最近はカウンセリング中に
僕だけでなくクライアントさんにも
よくヒモを巻いてもらってます。
 
今回はご本人の了解を得て
ヒモ巻きカウンセリングの様子を
ご紹介します。
 
20代女性の方。
ご家族の心配事で
数ヶ月頭がいっぱいだったようですが
それが一段落したと思ったら
一週間ほど
眠れない、食べられない
暑くなったり寒くなったりする
胸のあたりがザワザワ、ドキドキする
状態になったそう。
 
以前僕のカウンセリングを受けて
楽になった感覚があったということで
カウンセリングを受けに来られました。
 
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最初はゆっくりと最近の話を伺いました。
それから対話していくうち
いくつかのことへの不安に
テーマが絞られていき
今回は胸の辺りのザワザワした感じという
体の感覚を手掛かりにテーマを深めていくことに。
 
*体の感覚からそこに繋がる
過去の記憶にアクセスすることもできます。
 
まずはその感覚の大きさや色、質感などを
感じて、言語化してもらい
それからその感覚と対話してみれそうか
ご本人に伺ってみると
話してみたいけど、怖いです。
とのこと。
 
怖いときは無理に話さない方がいいはずと
一旦今感じている五感の刺激に
意識を向けてもらうなどして
ぐーっと内に向いた意識を
いつものような状態に戻していきます。
 
はてこれからどうしようかと思った時にふと
ヒモを巻いてもらったらいいかも
と閃きました。
 
まずはへそヒモやたすきがけでの
ご自身の変化を体感してもらって
その後のカウンセリングは
へそヒモとたすきがけをしたまま
進めていくことに。
 
 
ヒモを巻いた状態で改めて
胸の辺りのザワザワに意識を向けてもらうと
さっきの10分の1くらいの大きさになったと。
それなら話ができそうか尋ねてみると
話できそうですとのことだったので
まずはご本人にその胸の辺りの感覚と
話をしてもらいました。
 
その後僕から
今日出てきてくれたことへの感謝と
そこにいることで
彼女を守ってくれているんだろうことなどを
伝えていると
彼女が泣き出します。
 
そしてそこからは、泣いてるかと思うと
笑い出したり、また泣き出したりと
何度も繰り返し始めました。
 
僕は抑えていた感情が
湧き出してきたんだろうと考えて
出てくるままに出していいよー
などと伝えつつ見守っていました。
 
するとだんだんと泣いている時間が減り
笑っている時間が多くなってきて
一時間弱くらいで
泣き笑いは落ち着いていきました。
 
 
テーマにしていた不安だったことを
思い浮かべても
落ち着いていられるようになり
ご本人もすっきりしたということだったので
その日のカウンセリングを終了しました。
 
 
 
後日お話に来られた時に
前回のカウンセリング当日から
波はありつつも
食欲が出て、眠れるように
なっていったと教えてくれました。
 
その日はもうすっかり元気になっていたので
これからやりたいことを一緒に考えて
旅行の計画を立てたりして帰られました^ ^
 
ヒモの刺激で心と体が整うことで
内面と向き合ったり
抑えていた感情を出したりすることへの抵抗が緩むことで
抱えていたものをしっかり出すことができたのだと思います。
心理的抵抗は必ず筋緊張を伴いますからね。
 
では。
 
 
 
 
 
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今回の記事タイトル
「〜心と体を整える〜 ヒモ巻きカウンセリング」は、
なみぃさんのインスピレーションを
ベースにしています。多謝!!
 
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