夏休みが終わった。
学校へ向かう子供たち。
九月は切ない。
子供の時は学校が始まるから。
若者になると、何故か、切ない。
はしゃいだ夏に生まれたような恋、のようなモノが何となく終る。
恋多き女は言うね、私の恋愛は越冬できないの。
中年になるとふと寒くなった朝方、 また膝や関節が痛み出して切ない。
切ない気持ちと喫茶店はよく似合う。
えっ?無理矢理すぎる?
でも学校や会社、行く振りして家を出て
何となく、何もかも嫌になった九月。
行くところは喫茶店だと思うの。
そーよ、そーよ。
こうして喫茶店店主というものは妄想に妄想を重ねて、
人が喫茶店に行きたくなる日を思い描いて鼓舞している。
日々是好日
毎日、毎日、考えようによっては幸せな好日である。
そうだ、考えようによっては毎日が喫茶店日和なのだ。
どこか、行かなきゃいけないところに行くのが疲れたら、
どうぞ喫茶店の扉を開けてみてほしー
ねばならない!そんなものはここにはない。
ただダルダルとしたゆるい時間があるだろう。
好きなモノを好きなように飲んでほしー
九月、世の中が怒涛の年末、後半に向けて動き出す。
ちょっと乗り遅れた人へ。
心よりお待ちしております。