4月19日の

西日本新聞より。

久々の幕末関連記事でした。



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「西南戦争で略奪され134年ぶり 太刀、古都鹿児島に」



 1877(明治10)年の西南戦争の混乱で

行方不明になっていた照国神社(鹿児島市照国町)

の宝物の儀礼用太刀が、

134年ぶりに鹿児島に戻ってきた。


警視庁が銃刀法違反事件で押収した証拠品の中から

見つかり、神社に返還された。


神社は

「いろんな偶然と幸運が重なって無事に戻ってきてくれた。

非常にありがたい。」

と喜んでいる。



 照国神社は幕末の薩摩藩主島津斉彬を祭って、

1864(元治元)年に創建された。

太刀は翌年、薩摩藩と関係が深かった

公卿近衛忠煕が創建を祝って奉納した。


 神社裏の城山は西南戦争最後の激戦地。

当時の資料によると、

戦火を避けるため、神社は太刀を含む宝物を島津家に

縁がある近くの鶴嶺神社(同市吉野町)の蔵に事前に移した。


しかし、

西郷隆盛が城山で自決した日の夜から翌日未明にかけ、

政府軍兵士が蔵を破り、

剣やよろいなど十数点を略奪したという。


 今回太刀が見つかったのは、

東京の日本美術刀剣保存協会。

2010年9月に警視庁が家宅捜索し、

未登録の刀剣として押収、

「照国神社と書かれた札が付いた太刀がある」

と神社に連絡した。


神社が専門家に依頼するなどして調査したところ、

さやに近衛家の紋があるほか、

つかに鹿児島の名工の名前と

「元治2年」の文字が刻まれていたことが決め手となり

略奪品と判明。


昨年11月に返還された。


 太刀は長さ71センチで保存状態は良い。


 神社は27日から境内の記念館で無料公開する。




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 この記事からは、

幕末島津藩の様子と

西南戦争時の状況が想像でき

非常に面白き記事だと思いました。



私は

まだ照国神社には行ったことはないのですが、

ぜひ今度 行ってみようと思います。