囃子に移った。

 

 

 

 ♪ 越中に立山 加賀では白山

       駿河の富士山 三国一だよ

          きたさのさ どっこいしよのしょ

 

 

 四人が上手と下手に分かれて、幕へ入って消えた。

 

 

 

 万雷の拍手と大歓声がスタジオを包み込んで終わりを

 拒んでいた。

 

 

 

 観客も急ぎ、総立ちとなり、何時までも、感動の輪が

 解けなかった。

 

 

 

 志乃と小夜が抱き合って離れなかった。

 穂香と菜奈も、相手の頭を抱え込み、吠えるように

 泣き続けていた。

 

 

     古都の徒然 京の鐘のひとやすみ・・

 

 

 長い、長い連載小説、京の鐘も、

 ようやくひと段落が付き、明日から7日まで、お休みと

 させて頂きます。

 

 

 何しろ、今日で976回も続ているのですから、

 新聞の連載小説と変わらない長さで、

 疲れが取れないのです。

 

 

 しかも、厄介なのは一番の疲れの原因が、いいね返し

 だったことです。

 

 

 昨年も春から夏にかけて5カ月ほどいいねを休んでいた

 のですが・・

 

 

 やはり、再開するとすぐ嫌になり・・

 以前のようにスマホで返すのは簡単で、寝ていても返す

 ことが出来るのですが・・(笑)

 

 

 昨年の春までのいいね返しは毎月、平均、270人も

 あったのに

 パソコンが変わってからは

 写真の挿入も出来ず、いいね返しがスマホからパソコン

 に変わったことで、ほとほとやる気を

 失わされたもので‥(笑)

 

 

 特に、パソコンになってからは、もう・・疲れが酷くて

 肩こりはするわ、目がチラつきだすは・・( ;∀;)

 

 

 なので、いいねをしなくても良いのが一番楽しみで・・

 もう焼け糞で・・(__)

 

 

 さて、現在執筆中の 京の鐘のテーマ のひとつ

 民族舞のおわらは

 好きな人は毎年のように八尾へ出かけて、いましたが

 皆さん、次々とお亡くなり・・

 

 

 仲間が今では一人もいなくて・・なので、私もここ7-8年

 は出かけていませんが・・

 

 

 何年、経っても飽きが来ないのも不思議と言えば

 不思議な話です。

 

 

 最大の理由の一つは

 あの胡弓の音の哀愁を帯びた音色が堪らなく好きだから

 です。

 

 

 心に染み入るような、あの楽器の持つ独特の音色の響きに

 つい誘われるのです・・!(^^)!

 

 

 あと一つは、盆踊りのような振り付けが単純で 

 誰でも、

 観るとすぐ輪に入って踊れる盆踊りのイージーさが無く、

 一応、日本舞踊の舞ですから(笑)、

 素人さんには先ずは

 無理ですから‥(笑)。

 

 

 それと言うのも、

 おわらは遠い昔、単純踊りだったのですが

 あまりにも下品で、

 お座敷にかけることが出来ず、

 八尾は結構、富山の薬売りや、関西から入る

 西陣などの商人の出入りが激しく、山間の小さな町なのに

 芸者が大勢いたとか・・(笑)

 

 

 現在のおわらは明治の初期に花柳流から脱退した、

 若柳流の創始者を街の有力者が招き、

 舞の振り付けをして、

 芸者に舞わせたことから、人気が出たようで‥(笑)

 

  2014年9月 おわら会館で(撮影許可)

 

 ちなみに私は幼い頃、母に勧められて、この若柳流の

 舞を学んだ経験があります。

 

 

 もっとも、

 その頃はおわらは知りませんでしたが(#^^#)

 

 

 日舞の稽古は子供心にも恥ずかしさが先に立ち、

 大好きな母が喜ぶので仕方なく・・

 

 

 剣道と日舞の変な取り合わせの日々で、小学校入学まで

 続き・・

 

 

 そんな私の心を突き動かしたのは、三味太鼓の音色の

 心地よさが子供心にも

 惹かれていたのかも知れませんね。

 

 

 明日に続く・・

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      古都のブログ小説 京の鐘975

 

 

 

 ここで、それまでのCDの志乃の歌声に変わって、

 音曲が歌謡おわらに変わり、石川さゆりの風の盆恋歌が

 志乃の歌声に、とって変わった。

 

