賛助出演の皆様と作り上げた「コッペリアact3 鐘の祭典」...
と何週間も前から伝えており、私自身もとても楽しみにしていました
慌てて私と舞監さんで「フィナーレあるよ早く捌けて」と叫びましたがテンション上がっちゃってる子供たちに声は届かず...
ディベルティスマンが終わり、コーダで最高潮の盛り上がりを更に演出すべく、終盤で天井からキラキラ(舞台用語で言う、雪)を降らせることになっていました
予めダンサー達にはリハーサル時から
「ここで上からキラキラ降ってくるからね〜楽しみにしていてね」
と何週間も前から伝えており、私自身もとても楽しみにしていました
(あのキラキラが降ってくる中で踊るのってテンション上がっちゃうよね。もちろんそれは分かるよ)
本番中、滞りなくスムーズに進み、いざコーダ
終盤に差し掛かり、上からキラキラ降ってきた
キラキラ降り続ける中でダンサーはポーズして緞帳ダウン
緞帳閉まりきった
おチビ〜ず「キャーキレイ〜すてき〜降ってくるキラキラ捕まえちゃお〜」
と、テンションぶち上がってしまい、皆でキラキラを捕まえていました...
その様子はまるで「となりのトトロ」に出てくるまっくろくろすけを捕まえるメイちゃんのよう...
ってあなた達
フィナーレはコーダが終わって緞帳下がったらすぐフィナーレ準備だよ上手と下手に半分づつ分かれて捌けて出る準備するんでしょ
慌てて私と舞監さんで「フィナーレあるよ早く捌けて」と叫びましたがテンション上がっちゃってる子供たちに声は届かず...
見事
おチビ〜ず捌ける方向間違えました
コーダで捌ける方向間違えたということは、フィナーレ出る方向間違えたということで...
袖幕の中で「間違ってるよ」と指摘したところ、ハッと我に返りやっとの事で過ちに気づくおチビ〜ず...
遅いです...
ほんとに皆こんな顔してた→
フィナーレの曲がかかり、既に舞台上での移動は出来ず、仕方なく急遽、おチビ〜ずは間違った方向からフィナーレ出ました。
そりゃ動揺するよね。
おチビ〜ず見事すってんころりん転びました...
フィナーレが終わってからすぐさま転んだおチビちゃんの元に駆け寄り、ケガの確認と気持ちのフォローをしましたが、彼女は偉かった
泣かずに最後までやり切った
あのね。
本番の舞台はどうしてもテンション上がるしハイになってしまうのも分かる。
キラキラが降ってきて嬉しくてもそこで集団意識で皆してキャーキャーするのはNGだよね。
1人がキャーキャー遊びだしたから皆で同じことしてもOKじゃないよね。
完全に終わってからならいくらでもやっていいけど、今回の場合フィナーレが残っていたのだから。
ダンサーとしての仕事を残したままキャーキャー騒いでたら次の音きっかけも緞帳upのきっかけも舞監さんは出せません。
ましてや捌ける方向間違える。
転んだことに関しては全力でやろうとして起きてしまったことなので誰も悪くありません。ケガがなくて本当に良かった。
でもこの事故も、もう少し皆がテンション上がっても冷静さを欠くことなくフィナーレの最後まで保てていたら防げたことだよね。
今回はうちの舞台に他のお教室さんが賛助として出演して下さっていたけど、これがもし逆の立場だったら?
他のお教室の舞台に我々が賛助で出演し、今回のような集団意識でダンサーとしての仕事も最後まで果たさず遊んでしまい出捌けを失敗してしまったら?
もう二度と賛助で呼んで頂けません。
一緒の舞台に立てることはありません。
大事な舞台を失敗させてしまったのだから。
賛助出演して頂いたお教室の皆様、ご迷惑おかけし申し訳ございませんでした。
過ぎたことですし子供たちのことですから責められませんが、おチビ〜ずの中にも「バレリーナになりたい」「海外で活躍したい」と決意し熱心にレッスンに取り組んでいる子が何人も居ます。
単なるお遊戯会だったら許されますが、本気でバレエに取り組んでいる子たちには、バレエは総合芸術・集団芸術という意識をもう少し強く持ってほしく今後に活かして欲しいため、敢えて書かせて頂きました。
ま、これも良い経験だよ👋
これを学びに次から気をつけようね
流山市のバレエ教室
大谷バレエスタジオ公式HP