本日上半期のG1戦々が終って結果を振り替えると、半分以上が社台グループの馬が勝利でため息がでる。

さらに出走しているレース自体も社台が独占していることが多々あるという現実。

社台一強の今の時代に日高の零細牧場が割り込む隙はないのか考えてみた。



生産

社台は海外からより良い繁殖牝馬を探して、国内でも選別を繰返し追随を許さない。

生産頭数も別格でグループ全体で500頭以上生産。

零細牧場は自家生産の馬でそこそこの馬を残してその血を絶やさないようにするか、もしくは預託でいい馬を預けさせてもらう事でなんとか食いつなぐ。

生産頭数は15~20頭程度。

敷地

社台は家族経営の牧場サイズの放牧地を一つずつもっており、敷地の規模が別格。

零細牧場だと社台の放牧地二つくらいの敷地しかない。

育成

社台は自前で施設を作ったり倒産した牧場を買ったりして自前のトレセンが出来上がっている。

零細牧場は自前で短い坂路と小さな馬場かBTCの活用で調教。




もうたったこれだけの要素をみても勝てる要素が全然見えない。

そんななかで社台に勝つためにはどうするか?

規模的な面で勝つのはまず無理。
生産面でも追い付くのは難しい。
となると残すは育成。

施設の面ですでに差はあるけど、調教のメニューだけは考え方次第で勝てる可能性はあると思ってる。

しかし、ただここで間違ってはいけないと思うのが、キツいメニューをこなして強くするというのはある意味あってるけどある意味間違いだと思われること。

森厩舎の馬を見てたらよくわかるけどとにかく調教タイムが凄い。

しかし、調教が凄いからと言っても走るわけではない。

なぜなのか?

ここらへんの謎が解ければ打倒社台に一歩近づくと思う。

今の他の育成場やトレセンのメニューをネットでちょくちょくと調べているが、基本的には

ペース走
ビルドアップ走
反復トレーニング

この3つが主流になってる。

つまりこの3つ以外の新たに効果のあるトレーニング方法を編み出せば逆転の余地はじゅうぶんにあると思われる。

故・戸山調教師は坂路を最初にうまく活用出来たから多数のオープン馬を厩舎に抱えていたと聞く。

しかし、だからといってそれを育成の預託馬や会社の生産馬で試すわけにもいかない。

そんな中で自分で持つことが出来た繁殖牝馬のボーディーススズカ。

今のジャンポケの子供と腹にいるストロングリターンは、資金面で自分で持つのはキツいけどその次かさらに次くらいに『アウトブリード』で『故障する馬を全然出さない』という条件のうまを付けて自分で使うのを前提に『鍛えて馬を強くする』を実行してみたい。

ある程度のメニューは陸上の経験を活かして考えてあるのでそのための資金作りを今後は頑張りたいと思う。

そして調教のノウハウがうまく手中に入ったらそれを他の預託馬にも使っていけるようにしたいと思う。


なんてことおもったけど、道のりは長いなーと思う今日この頃(笑)

でも、せっかくこの世界にいるのだからラスボス(社台)を常に倒したいと思う気持ちは持ち続けないと淘汰されていくと思うから、常に視野を広げて新しいことに挑戦していきたいと思う。

失敗しても若いうちはなんとかなるしね(笑)