こちらの記事の続きです。

 

 

 

 

土星水瓶座期に手に入れた「自立と自由」。

その次に私たちが取り組んでいくこととは何なのでしょうか。

 

 

全てを自分で決めていく時に大切なことは何なのでしょうか。

 

 

 

 

 

全てを自分で決めていく時にその判断の指針となるものは自分の中の「善き心」です。

 

 

 

 

 

その「善き心」を育てること。

そしてその「善き心」を実践していくこと。

 

 

それこそが土星魚座期に私たちが取り組んでいくべきことです。

 

 

 

 

 

 

今月頭に書きました魚座の新月のブログでは

 

 

 

魚座は終わりの星座であるとともに

次の始まり(牡羊座として生まれる)ために準備する星座。

 

 

 

赤ちゃんがお母さんのお腹の中で生まれてくる準備をするような大切な時間。

その時間の中で肉体を作るだけでなく私たちは「人間としての良心」を育むと言われています。

 

 

 

と書きました。

 

 

 

 

 

そう、私たちの奥の奥には

個として生まれてくる前(つまり生まれる前の魚座)に大切に育んだ「人間としての良心」「善き心」があります。

 

 

生まれてきたばかりの赤ちゃんも

まだまだ宇宙と繋がっている幼児期もその善き心を純粋に覚えていますが、

 

 

人は誰かの言葉を通して自分を形成して行きますので知性が芽生えていけばいくほど、それは「誰かから教えられたこと」「自分ではない他の概念」として再記憶していくのではないでしょうか。

 

だから自分のものではない「良心のようなもの」に従うことが苦しくなって大人に反発したり、ルールをやぶってみたりすることもあるでしょう。

 

 

また、大人になるまでの間、もちろん大人になってからも

たくさんの人と関わり、温かいものを感じたことももちろんあれば

傷ついたことや不信感を持ったりしたこともあるでしょう。

 

 

 

自我が芽生えるほどに自分の中の欲も複雑になってきますから

その善き心よりも「ちょっとくらいいいかな」という気持ちが上回ったこともあるでしょう。

 

 

自制心がきかなくて後ろめたいこともあったでしょう。

それは例えば「言わなくてもいいことをわざわざ言って友人を傷つけた」というような日常的なこともその一つです。

 

 

 

 

そうやって自分の中の良心、善き心の存在を忘れかけたり

あるいは「わかっているけど・・・」というように私たちは大人になっていくように思います。

 

 

 

またはで善き心のままに生きようとして

周りの人と距離ができてしまったり、

正直者は損をするというように感じたりすることもあるでしょう。

 

 

 

 

私自身の人生を振り返っても

実践しようとして傷ついたり、逆にわかってはいるけれどと後ろめたいことをしたこともどちらも、確かにあります。

 

 

 

 

 

 

魚座は12星座最後の星座です。

 

 

 

12星座総まとめの最後のエネルギーを「形にする」期間が土星魚座期な訳です。

しかも「目に見えないこと=(魚座の取り扱うもの)」を形にしていくというのは簡単なことではないと思うのです。

 

 

 

 

私たちが生まれ持ってきたはずの善き心、良心を思い出していく。

その心を持って自分の言動全てを決めていく。

 

 

しかも誰かから言われたから、ではなく

そうした方がいいらしいから、でもなく

義務でもなく、無理にでもなく、

心からそうしたいからしていく、という心持ちで在ることはそう容易いことではありません。

 

 

 

自分の中の善き心とは何なのかを

一生懸命自分に問い、自分の力で見つけていかなければ信じることはできないのです。

 

 

 

 

ではその「善き心」とは何なのか?ともっと噛み砕いていくと

 

 

それは道徳心だったり、倫理観だったり、美意識だったり、正義感だったり、独りよがりではない本当の優しさ、慈しみだったり、そういうものです。

 

 

 

それらを表す端的な言葉に私は昨年ある本を通して出会ったのですが、

 

 

自分の中にある「真・善・美」の心、「美徳」

そういう美しい心です。

 

 




そのようなものを自分の中で確かなものとして育てていくこと。

その心を持って生きていくこと(実践していくこと)。

 

 

私はそのことを「愛を実践すること」「愛で生きること」だと思うのです。


そして愛で生きることこそ、魚座が真に目指すところです。

 

 

 

 

真善美の心を実践しようとすると

 

時に世の中が汚く思えたり

時に人の悪意に傷ついたり

時に自分の中の欲に負けそうになったり

時に損することだってあるでしょう。

 

 

そういう時、俗世との分離感を感じものすごい孤独を感じるかもしれません。

その孤独が怖くてついつい迎合したくなること

媚を売ったり、自分の意思とは反することをしそうになることもあると思います。

 

 

 

土星魚座期にはそのようなことって起こってくると思います。

 

 

 

 

でも、

そのような葛藤を乗り越えた人は

 

「宇宙と共に在る」ということを確かに感じられます。

つまり、自分の心の奥の奥の本当の意図(魂と呼んでもいいかもしれません)と深く繋がることができ、心から癒され幸せを感じることができるのです。

 

 

例え物理的には一人だとしても真の意味で一体感を感じることができます。

 

しかし、そういう方は絶対に一人ではないのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

一つ前の記事で土星とは「基盤を作る」「形にする」という働きをする星、と書きました。

土星にはもう一つとても大きな役割があり、それが「課題」「試練」を与えるというものです。

 

 

 

課せられたお題、

つまり必ず取り組むべき主題。

それを土星は私たちに与えてきます。

 

 

そしてそお題に向き合っただけの恩恵を必ず受け取ることができます。

 

 

 

 

「自分の人生を全うする」

そして「人としてこの社会の一員としての人生を全うする」

 

 

そのために「土星の課題」に取り組んでいくことは私たちが人生を賭けてやっていくことでもあります。

 

 

 

 

 

 

自分の中の善き心

真・善・美の心。

 

 

 

 

自分の行いはその心に照らし合わせてみるとどうなのか?をいつも考え真なる心、善き心、美し心、そういうものを共に育み実践してまいりましょう。

 

 

 

 

 

私もまだまだ人生の道半ば。

しかし12星座最後の魚座のテーマにしっかり取り組んでいくことを今促されていますから、しっかりと取り組んでまいりたいと思っています。

 

 

 

 

共に心から幸せに生きよう。

森永 美陽