【感情のコントロールが必要だと思いますか？】
子育てをしていると、
避けては通れないのが〈しつけ〉のこと。
定型発達の子どもの子育てであっても、結構悩むこと、迷うことってありますよね。
自閉症スペクトラム、ADHDの特性を持つ子どもの子育てをされていて、
特性だから仕方ない、
言っても聞かないからどうしようもない、
そんな風に考えることってありませんか？
そうは考えていても、
教えておかなきゃいけない部分も多いし、
他所様の視線も痛いほど刺さってくる。
なんで自分だけ、こんなに大変な思いをしなきゃいけないの…
と、感じることもあるでしょう。
お家という枠組みから一歩外に出た時に、
これだけは〜〜
これくらいは〜〜
と思う、
子どもに知らせておきたい社会のルール。
お母さんの目から離れたところで、
わが子が迷惑かけたらどうしよう…
そう思えば思うほど、
〈しつけ〉に対して敏感になってしまいますよね。
自閉症スペクトラムやADHDの子どもの特性は、
目には見えてこない部分の
脳の働きの差異からくるものですから、
周りから見ると、
ちゃんとしつけくらいしたらいいのに…
なんで注意しないの？なんで怒らないの？
そう思われてしまうことが多いですよね。
そう思われてしまうことが、
社会の中に存在するのを、今すぐに無くすことはできないかもしれないですが、
だからこそ、
〈しつけ〉の範疇を超えたお母さんの大変さがあること
注意したり怒ったりすることが必ずしも効果的ではないこと
もっと、
たくさんの人にも知って欲しい、
社会の中に浸透していけるように、と
常々思います。
目には見えてこない特性があるゆえの子どもの言動、
例えば、
静かにしなきゃいけない場所で騒いでしまう
言わなくてもいいことを言ってしまう
場に応じた振る舞いができない
聞き分けが悪く言われたことを素直に聞けない
これらは、
他所様の視線を痛いほど感じることの中でも、
お母さんが一番困ってしまうことだし、
お家の中であっても、
なんとかならないか…と気をもむことが多い
お母さんが困ってしまうことですよね。
そりゃ、
この状況がずっと続いていたら、
感情的になりますし、
怒って注意したくもなります。
感情的になるな！と言われるほうが無理なこと。
そんな時に、
〈感情コントロールができるようになる〉
といった、
方法を聞いて、
努力してがんばろうとしたところで、
次々と目の前に見せてくる子どもの言動に、
うまく追いつかないことはたくさん出てきます。
すると今度は、
うまく追いつかないお母さん自身に、
うまくできない自分を責めてしまう気持ちが生まれたり、
うまくできないのは、そもそも子どもが〇〇だからだ！と、
また、困らせる子どもをなんとかしなきゃいけないと感じてしまったり、、、
ではどう考えると、
お母さんにとっても、子どもにとっても
悪循環にならずに済むのでしょう…
わたしが考えるのは、
感情コントロールをすること、
感情的にならないようにすること、
そこを目的、ゴールにするのではなく、
どうすればお互いの気持ちがラクに、たのしんで毎日を過ごせるだろう？と
視点を一段階上がったところから
自分の子育てを見つめてみる
ということです。
感情的になっちゃいけない
と考えるのではなく、
感情的になるのはお母さんである限り
ある程度は仕方のないこと
だから、
じゃあどうすれば子どもとの時間が
物理的にも気持ち的にもラクになる？
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