 

 

 イントロのメロディに続いて、本歌に移った。

 

 

 ♪ 蚊帳の中から 花をみる

 

             咲いて儚い 酔芙蓉

 

 

 舞は志乃が肩袖を抑え、

 蚊帳の中から庭に咲く酔芙蓉をみる振りつけから

 始まった。

 

 

 志乃の白くて細い指の美しい流れに観客の視線が

 注がれた。

 

 

  ♪ 若い日の 美しい

 

           私を抱いて ほしかった 

 

 

 いきなり愛する二人の愛を歌う歌詞に誘われるように 

 両手で胸を軽く抱き絞める振りに、客席から微かな

 熱い溜息が零れ出た。

 

 

      ♪ 忍び遇う恋 風の盆

 

 

 舞の流れの美しさと、品の良い振り付けに、熱い吐息が

 柔らかく会場を包んだ。 

 

 

 

 ここでテープの音がフェイド・アウトすると、志乃が

 ゆっくりと舞台袖に身を運んだ。

 

 

 その背に暖かい追い風が吹いた。

 

 

 同時に再び、三味・太鼓に胡弓が正調のおわらを奏で

 始めた。

 

 

 

 入れ替わりに、穂香と菜奈が上下の幕袖から

 舞出て来た。

 

 

 

 舞台のセンターに進み出た小夜が舞って、を姿を見せた。

 

 

 

 三人舞が始まった。

 

 

   ♪ お風邪召すなと 

 

             耳まで着せて

 

           聞かせともない  明けの鐘

 

 

 

 三人の真ん中に小夜が立ち、穂香と菜奈が両脇に付いて

 膝をつき、両手を小夜に向け、ひらひらさせ、

 小夜が両袖を胸の前に摘まんで

 決めをつける。

 

 

 

 拍手が待っていたように自然に湧き上がった。

 お囃子の音が静かに鳴り響く。

 三人の位置が変わった。

 

 

 

 真ん中に菜奈が立ち、両脇には小夜と穂香が詰めた。

 唄無しで、三味と胡弓の音が冴える。

 やがて、おわらの閉めの唄が始まった。

 

 

 

  ♪ 誰の思いか 

         月影騒ぐ

           何故に寂しや  三味の音

 

 

 〆の舞が続いた。

 続いて後囃子がはいった。

 

 

 

  ♪ 越中で立山 

         加賀では白山

           駿河の富士山 三国一だよ

 

 

 

 会場から唱和する者もいて、賑やかに、おわらの幕を

 引いた。

 

 

      古都の徒然 お月様が母に似て・・

 

 

 昨夜、午前1時頃に東山に出ていた月が未だ顔を見せて

 いるのを知るとなぜか、懐かしさにとらえられ、

 少し、胸が騒き゛・・

 

 

 何かあの優し気なお月様の面立ちをみていると、

 大好きだった母の面影に似て見えて、

 眼鏡が曇っているのに気づき・・・いくつになっても

 母恋しさは変わらぬものらしい・・

 

 

 また、

 今、見ているお月様は何故だか、凄く月面が明白に見え

 母恋しさを募らせているようで・・

 

 

 あのような丸いお月様の顔が母に似ているだけで、

 めっけもの・・かも

 

 

 母の祥月命日が今月の3日なので、毎年、母の眠る墓へ

 参るはずなのに、年はじめの大地震に、

 電車が止まり、道は途切れ・・

 

 

 実は、今頃になって、思い出しましたが、

 2007年の能登大地震が発生した日の9月25日は父の

 祥月命日で、

 出かける直前に発生した地震はかなり大きく、

 京都でも震度5弱程度あったはず・・

 

 

 その日も電車が止まり、駅で払い戻しを受けて帰宅した

 のですが、あちらでは

 お一人だけ灯篭が倒れて下敷きになり亡くなられた    

 大地震ではありました。

 

 

 今頃、二つの地震の災害があった日と父母の命日が

 全く同じだなんて、

 何かしらのご縁があったのかも知れませんね。

 

 

 まさに、その日の出たお月様が母に似ているなんて、

 何かしらの意味がありそうで・・

 

 

 もしかして、私に逢いたいとの意味かもと・・

 それとも、

 私たちのことを忘れないでね、と言っているのかも

 知れないと

 お月様に、思わず手を合わせ念仏を唱えたもので・・

 

 合唱