「ドキドキしたい」チケット予約 | 大人の麦茶のブログ

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2年前、池田稔に『ドキドキしたい』の初稿を手渡された時、森瑤子先生には大変失礼だが、俺は長い付き合いの友に、正直な感想を言うことに決めた。
「池田、この芝居やりたいんだ?俺、あまり面白くなかった。お客さんに受けが良くないかも知れないぞ」
初プロデュース、失敗させたくないので、暗に演目を考え直した方が良いんじゃないか?という勇気のアドバイスのつもりだったが
池田は「いや、大丈夫だ」とスパッと言い切り「おまえには冒頭の前説だけ書いて欲しいんだ」と具体的な依頼をされた。
なんにせよある一人の人間が、やりたいことにブレがなく、明快な自信を持って臨むことには、気持ちのいい強さがある。
俺は一瞬で反対する気を失くした。なんという主張の無さか、塩駄。
そうして稽古や劇場に足しげく通って視たのだが、果たして結果は…
ものすごく面白かった。なんという先見の明の無さか、塩駄。
武田優子と池田稔の掛け合い。ナオミ・スーザンと池田稔の掛け合い。演者の魂の切り結びに呼応して、あたま真っしろになり、心臓がどくどく鳴ってる音がした。
御来場のお客さまがたも、笑い、呆れ、また笑い、泣き、思い切りドキドキしていることを「世界一小さな劇場」ではっきり感じた。
てなわけで初演は満員御礼で千穐楽を迎える大成功で、池田はなんと劇団(大人の麦茶)にお金まで入れてくれた。
脚本を読んだ時、「これはオレ(大田区在住塩田泰造)とはとりあえず関係のないお話だ」と思ってしまったが、公演を見て遅蒔きながら、わかった。
『ドキドキしたい』は、今を生きる俺たちの芝居なのだ。
そんな凄腕池田プロデューサー&主演男優が、再び、俺をむせび哭きさせたナオミ・スーザンを、そして「『ドキドキしたい』やるなら絶対この女優さんだよ!」
と多数のツワモノどもから異口同音に推薦されたという松田かほりさんを迎えて、満を持して贈る『ドキドキしたい』第二弾。
音楽は、数々の大人の麦茶作品の劇伴を手掛けてきたヨージ書き下ろしという贅沢さ。
加えて、ピリッとシーンを彩る山椒みたいな役柄で、大人の麦茶ゆかりの俳優たちも日替わりで参加するという。
これは、もはや楽しみしかない。皆さん、待ち合わせして浅草に行きましょうよ。そして、終演後は観劇の感激をサカナにホッピー通りで呑みましょうよ~

大人の麦茶 主宰 塩田泰造
 
 
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