第1回目 ゲスト 空間心理カウンセラー 伊藤勇司さん 前編☆お志事RADIO 2016.11.7
吉本:吉本健一のお仕事レディオ。
こんばんは。お仕事レディオパーソナリティ吉本健一です。
この番組は、お仕事をテーマに毎回ゲストをお迎えし、対談形式にて、皆様にラブ サンクス エンジョイをお届けしていきます。
僕は、自分らしく生きる人を増やし、みんなが自分の命を輝かせて生きていける、そういう世の中にしたいと思っているんですが、今の世の中には自分の才能や能力をどう発揮したらいいのかわからない、そもそも自分の才能や能力がわからない、何かをやりたい気持ちや想い、力は溢れているのにそれをどう使ったらいいかわからない、自分をどう活かしていったらいいかわからない、という人が多く、みんなそれぞれ素晴らしいし、みんなそれぞれ素晴らしいものを持っているのにそれが非常にもったいないといつも思っているんです。
なのでですね、リスナーさんにはこの番組に登場をしてくださるゲストの方々の姿や生き様、経験、自分の命の使い方を通して、世の中にはそんな生き方があるんだ、そんな仕事もあるんだ、こんなにも自分の力の使い方、活かし方があるんだということを知っていただけたらなと思っております。
そしてゲストの皆様には、経験や気づきなど自分の中だけにとどめておくのではなく、外に出すということで、それはみんなにとっての財産にもなりますので、誰かに伝えることで誰かの心に残すことで誰かのきっかけになることで、そして音源として残すことで自分の生きた証を少しでもこの世界に何か形として残してもらえればなと思っております。
では早速、本日のゲストに登場して頂きたいと思います。
記念すべき第1回目のゲストは、ベストセラー作家でもあり、全国で引っ張りだこの人気セミナー講師、講演家、
片付け心理の専門家
「空間心理カウンセラー」の伊藤勇司さんです。
https://ameblo.jp/heya-kokoro/
よろしくお願いします。
伊藤氏:はい、よろしくお願いします。
吉本:勇司さんに来ていただけるなんて感激です。
伊藤氏:ありがとうございます。こちらこそ光栄です。
吉本:ありがとうございます。
なんか変な感じですね。いつも勇司さんが何かされる時に僕が行かして頂いたりということはあるんですけど、こう逆に来ていただくというのは。
でもこれ僕の夢のひとつやったんですよ。
伊藤氏:それはおめでどうございます。
吉本:ありがとうございます。
僕の番組にですね、勇司さんに来ていただいて勇司さんが更に世の中に出ていくお手伝いをしながら、みんなは勇司さんの存在とか考え方とかを知ることで、より楽しく人生を生きれるヒントになったり、きっかけになったり、あとは気持ちがすっきりして、そして自分のあるがままで生きていけるという風になると思うんですね。
伊藤氏:ありがとうございます。
吉本:ぜひ皆さんに勇司さんの存在を知っていただきたかったです。
伊藤氏:ありがとうございます。
ぜひ何かのお役に立てればと思います。
吉本:ありがとうございます。
じゃあ早速いろいろ聞いていきたいんですけど、まずは一曲いきたいと思います。
サザンオールスターズ で 「希望の轍(わだち)」
(3:05~7:17)
吉本: では、改めましてよろしくお願い致します。
伊藤氏:お願いします。
吉本:まずは、勇司さんの自己紹介をしていただいていいですか。
伊藤氏:はい。現在、大阪で空間心理カウンセラーとして活動している伊藤勇司と申します。
なかなか聞き慣れないお仕事だと思うんですけども、現在片付かない方の片付けのレクチャーではなく、片付かなくなった原因であり、その問題の心理的背景からを紐解いていきながら、人生を整えるようなお手伝いをさせていただいております。
吉本:なるほど。勇司さんは色んな肩書きがあるというか、色んなことをされていらっしゃいますので、順番にお伺いできたらなと思っております。
まず、カウンセラーというお仕事についてなんですけど、カウンセラーというお仕事、今なりたいっていう人結構いると思うんですよ。人気の職業だと思うんですけど、これを本業に、これだけで生きていけるという人そんなに多くないかなって思うんです。
伊藤氏:確かにそうですね。
吉本氏:勇司さんが、空間心理カウンセラー、「カウンセラー」として仕事をいただき続けている秘訣ってなんですかね?
