さとうさちこさんの2年ぶり2回目のライブ
無事に終了しました。
ありがとうございました。

「始まりの想い」、ニューアルバムの曲を中心に1つ前のアルバム「空っぽの世界」
ジョニーミッチェルの曲、さらに、未発表の曲、、
と充実の夜となりました。
さちこさん、ご来場の皆様ありがとうございました。


ちょっと前に、さちこさんのアルバムについて愛と夢と書いたけれど、本当に間違いなく愛と夢を感じるライブだった。

誰かを想う愛もあれば、自分の存在を尊ぶ愛もあり、この世界への愛。 
歌詞の世界も去ることながら、音の響き。
言葉の響き、ギターや弦の擦れる音。
さちこさんの高音、震える低音。
アンプもマイクもない生の音、
そーゆう、音を浴びながら
何度も世界の美しさを思って泣きたくなった。
風や木々や、空の美しさに得も言われぬ愛情を感じる、そんな無自覚で無意識な感情が湧いてきた。
そんなことを思ってリズムに身体を揺らしていたら、ジョニーミッチェルのcircle gameが始まった。
和訳した歌詞は私が今、感じていた世界について歌っているようだった。


ニューアルバムの曲紹介も興味深く
音楽を作る人たちへの尊敬が止まない。
音と響きと言葉、そして言葉にならない音にも。

嗚呼さちこさんの佇まいは本当に美しかった。

私はまた、明日もカウンターの中から
客席を眺めているだろう。
昨日、ここで素晴らしい瞬間が生まれたんだって残像を感じながら。
2重構造の世界。
いつもの愛しい普通の日々と隣り合わせに奇跡のような美しく時間があることを私は知ってるんだぜ、と想いながら。