最後に愛は勝つ!とKANが云うけれど。ミサトさんのLIVEのあとはいつもそのことを思う。

私は愛を歌いたいの!
いつもミサトさんはそう言っている。
素敵な恋の歌かと思うといつも凄まじい迫力で失恋の歌や愛する者への嫉妬や愛の本質を問うような歌をミサトさんは歌う。
ミサトさんの言う愛は甘っちょろくない。

キラキラした何の曇もない清々しい愛の歌を澄んだ透明感のある声で歌うときのミサトさんは少し照れくさそう。

それよりも地の底から湧き上がってくる感情を歌うときのミサトさんは生き生きしてる。

今宵ギターの吉野さんもそれに応えるかのように、ロックな音を鳴らす。

二人のパワーとパワーのぶつかり合い。ぶつかり稽古の如し!
痺れる!

ピュアでチャーミングなミサトさんと経験豊富な女のベテラン、交互に繰り広げられるミサトワールド。
なんだか情緒が揺さぶられる。


愛とは容易くない!が故に尊い。
ミサトさんの歌はそう言っているように思う。

そして、最初に言ったように、愛は勝つ!
何よりも勝る勢いで深い情が人を救い、愛することを教えてくれる。

私は涙する。
大岡越前や水戸黄門、金さんのいないこの世の中。
それでも最後は愛を信じ、真摯に生に向き合った者が勝つんだって!
ミサトさんの歌を聞いているといつも、そのことを確信する。

今夜、辻堂浜竹通りの小さな喫茶店で愛がキラキラとしていました。