赦すという事を教えてくれた気がする

 

 

 

 

小さい頃みんなに

「まちこの好みはひいおじいさんに似てる」

 

 

そう言われて嬉しかったことがある

 

 

曾おじいさんはお蕎麦が大好きで

それも「ざるそば」

 

夏も冬も「ざるそば」

 

 

近所のお蕎麦やさんで出前を取る時に

みんなは、天丼やカツ丼

お蕎麦も、天ぷらそばとか月見そばとかも

いろいろあるけど

 

わたしは”ざるそば一択”

迷わず、考えることもなく!!笑

 

 

それが曾おじいさんと一緒だって♪

 

他にも食の好みが似てたみたい

 

 

曾おじいさんは仏壇の上の写真くらいでしか

見たことなくて

 

 

なんかちょっと日本人離れしたような目力の強い顔で

当時にしたら大柄で恰幅がよくて

 

どこかに行くと周りが引くくらい

迫力があったらしい・・・笑

 

 

 

そんな曾おじいさんは逸話がたくさんあって

 

 

酒屋さんをしてたわけだけど

沢山の人を雇って仕事を教えて

暖簾分けして独立させていったみたい

 

私が高校生くらいの時でも

伊勢元グループで100店舗以上はあったの

 

 

暖簾分けでもフランチャイズじゃないから

何店舗あっても変わらない

 

それぞれが独立したオーナーだからね!

 

 

その中の1人がママのお父さん、

 

私にとってはおじいちゃん。母方の

 

 

ここにとってもロマンティックな写真があって

 

 


 

 

 

これは親戚のおじさんが出征するときの写真らしいので

とてもロマンティックなんて言える場面じゃなくて

 

 

かなりシリアスな場面なんだけど

 

 

 

のちに・・・

 

 

気づいたことが

 

 

この当時

 

生まれたばかりの0歳のママと

 

4歳のパパが一緒に写ってるの!!

 

 

すごくない?

 

 

0歳の時に出会ってる

ま、記憶には一切ないだろうけど

 

 

その上

 

 

 

パパの目線がママにむかってるって!!笑

 


 

この時から狙ってたのかーーー!と

からかわれる、

いい写真!!笑

 

 


 

 

だからパパとママは幼馴染みたいに

小さい時からよく知ってし

 

おじいちゃんは曾おじいさんの弟子のような

そんな関係〜

 

 

私が聞いた話でいろんないい話がたくさんあるけど

 

 

戦後の大変な時に

うちは焼けのこり家もみんな無事だったから

どんどん人を泊めてあげて

というか家族で住まわせてあげてたらしく

 

そのあげくに家財やら持って行かれたり

何の挨拶も御礼もなく

夜逃げのようにいなくなられても

 

 

一切怒らず、警察にも言わずにいたらしい

 

 

曾おじいさんは

「罪を憎んで人を憎まず」

 

 

人が悪いんじゃんない

貧しさがそうさせるんだ!って

 


だからいいんだって

 

 

うちはそれでも困らないから大丈夫だ!って

 

 

そう言ってたらしい

 

 

その話はパパからも

おじいちゃんおばあちゃんからも聞いて

 

 

曾おじいさんは私の中で神のような

尊敬する人だった!!

 

 

戦後、戦中の混乱の中でも

そうやって地域や周りに思いを寄せられて

 

 

 

今回初めて見る写真が多かったけど

 

 

写真の中の曾おじいさんも

話に聞いていたように堂々としていて

恰幅がよくて、目力があって

 

 

おしゃれで♡

 

 

この時代にアイヌ民族に会いに行くって

北海道に行くってどうやって行ったんだろう?

 


 

どうやら東京から汽車で移動して

青森かその辺から船で行ったみたい

 

 

何時間かかったんだろう?

いくらかかったんだろう?

 

 

そんな事を考えてしまう〜笑

 

 

昔のオープンした頃のお店の写真や

 

もっともっと古い明治の頃の写真まで出てきた

 






誰かが言ったけど

 

 

まるで映画のよう

 

 

映画でしか見たことののない世界

 

 

それがここに

 

 

私の先祖さんがここに

 

 

 

ここに写ってる

 

 

 

信じられないし

なんか嬉しくて涙が出る

 

 

 

今の私に続く歴史を知ることができて

よかったです。

 

 

 

 

罪を憎んで人を憎まず

 

 

目の前のことはただの現象

ただ、起きただけ

 

 

そんな風に考えられるようになるには

本当にすごい精神力と思うけど

 

私の曾おじいさんはそうだった

 

 

 

そうそう、私が小学生くらいの時に

全然知らない人が訪ねてきて

 

 

自分の親が

「いつかお礼を言いに行かなきゃいけない」と

そう言って亡くなったので。と

 

親の言う話を頼りに探して来た

そんなこともあった!!

 

 

 

人を責めるのは簡単

 

 

人を赦すこと

 

 

それを教えてくれてる気がした

 

 

曾おじいさんも超かっこよくて!

男前で!太っ腹で!

 

自慢なんだけど

 

 

おじいちゃんも自慢なの!笑

 

 

ハンサムおじいちゃんの話はまた今度!笑

 

 

 

今のコロナの時代

曾おじいさんの心が今こそ大切に思いました

 

 

今日も読んでくれてありがとうハート