消費期限と賞味期限の違い 〜鮮度保持剤の勉強会から①〜 | 売れるお菓子に変わるスイーツラッピングスクールwrapped@東京・世田谷 手作りお菓子をおいしく包む「お店テク」ブログ

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お菓子屋さんで7年間毎日お菓子を包み続けた元ヴァンドゥーズ(販売員)が教える、おいしさを保つ包装とお店テクのラッピングで「手作りお菓子」が「売れるお菓子」に変わる!お菓子専門ラッピングスクールwrappedを2018年開講しました!

前回の抹茶クッキーの実験、まだ実験中ですのでしばらくお待ちくださいね!
 
 

もう1ヶ月前のことですが、参加した勉強会のことを書かせていただきます!

 
 
ご縁があって、とてもためになる勉強会にお誘いいただき、参加させてもらいました!
「お菓子やパンの賞味期限と鮮度保持剤の勉強会」
という会でした。
 
今回は文章ばかりでちょっと読みづらくてすみません!
 
 
 
 
 
まず、賞味期限と消費期限の違い、皆さんご存知ですか?
 
こちらは今回の勉強会を開催してくださったフードビジネスコーディネーターの方から詳しいご説明をしていただきました。
 
ざっくり言うと
 
消費期限…痛みやすい食品で5日以内にたべてほしいもの
 
賞味期限…5日以上日持ちするもの
 
となるのだとか。
 
お菓子屋さんの場合は
 
生ケーキ、キッシュなどの惣菜、パンなどは
消費期限で表示
 
包装された焼菓子、チョコレート菓子、コンフィズリー(砂糖菓子)などは
賞味期限で表示
 
 
ということになります。
(もちろん例外はあると思います)
 
 
意外と知らないまま働いていることも多くて、私が新人ヴァンドゥーズの頃、お店の賞味期限シールが在庫切れで消費期限シールで代用しようと先輩と話していたところ、
「その違いも知らないのか!」
上司に2人で怒られたこともありましたえーん
 
専門学校でも消費期限・賞味期限に触れることはあってもあまり深くは習わなかったなぁと思います。
 
 
 
早く食べてほしいお菓子は当日の消費期限にするとして、
日持ちの長い賞味期限はどのように設定するのか…
 
これは本当に正確に調べるためには
 
理化学検査
微生物検査
官能検査
 
などを行う専門機関に検査をお願いするのだそうです。
 
具体的には、出来上がったお菓子を検査機関に預けて
 
・成分
・細菌の数
・実際に表示したい賞味期限の日数が経ったときの見た目や味の変化
 
などを調べるのだとか!
 
そして、この検査結果を元にして賞味期限を決めるのですが、
検査結果の日数より少し短くして賞味期限を決めます。
 
なぜかというと、
お客様の手に渡るまでや渡ってからの保管状態によっては日持ちが短くなるためだそうです。
 
(そういえば、賞味期限を過ぎてすぐに食べられなくなるほど傷むお菓子ってあまり無いですよね。
ちゃんと短めに設定してあるのだなぁと改めて気づかされました!)
 
検査機関があるのは知っていましたが、どういうことを検査するのかなどあまりよく知らなかったのでとても勉強になりましたびっくり
 
 
大手のメーカーさんなどは流通させる量も多く範囲も広いのでこのような検査は欠かせないことと思います。
(流通量も流通範囲も広いと、何かあって全部回収なんてことになったら大変ですものね!
自社で検査機関を持っているメーカーもあるんだろうなぁ
 
 
では小さい個人のお菓子屋さんはどうでしょうか?
 
私の知る限り、全ての商品を検査機関に検査してもらっている個人のお菓子屋さんはほぼ無いと思います。
 
商品を全く検査に出さない店もありますし、
通販商品だけは検査出すというお店もありますし、様々です。
 
なんで検査に出さないのか…
というとやはり金額だと思います。
検査は万単位でお金がかかりますので小さなお店の場合は全ての商品を検査にだすのは現実的な話では無いのでしょうね。
(200円のお菓子を検査に出しても、検査費用分を回収できるまでにものすごい数を売らなくてはいけないですから…)
 
 
と、少し賞味期限の話から外れてしまいました。
 
 
賞味期限をできるだけ長くしたい!
という場合、
保存料を使えばもちろん日持ちはのびますが、それでは手作りの意味がない…
 
 
では、保存料に頼らずにどうやって日持ちをのばすか…
 
そこで鮮度保持剤の出番です!
鮮度保持剤とは
乾燥剤
脱酸素剤
アルコール蒸散剤
などのことですが…
 
 
長くなりましたので続きはまた次回!
 
 
 
 
手作りお菓子のおいしい包み方アドバイザー
内野未紗
でしたルンルン