2019年7月、初めての台湾旅行
総統府の周りをお散歩したあとは、
ニニ八和平紀念公園にある
国立台湾博物館へ
正面の列柱が目を引く
国立台湾博物館の建物は、
(1915)年に竣工しました
公式サイトの解説によると、
この建物は、日本統治時代、
台湾総督児玉源太郎と
民政長官後藤新平の記念館として
建てられたもの
彼らは台湾のインフラ整備をすすめ、
法律や経済、衛生、教育等の制度を整え、
台湾統治に特に功績があったとされ、
1906年の離任後、
台湾の人々の募金によって
記念館が建設されたのだとか
公園側から見ると、
中央のドームが印象的です
正面玄関を入ったホールは
列柱に囲まれ、広々とした吹抜け
建物の中央部分は鉄筋コンクリート、
両翼は煉瓦と鉄筋コンクリートの混合で
内装には台湾だけでなく
日本やヨーロッパから取り寄せた
材料がふんだんに使われた豪奢な造り
国立台湾博物館の前身は、
1908年にできた
台湾総督府民生部殖産局付属博物館
台湾を縦断する鉄道の完成記念に、
台湾の地勢や産業を総覧できる展示館が
植民地政策の一環として作られました
もとは、総督府の裏側にありましたが
戦時中の空襲で破壊され、
戦後に現在の記念館の建物が使われるように
なったそうです
復元修理で木造屋根を鉄筋に変更し、
屋根裏スペースに三階を増設して
成立以来の博物館コンセプトを
引き継いでいるようです
常設展示『発現台湾』では、
地形や地質、植生、民族、歴史文化など
台湾発見の歴史を展示しています
統治時代前後の先駆者として、
多くの日本人学者の業績が
展示されているのが印象的でした
かつて台湾を走っていた
蒸気機関車も残されていました
二二八和平紀念公園は、
台北天后宮を取り壊して統治時代に作られた
台北新公園がその前身だそう
他にも、屋外展示やスポットが
沢山ありますが、
今回はおあずけ
お向かいの土銀博物館へ向かいます