私も昔は仙人に憧れた。

時たま山を下りて村の子供なんかに声をかけて

ふぉふぉっふぉ~とかすみのように消えるのが夢だった。

大学の面接の時、将来の夢を聞かれて

『仙人』とか『魔女』なんて言えないので(それっくらいの常識は持ち合わせているので)

「『マタギ』になりたいです。」と答えたじいさん。

合格させてくれた大学は太っ腹だ。




マタギも精一杯の譲歩だが、きっとマタギになっても銃は使わなかったと思われ。

お尻の後ろに狸の毛皮をぶら下げるのが本式だが、そこも何かで譲歩して

ゆったり岩に腰掛けて山の空気を吸っていたい。

それってマタギちゃう、けど、じいさん、マタギにリスペクトがあるのだ。



例えばアメリカの連ドラのARROWとか

あれ、何で都会に戻っちゃうかな。

もったいない(え?)

現代のロビンフッドが都会に戻って親の敵を討つ話し(ざっくり)




所詮人間世界に完全にはなじみきれない性格なので

半人間、半動物?いやさ、自然の中で感覚を研ぎすます時間が好きなのだ。

例えそんな半仙人でも、ちょっと里山付近で生き抜けるスキルが欲しいものだが、

一番の修行場はやはり修羅場、つまりは現世社会で。



現代社会で働き、家族を養い、社会参加して世界に貢献出来る人間が、

現代の仙人のあるべき姿なんでしょうね。

環境破壊で忍び住む山も減り、人間の精神世界は退廃し、悪仙のなすがままになったとき、

バランサーとしての仙人がこの世界にすでに何人か活動開始しているものだ。


面白い人を見つけました。http://urban-ascetic.com/meal/handmade-enzyme/


添加物だらけの現代で生き抜く工夫をシェアする仙人さんです。

もうご存知の方も初めましての方も、彼が中々の仙人だと思われましたら

足跡残して下さいね(ぷ)


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