今日のお題。どうしても早めに書いておきたいのでそろそろ書きます。
愛するムスコを授かる数ヶ月前にワタシは別の命を授かりました。
けれどその子が初期流産(稽留流産)となってしまい育むことができませんでした。

ダイスキなダーリン氏とまだ入籍する前に突然やってきたコウノトリさん。
突然のことで戸惑いつつも、36(当時)にしてでき婚かぁ~こりゃ参ったなぁ(〃д〃)とか恥ずかしくもすごくすごく嬉しくて。
次は心音が聴けるかな?ってワクワクしながら10週で行った健診でその子はすでに育っていませんでした。

受精卵の染色体異常なんだ
母体に責任はないんだ
妊婦の2割は経験することなんだ

とか、頭ではわかっていても、前回より大きくなっていない胎児のエコーを見た時、体中を流れる血液が一気に本当に氷のように冷たく感じて、自分の体じゃないようなそんな状態でした。

稽留流産となると普通は掻爬手術をするので日取りを決めたりという流れになるのだけれど、ワタシの通っていた産婦人科の女医さんは素晴らしかった。手術と自然流産を待つ、という2つの選択肢を示してくれた。基本的には手術を行うのが一般的であるため、自然流産のメリットとデメリットをきちんと説明してくれた上で。

で、こちらがデメリット↓
多くの場合は手術ですみやかに子宮内を綺麗にします。入院も必要ないし数時間で終わります。
1.自然流産を選んだ場合はいつ出てくるかわからない不安と闘うことになります。会社にいる時かもしれないし、電車に乗っている時かもしれない。その不安と闘うことがストレスになる可能性があります。
2.流産の際には激痛があります。
3.自然に流産しても組織の一部が残ってしまった場合は結局手術して掻き出すことになります。

ただし、(ここからはメリット)
1.手術より子宮の回復は早いです。
2.回復が早いので次の妊娠までの待機も短くなります。

基本的には自然流産をおすすめできるのは以下の方です。
1.1○週未満(ごめんなさいーー覚えてません汗
2.経産婦さん

さらに期限を区切ってそこまでに自然に出てこない場合は感染症などのリスクがあるので手術に切り替えることになります。


その説明時も自分の意思とはもうほとんど関係のないところで涙が止まらない。悲しいとかの感情はよくわからないけど頭がガンガンする。自分が思っているよりもきっとショックだったんだろう…

さて話は戻るけど、実は本で自然流産のことを見たことがあったこと、そしてそもそも助産院で出産したいという願望があったワタシは、自分の力を信じて自然に流産を待ちたいと伝えました。

ワタシは初産婦でしたが週数がまだ早かったので待ってみることにOKが出て、2週間の期限付きで自然流産を選択することになりました。

結局無事?自然流産となるまでこの健診から3週間かかります。2週間後再診し、あと1週間で出てこなかった場合は手術するという条件で最後の時間をもらいました。

流産の経過と様子は次回書きます。これについても情報が少ないのでいつかどなたかの参考になればと思い公開したいと思っています。

ちなみに、自然流産の話をできるだけ早く書いておこうと思ったのは

自然流産を選択して本当によかったと思っていることを伝えたい!

というのと、

自然流産を待つという選択肢が存在することを知ってほしい!そしてその情報を参考にしてほしい!

と切に感じているからです。

自然流産後は本当に子宮や体の回復が早く、ワタシは自然流産後2ヶ月目で今のムスコをまた授かりました。いや、体の回復はもちろんですが、何より心の回復がとてもとても早かったと思います。

もう生きてはいなかったものの、わが子を自分の力で産み落としてあげられたということは自信につながり、結果胎児も体も心も傷つかずにいられたことが流産というものを乗り越える力になったと思っています。

もちろん流産が起こるまでの不安や流産時の激痛との闘いもあるので一概におすすめするつもりはありません。
ただ、選択肢として知っていただければと思います。

まだ医療が妊娠・出産に今ほど介入していなかった頃は自然にできていたことだから、もし望むならみんなきっとできるとワタシは思っています。