伊藤氏:一番の秘訣は、「片付け」というところから「心理」に入っていっているところでもあるんですよね。
カウンセラーって言うと、特に日本ではですね、病的な人であったり、病んでる人をカウンセリングしていくというかね、話を聞いたりするというイメージが強いと思うんですよね。
だからこそ、カウンセリングを受けるってなると、周りからどう思われるかなって、やっぱり日本人て気にする人多いんじゃないかなって思って。
カウンセリングを受ける自分なんて、周りから病んでると思われるんじゃないかっていう感覚がまだあるからこそ、「カウンセリング」で出してカウンセリングを受けるってのみで表現してしまうと、結果的になかなかね多分お客さんって付きにくいんじゃないかなと。
吉本:お客さんのハードルを低くしてあげてるというか、誰でも接しやすくしてあげる…
伊藤氏:接しやすくしてあげる、何か一つを定める、これが僕にとって片付けなんですよね。
僕はカウンセリングをしますという出し方をしてないんですよ。
吉本:たしかに見たことないですね。
伊藤氏:片付けの悩みを通して、片付けだけでは解決できない何かを持たれている人にとって、じゃあそれは何が根本的な原因だろうと思ってカウンセリングを活かしているという。
吉本:ただ単に部屋をキレイにするだけではなくて、なんでまずそうなっているのか、今の部屋の状態はなぜそうなっているのかというところを見ていって、実は、、、みたいなところを。
そっちを前面に出すのではなく、使っていくという感じなんですね。
伊藤氏:片付けで、例えば幸せになるとかうまくいくというところが実感できない人がお客さんなんですね、僕の。
だから逆に片付けだけしたい人は片付けの専門家にどうぞ行ってください。
(10:07)
吉本:ただその瞬間キレイにしたいだけの人は、そうなる人のところに行けば?
伊藤氏:行ってください。
吉本:それこそそういう(ハウスクリーニングなどの)業者さんとかもいますし。
伊藤氏:たくさんいるんで、それはそこに逆にお任せする。
ただ部屋を綺麗にするだけじゃなく、「それはやってみたけど、なぜか、例えばリバウンドしたりだとか、なかなか人生がうまく好転しないのはどうしてなんだろう」っていうのがわからない人たちに対して僕はアプローチして、その理由はこういうところじゃないでしょうかねっていうのをフィードバックしていきながらお伝えしていく。
そこを根本的に、より良い方向に持っていく、サポートしているという感じですね。
吉本:ただお部屋をきれいにするだけで人生がうまくいくんやったら、既に綺麗な人はパーフェクトなのかという話ですもんね。
でも、部屋がきれいな人も、実は、、、っていうのがあるんですよね?
伊藤氏:そうなんですよ!僕は片付けがメインではないんで、逆に部屋がきれいな人に対してもアプローチすることができるんです。じかも現代では、そこにこそ問題がある人が結構いるんで、じゃあどういう状況なのかなって聞いていきながら仕事をアプローチ出来るという感じですね。
吉本:なるほど。勇司さんご自身のことに限らず、勇司さんが思う「カウンセラー」の概念ってどういうことをしてあげる人っていうのはありますか?
伊藤氏:一般的に、カウンセリングって心の悩みを聞くような感覚が多分多いんじゃないかな。
それは、受ける側の人もそうですし、やる側の人も、悩みを聞いてあげるようなイメージが多分ね、多いんじゃないかなっと思うんです。
だけど、僕は逆に、「悩みを聞くんじゃなくて未来を創るお手伝いをしている」っていう感覚なんですよね。
その問題、現状を確認して、状況を把握しながら、今の考え方だったらこういう未来になりますよねっていうのを視覚化というか、より整理していきながら見せてあげて、
じゃあどういうふうに未来に進んでいきたいのかっていうのを聞きながら、そういう未来にいきたいんだったらこういう考え方を採用して、こういう行動をしていく必要がありますよね
っていうのをすり合わせてあげるっていう感じで、カウンセリングと言うよりも、ほんとに心の片付けと整理ですよね。
そうしていきながら、具体的に未来へ進むための提案をしていっているという感じですね。
吉本:めちゃめちゃいいですね。
伊藤氏:ありがとうございます。
吉本:カウンセラーに向いている人、向いていない人って勇司さんからの観点でどうですかね、そういうのってありますか?
