保健所の動物のレスキュー活動を応援してくださり、相談しあってきた女優の十勝花子さんが21日16時6分に亡くなられました。
「ねえ、小野さん。私はね保健所の動物たちのこと忘れたことないよ。保健所にいる動物たちのこといつもいつも思ってるよ」
電話で話した最期の言葉でした。
(保護猫カフェでの十勝さん)
「手術しました。まだ生きております。小野さんにまた逢いたいです」
入院し術後にくださったショートメール・・
まだ生きておりますの文字がいつも明るい元気な花子さんらしいと思いました。
すぐに手術になったんだとわかりました。
7月終わりでした、花子さんから電話があり、ガンだとうちあけられました。食欲がない、調子悪い入院するからと。
いつもの明るさがない声でした。
そしてご自分のことも大変ななか、
私が保護活動をしている
殺処分が多いセンターにいる高齢犬を助けてもらえないかと。
故郷である北海道のボランティアさんに助けて繋いでもらえないかと
花子さんから最期の頼みを受けました。
足がたたない高齢中型犬、
殺処分目前、、
私は花子さんに命を助けることはできるけどもしその犬が具合い悪いようなら北海道までは繋げないかもしれないよ、と伝えました。
「わかったよ、小野さんの判断に任せるよ」と。
花子さんの最期の願いに奇跡は起こりました。
後日その子をレスキューにセンターに向かい、
前日まで立てなかった子が急に立つことができた姿がありました。
花子さんの願いが通じたんだと思いました。
花子さんにすぐに電話しましたが、、
その日に入院されたんだとわかりました。
犬の名前は花と里親さんがつけられました。
十勝さんの故郷である北海道に連れていけるまで回復し、
ボランティアが飛行機に同乗し里親になる北海道のボランティアさんに繋ぎました。
十勝さんの最期の願いにこたえることができました。
退院したら保健所の犬猫のこと、
形にしようと約束していた矢先でした。
2か月前には新曲をだされ、
新曲発表を保護犬の預かりさんが経営している保護猫カフェでチャリティイベントとして歌われたばかりでした。
十勝花子さんが亡くなる間際まで
保健所の動物たちのことを気にかけ退院したら一緒に保健所にいきたいと言ってたこと、
一緒に形にしたいと言ってたこと、
彼女の想いをなんとか世の中に伝えていきたいと思っています。
ガンだとわかってからわずか3週間で逝ってしまった十勝花子さん、、
本当にありがとう。
一緒に栃木まで行ったこと、
保健所の亡くなられた職員さんのお別れ会に司会を申し出てくださったこと、
その職員さんの写真をパソコンのデスクトップにされていたこと、
小さな頃の話をしてくれたこと、
里親探しを手伝ってくださったこと、、思い出は沢山沢山
沢山沢山ありがとう。
忘れないよ。
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さきほど十勝花子さんの娘さんと電話で話をして、花の話や最期の電話で話してくれた想いをお伝えしました。
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この写真、いただいた方々多いんじゃないかな
保護猫カフェで
以前送ってくださった写真
十勝花子さんは殺処分ギリギリの犬猫がいると表にはみえないところで
あのボランティアさんの記事シェアしてくれないか、
あのボランティアさんが出してる子なんとかレスキューできないかとお願いしてまわったり、
命を救うことに一生懸命でした。
頑張ってる方がいるとその方をたてるように
気を使われ、
影ながらサポートをしてくださる優しい方でした。
彼女の最期の言葉
「保健所の動物たちを忘れたことないよ」
ご本人が退院したら形にしたかったこと、
実現させてあげたい、と娘さんとやりとりしました。
晩年の十勝花子さんの想いを形にしてくださる方や、晩年の十勝花子さんの残した言葉を表にだしてくださる記者さんや報道のかたなどいらっしゃればご連絡ください。
Poyofuga@yahoo.co.jp