新年に、日本舞踊協会が、
このコロナ禍で、
底知れない和の魂のエネルギーを感じさせる
映像作品を発信されています。


「地水火風空 そして、踊」




早速、
配信動画を観させていただきましたが、
もう、理由もなく、
自然と
ただ涙が溢れました。


冒頭、松本白鸚さんの舞で
古への扉が開き、
あっというまに引き込まれ、
まるで
現代のこの世から、
神話の世界に迷いこんでしまったような
錯覚に。


そして、
それぞれのパートの
力強さと美しさ。

作、演出は
尾上菊之丞さん。

映像も、本当に素晴らしく
さすがの菊之丞さんの演出力に
魅了されました。


そして、
なにより、
それぞれのパートでの音楽が
すばらしい!

作曲は、藤舎貴生さんです。


「水」のパートでは、魂に沁みるような
音に、頬をつたう涙が…。


そして、それぞれのパートは、すべて、
ラストの「幸魂奇魂」へと
収斂されていきます。


幸魂奇魂は、8年前に、
松本隆さんが作詞し、
藤舎貴生さんが作曲していますが、
スケールの壮大さに、
感動。

この配信機会での
松本隆さん、尾上菊之丞さん、
藤舎貴生さん、3人の対談も
聞き応えがあります。


松本先生の
「点を打ち続ける…」
というお話は、どんな業種にも
通じるものなのだと感銘を
受けました。


こんなときだからこそなのかも
しれませんが、
天才たちの魂の発露は
とてつもないものなのだと
感じました。

本当に素晴らしいです。 

古来から日本人は、
自然を畏れ、自然を敬い、
そして、祈り続けてきたのだと
再認識させられる作品…
こんなコロナ禍のときこそ、
みなさんに鑑賞していただきたいです。


ぜひご覧ください!