バレエ教室で仕事をしている時に、よく手紙をもらった。

まだメールなどない時代。


先生のご主人。

一番身近でみてくれていた。



私が楽しく過ごしている時も、悩んでいる時も、何げに過ごしている

時にも・・・。



常に応援してくれていた。


自分では気づかないところをよく見てくれていて褒めて書いて頂いた。

気恥ずかしい思いで読ませてもらっていた。




私が結婚をして子供が産まれ、なかなかお会いできなくなってしまっても

変わらず手紙をもらっていた。



人を思いやる気持ちが人一倍強く、神経の細やかな方。



そのご主人が長らく病に伏している。

神経が細やか故の病・・・。




季節が変わる度に手紙を書こうと思うのだが・・・。


私が受けっとっていたご主人の思いや応援を、今どうやってお返しすれば

いいのだろうと考えている。


先日観た映画の様に、形にしなくても思い続けているだけでもいいのかな。


思いを文字にするのは難しい。