年かなー
 
すてきなストーリーだと思うけど
心には響かなかった
 
自分って何者なんだろう
何ができるんだろう
「ふつう」ってなんだろう
 
そんなことを問いかけて悶々として
結局何もしなくて
みたいなのはさすがにもう
 
たぶんそこを書いていても、ズン!とくるのはくる
 
文章ににじみ出る年齢ってやっぱあるんだろうな
それを超える何かは受け取れなかった
 
でも、好きな文が
ストーリーにはあまり関係ないんだけど
 
 
こんな場所は目に見えないだろうというところまできちんと埃を取る。
 
すると部屋は輝いていく。
 
 
いつだったか
借りた車を返す前にガソリンスタンドに寄って
 
土木系の運搬に使わせてもらったので土埃も舞ったし
洗車もしようということになって
 
じゃあ車内もと
 
徹底的に掃除機をかけて、雑巾で拭き上げて
さぁ帰ろう、と車に乗ると
 
いやー、やっぱりしっかり掃除すると空気が変わるよね!
 
と言われたとき
惚れるかと思った
 
いや、たぶん
瞬で惚れた笑
 
それを、思い出した
 
村上春樹を好きな男性はきっと
きれい好きだと思うんだけど
 
そのことを気づかせてくれる名言を泥酔しながら放っていた
大好き、というか、心の底から愛し尊敬している幼なじみのことも
同時に思い出した
 
たぶん
これだけ
 
いろんな思いを巡らされることこそが
この作品のちから