マイアサウラ 学名(Maiasaura peeblesorum )
マイアサウラとは「良い母親トカゲ」という意味で
マイアサウラの化石の発見は恐竜が子育てをしていたという
事実をはじめて示したといってもいいだろう。
マイアサウラの巣の化石はアメリカ合衆国モンタナ州で発見されており、
直径2mの土の盛り上がりの真ん中にくぼみがあるという
いかにも巣ですというごくありふれた形状のものだ。
そのくぼみには大量の植物化石が発見されているという。
これはどういうことなのか。
おそらく、その植物は発酵し、そこから出る熱を
利用して卵を暖めたと推測されている。
このようにして暖められた卵は孵化し、
子どもが産まれた後も、親は世話をしていたという。
なぜ、そんなことがいえるのか。
矛盾した特徴が見られるからだ。
マイアサウラの子どもの関節部分は未完成であり、
巣の外へ出歩くことはできなかった推測されているが、
歯は磨耗した跡が見られたという。
出歩いて植物を食べることができないが、
しっかり、エサは食べていたのだ。
親が子どもに餌を運んできてくれたということで
これはつじつまが合うというわけだ。
はじめて恐竜が子育てをしていたと示したマイアサウラ。
この恐竜に限らず、後にほかの恐竜も子育てをしていたと
推測されている。
「恐竜は父親が育児?」
http://ameblo.jp/oldworld/entry-10181351675.html
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