伊藤氏:実際、カウンセラーに向いている人って、「人の話を聞く」ってイメージが一般的に多いと思うんですけど。
吉本:っていうイメージです、完全に。
伊藤氏:僕は、カウンセラーのクライアントさんとか結構多いので。
吉本:クライアントがカウンセラーなんですね。
伊藤氏:セラピストであったりとか、人の話を聞いたり、人に何かをしてあげたいっていう人が結構多いんですよ。
でもそう言う人に限って、実は、片付かないというケースが多いんですよね。
人の話を聞きすぎる!そこに集中するあまりに自分が苦しくなる人が結構多いので、人の問題を引き受けちゃうんですよね。
なんとか「私が」してあげないと、って思うがあまりに、同じように自分が苦しんでしまって、結果、廃業してしまうような人も結構いるんですよね。
吉本:いい人であるがゆえに。
伊藤氏:そう。いい人であるがゆえに。
だからこそ、いい人っていうのはもちろん話を聞くっていう面では、カウンセリングの力っていうのは活かされるんですけども、ただ息を長くやっていって、仕事としてやっていきたいのであれば、いい人でない自分をちゃんと理解しておける人がいいんじゃないんかな。
吉本:大事ですね。長く続けるために。
はじめはね、みんなアマチュアなところからはじめて、プロになっていくと思うんですけど、ここの切り分かれのところってどんな感じなんですかね?
伊藤氏:僕も仕事にしようと思って、今のことを始めたわけではなかったんですけども、基本的にやりながら、仕事にならなくてもいいっていうのを思いながら、目の前のやれることをやってたら結果的に、仕事になってたっていうところでもあったんで、その中で、自分の問題は自分で解決する、相手の問題は相手が解決する、このスタンスがあるかないかが、途中で折れてしまうか、突き抜けれるれか「仕事になるか」どうかの違いですよね。
吉本:人の問題まで自分の問題と思ってしまわない。
伊藤氏:結構カウンセラーで仕事をしたいと思っている人って人のために何かをしたいと思っているからこそ相手の問題を自分が解決してあげようって思っちゃうんですよね。
そこが、仕事が潰れてしまう、イコール自分が潰れることになるんです。
そうじゃなくて、相手が相手の力で解決できるサポートをしてあげるっていうだけなんです。
吉本:相手にはそれを解決できる力がある前提で接するというか。それのただお手伝いをするという。私が治してあげるとか、私が何かをしてあげるんだっていう気持ちじゃなくて。
伊藤氏:そこがないと、例えば、相手が悪い状況になっているとしたら、それを見て何とかしてあげたいと思っちゃうんですよね。
じゃなくて一歩引いて、悪い状況になってるんだったら、なぜそうなっているのかを逆に見てあげながら、こういう行動とか考えとか、こういうことをしてるからこうなったんですよね、ってそれを切り替えていったり、こうしたらこうなっていきますよね、っていう解説をしてあげる。
(15:16)
吉本:あなたもわたしも一緒になっちゃうんじゃなくて、ちゃんと第3者的に離れた位置で見てあげる。
伊藤氏:見てあげることができるんで。でもそこの考え方がないと、何か相手が悪い状況にあるのがダメだと思い込んでしまって、何とかしてあげないといけない、と思って自分がしんどくなって、結果共倒れ的な感じになりやすいんじゃないかなというのはありますね。
吉本:ありがとうございます。
カウンセラーというお仕事、凄く魅力的なお仕事だと思うんですが、どうしたらカウンセラーになれるんですか?
伊藤氏:カウンセラーになれるというか、まあ基本的にはね、自分自身で自分をメンテナンスする力というのが一番重要かなと思うんで、カウンセリングをやろうとしている人が、結構病むケース、自分で自分をメンテナンスできないことが多いので、だからこそ自分の問題は自分でちゃんと解決する前提でその上で、余裕を持って人に接するような、自分作りをしていく、だからこそセルフコントロールをする練習というか、トレーニングをしていった方がいいかもしれないですね。
そのために僕は定期的に温泉に行ったりとか自分のメンテナンスをするというのを最優先に心がけてるんで。常に、自分の状態が良いのを自分で作るというかね。
例えば、セミナーに行ったり、どこに行ってモチベーション高めるとかじゃなくて、自分で自分の状態を常にコントロールできるように工夫していくと、それが結果的に人と会った瞬間に人が良い印象勝手に持ってくれたりだとか勝手に仕事が来るんですよね。
この人(伊藤勇司)に何か話を聞いてもらいたいとか、この人と何か関わりたいと思ってもらえて、結果仕事につながる、もしくはこの人に誰か紹介したいという感じで、仕事が来る感じになるので。
吉本:だからといって、パーフェクトにそれができる状態まで待つ必要は別にないんですよね。完全に自分をコントロールできるようになってからしかカウンセラーをやってはいけない、というわけでもなく。
伊藤氏:基本、自分のことは自分でコントロールするのを持っておきながら。
吉本:始められることから、例えば身近な人の話を聞くっていうことであったり。
伊藤氏:仕事だから話を聞くっていうのではないんですよね。日常ですよね。日常が勝負なんですよ。
勝負っていうかそんなに思いつめた意識はないんですけど、普段の関わりでどれだけ人に何かを出来るかっていうのを意識しているのか。
吉本:意識によって質がね、全然変わってきますもんね。
伊藤氏:日常で、より相手に、カウンセラーだから話を、お金を払ってもらったから話聞きますとかじゃなくて、例えば、居酒屋で何気なくコミニュケーションしている時も、親身になって話を聞いてみたりとか、普段の関わりにおいてカウンセラー的な関わり方で誰かと関わっていたら結果的にそれが仕事になる、そのケースの方が多かったりするんで。
吉本:確かにいつも勇司さんを見ていると、居酒屋でもこう、かなり親身ですもんね。
それカウンセリングとしてお金取れますよくらいの勢いで、全て解決そこでしちゃうくらいの感じですよね。みんな爽やかな顔して帰っていくんで。
出し惜しみ一切しないっていうのも、またいいんですかね。その分野においては、日常ですら全力で全部。そしたらいざ仕事になった時には、その「いつもの全力」以上のことがさらに出来たりとか。
伊藤氏:常に、出し惜しみ無く出し切るスタンスで、それはお金が発生しているかないかに関わらずすべての場面においてっていう感じですね。
吉本:セミナー講師なども今はされているじゃないですか。
カウンセラーとセミナー講師どちらが先になられたんですか?
