ども、KONAMI麻雀格闘俱楽部のセミファイナル敗退に落ち込んでいる岡田達也です。

 

 

 

 

父・隆夫さん(88)がコロナに感染し、約半年間の入院を経て無事に退院。

 

3月から新生活が始まった。

 

これまでは年金を好きなだけパチンコに使い込むなどやりたい放題だったけど、

 

要介護となって車イスが必需品となった今ではさすがにパチンコを卒業した。

 

(現在は貯金通帳も私が管理しております)

 

 

で、

 

デイサービスに通っているものの、隆夫さんは飛びぬけて元気らしく

 

「周りの人が誰もしゃべってくれない」

 

「もっと元気出して相手してくれたらいいのに」

 

と、毎日のように不平を口にする。

 

言っておくがデイサービスは「キャバクラ」でも「スナック」でもない。

 

サービスの種類が違うのだ。

 

だがしかし、この“お調子者の殿様”はそのことが理解できないらしい。

 

 

仕方がないので、一人でも楽しく過ごせるようにクロスワードパズルを持たせた。

 

すがるような思いで。

 

とーー

 

この作戦が、思っていた以上に、ハマった。

 

もう、寝ても覚めてもクロスワードのことを考えている。

 

 

例えばーー

 

夕食を作り終えて配膳し、いざ食べようと思う瞬間に

 

「ちょっと、このページのたての30だけどなぁ」

 

みたいな感じで訊いてくる。

 

「これはたぶん〇〇じゃない?」

 

なんて答えようものなら

 

「あぁ、そうかっ!」

 

と言って、お茶碗を横にずらして書き込みを始める。

 

行儀が悪いったらありゃしない。

 

「もしもし?まずはご飯を食べましょうよ私、腹ペコなんですけど」

 

と言いたいところではあるが、クロスワードに関しては“僕が手離したくない”ので、大目に見て叱らないでいる。

 

街中で小さい子供がスマホを持ってゲームに熱中している姿を見かけると

 

「こんな幼いころからゲームやらせて大丈夫なのかな?」と心配になったりするが、

 

それで大人しくしてくれるなら親御さんは大助かりなんだろう。

 

ひょっとすると、あれと同じなのかもしれない。

 

 

 *

 

 

隆夫さん

 

ボケてもないし頭の良い人なので、基本的にはしっかりと解くのだが、たまに珍解答が現れる。

 

 

 

「落語」というお題の中で、こんな設問があった。

 

たての31番を読んでほしい。

 

 

「落語家が高座にあがって脱ぐ」

 

もうわかりましたよね?

 

そうです

 

あれです

 

あの流れるような所作、美しいですよね

 

僕はあの瞬間にたまらない色気を感じるんですよ

 

 

で、隆夫さんの答えはーー

 

 

……父上

 

ちがうちがう


下じゃなくてうえね


高座は噺を聴かせるところであって

 

下半身をひけらかすところではないんですよ

 

そんなことしたら公然わいせつ罪になるんじゃないですか??

 

 

ちなみによこの35は

 

「出したお題におかしく答える『笑点』の人気芸」という問題だ。

 

ふむ……

 

「カマギリ」ねぇ

 

そんな昆虫みたいな答えで良いのだろうか?

 

……

 

……

 

ま、こんなのも込みにして楽しんでもらおうっと。

 

 

 

 

では、また。