もうすっかり陰謀論大好き人間達は映画やテレビの中に潜むイルミナティーやフリーメーソン達が好んで使う表象を見つけては喜んでいる。

あ、ここにも、お、そこにも!的な。

ロンドンオリンピックなど探すまでもなくぶちまけられていて、苦笑するしか無かったのも懐かしい。

あそこまでおおっぴらだと、「別に悪いマークじゃないんじゃない?マスコットきゃわ~w」的な?

もうプロビデンスの目も市民権、みたいな?


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で、アカデミー三部門受賞した感動大作ミュージカル、「レ・ミゼラブル」

これにも意味ありげな表象が意味ありげな場所にあった。

探せばもっとあると思うが、もう一回じっくり見たい程暇じゃないのだ~。。。。

二時間半あるんですよ、ミュージカルが(ちょっと二回目は苦行)

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舞台はおフランス。ざっくりしたあらすじを知りたい人のためだけの乱暴な横道


(じいさんの記憶だけで一気に書いたのでイメージって事でヨロシク。もっと知りたい方は検索するよね、無論。)


ジャン・バルジャンと言う貧しい男が妹の娘が飢え死にしそうだった事からパンを一つ盗み投獄され、それだけなら懲役5年だったのだが脱獄を働き19年食らった。

長いお勤めの後の仮釈放で逃げ出し、世間の冷たい風に働く場も無く教会の裏で雨をしのいでいると神父が出てきて彼を助ける。夕食と宿の恩にも関わらず教会の銀食器を盗み出し警察に捕まる。だが神父は警察に『その銀食器は差し上げたものです。友よ急ぎ過ぎましたな、一番の宝をお忘れです。」と、大きな銀の燭台まで添えた。警察は連行する事を諦めて去り、ジャンはおのれを恥じた。

心を入れ替えた数年後、ジャンは市長兼工場長として大幅にステップアップして登場する。ONEPIECEのウォーターセブンの市長、アイスバーグさんみたいな感じである。(どうでもいい)
彼は銀食器を元手に大成功したのだ。だが工場で働くフォンテーヌの不幸を見逃し彼女を死なせてしまう。無実のスキャンダルで工場を追われ娼婦として死んだフォンテーヌの娘、コゼットを必ず救い出すと誓うジャン。子供を預かった、スリカッパライ詐欺の温床の宿屋主人である悪人夫婦からコゼットを引き取るが警察署長に追われる。かつて馬車の下敷きから救った男に匿われ隠遁生活をするジャンとコゼット。

また数年後、美しく成長したコゼット。町は貧しい人々の苦難と、民衆の味方だった将軍の死を契機に学生の国王を殺せ運動が勃発。警察との死闘の末、結局は大勢の学生の死で戦いは終わった。この戦いの最中に芽生えていた美しく成長したコゼットと、実は金持ち坊ちゃん学生マリウスの恋。斥候として潜り込んでいた警察署長を助けるジャンにおのれの正義とは?と人生に心折れた署長は川に飛び込んで死にジャンの真実を知るものはいなくなる。

コゼットとマリウスの幸せを願って身を引くジャン・バルジャンだったが、二人がそうはさせなかった。やっと訪れた心の平安と幸せのうちに天国に召されるジャン。彼を迎えるのはかつて彼が出会った人々の笑顔だった。


あらすじ終了




で、肝腎なのはこの赤文字の箇所で、映画が始まって1時間と39分あたりから要チェック。
警察と戦うため市民らも窓から家具を投げ出し、椅子やピアノやタンスでうずたかく積み上げられるバリケード。
そのバリケードの一番フロントに何故か赤と白の棺桶が2つ、柱のように縦に並ぶ。


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そして旗を振る若者ら、画面の左上にはプロビデンスの目




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二本の柱はイルミナティーや悪魔教徒らに良く見られる秘儀参入に不可欠のしつらえである。

プロビデンスの目に対してはイルミのシンボルである事は何の説明もいらない。




我々が良く懸念する事は、デモや革命、国民運動が実はそれを制圧するために警備用監視カメラや情報操作、取締法案が一層強化されることや、我々自らを動かして世界統一に操作しているのではないか、と言う事だ。

挑発に迂闊に乗れば、それは奴らを喜ばせるだけではないか?と冷静にならねば、と自分を戒めたりする。




このレ・ミゼラブルはのっけから、今の格差社会の貧困や差別や抑圧を連想させる。
パンを求めてうごめく民衆の手を恐れる裕福な社会。
2つの勢力が互いを恐れ憎み合っている。

で、決起する民衆側の若者のシーンにいきなりこれである。
意味を複雑に考え込んでしまう。
無論これを仕組んだ制作者に直に話を聞いてみたい(ぷ)


赤は希望、黒は辛い過去。
未来の希望(赤)のために戦え、と言う映画は見るものに何を刷り込むのだろう。


この映画はアカデミー三部門受賞と言う割には感動はしなかった。
求められた完璧な演技を役者はやってるんだろうが、じいさんから涙の一滴も絞り出せなかった。
ちなみにじいさんはヒュー・ジャックマン大好きである。


これはやはり何らかの目的を持ってプロデュースされ全世界に配信された映画である。

隠すでもなく堂々とシンボルを一画面に2つ抑える。

これは上司への「ちゃんと仕事しましたよ」と言うサインか(彼らは自分らの存在を誇示するのが大好き、と言う事になってるらしい。そんなアホではないと思うがw)、革命も何らかの行動も我々の計算の想定内であって、「駒として君らはご苦労にも動くわけさ。無駄な事は止せ(抑止)」、と言うメッセージなのか、はたまた、煽りか。

そ、れ、と、も、これから将来に起こる何かを予告しているのか、だとしたら赤と白の棺桶には誰が入るのだ。


今ブームなので気まぐれに演出してみました、だったらお洒落ですね(笑)





追記

ジャンバルジャンは、俺は悪い男じゃない、とか罪はパン一個とか言ってるが、脱獄して逃亡して銀食器を盗んでそのまま市長になって(前科持ちは資格無しと思われ)警官をどつき制服を盗み…)結構悪い事をしつつ生き続ける。
それに引き換えジャベールは真面目一筋に使命を果たし、最後ジャンによって価値観をひっくり返されすぐ自殺してしまう。
罪って何なんでしょうね。自殺は間違いなく罪ではありますが、ジャベールを哀れに思ってしまいます。







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