伊藤氏:先にセミナー講師ですね。
吉本:先にセミナー講師!
結構普通逆な感じですよね?
どんなきっかけからセミナー講師に?
伊藤氏:引っ越し屋をしながら心理学を勉強していたんですけども、引っ越し屋さんで色んなお宅を伺う中で、たまたま僕は部屋と心の関係ってすごいつながっているのかもしれないなっていうのを感じて、自分で検証していたんですよね。
で、そのことをたまたま飲み会で喋ったら、それおもしろい、喋ってもらえないですかっていって第1回のセミナーが始まったんです。で、そこにお客さんとして来てくれていた人が、また企画してくれて、さらにそこに参加してた人が個人的にセッション、最初の依頼をいただいてって感じで、セミナーしてからあとって感じですね。
吉本:まさにさっき言ってた感じですね。日常こそが勝負というか。その時は仕事ではなかったんですもんね。
日常のところしっかりしていって出し惜しみしなく普通にやっていれば仕事として舞い込んできたと。
そこからさらに仕事として繋げていけた、ずっと仕事としてやっていけたのはなぜだと思いますか?
伊藤氏:続けようと思わなかったことですよね。
吉本:毎回毎回が勝負というか、この一回が最後の一回っていうくらいの勢いで全部出し切る。
伊藤氏:だからこそ、日常でも会えないですよね。会えない可能性の方が高い。
吉本:その人にですか?
伊藤氏:今の目の前の人に。だからその場でやれることはやろうと。出し切ることをすると、すごい逆に続くというか関係性が。
吉本:面白いですね。もう二度と会えないかもしれないと思って接しているとまた会ってくださいと言われたり、別の、ここでも喋ってくださいという風になったり。
いや、僕これが最後だと思ってやったんです、くらいの感じで。じゃあまた今回だけという感じで受けたらまたそこに来た人が次こっちでみたいな。
伊藤氏:そうですね。ていう感じなので、最初の段階で変に続けようみたいなのは考えなくてもいいのかなと思って。
続く必要のあることは続くと思うんですよね。自然に。続かないってことはやっぱり何かが、続かないっていう必要があったんじゃないかなと。
吉本:なるほど!続かない必要があったんですね。
伊藤氏:逆に、続けられないような在り方だったんじゃないかなというのもあるんで。
吉本:しかもそれは続ける必要がなかったことでもあるかもしれないですね。もしかしたらその人にとって。その道じゃないよというか。もしくは今あなたはそのタイミングではないよというサインであるかもしれないし。続かなかったら続かなかったで別にそこを悔やんでる必要はないよと。
伊藤氏:そうですね。
吉本氏:まだまだいっぱい聞きたいことはあるんですが、他のコーナーもございますので、今回、伊藤勇司さん「カウンセラー」さんのお仕事インタビューのコーナー以上で終わりにしたいと思います。
ありがとうございます。
伊藤氏:ありがとうございます。
(後編に続く)
【 ☆ 特別音声 ☆ 】
以前、勇司さんと作って、大好評をいただいております対談音声、
「自分の本領を発揮する☆人見知り克服に必要なたった2つのポイント」
https://www.youtube.com/watch?v=t8r87liB3Fc
よかったらお聴きください。
「片づけ心理研究家」
空間心理カウンセラー 伊藤勇司 オフィシャルブログ