DIET

◆近況
晴れた日は大分過ごしやすくなってきました。
晴れた日にぽかぽかの芝生でのんびりと過ごすのも良いものです。

写真)argus c3 × Fuji100

◆本文
最近、肥満した犬のダイエットには、健康維持以外の効果があるように感じています。

Palmaのお客様のご愛犬がダイエットに成功した例が何例かあるのですが、健康面の変化以外に精神面の変化が観られるのです。

時に、その変化は極めて大きいのです。

何が変わるのか？

ダイエット前は、
ビビりと言う程では無いのですが、
何か自信無さげに振る舞うことが多々観られた子が、様々なシーンで"より自信を持って行動できる"ように変化するのです。

何故なのか？

肥満していた犬が適正体重までダイエットすると身体の動きが全く別物になります。
(日々適切にお散歩や運動をしている場合に限りますよ、念のため)

身体の動きが良くなるとどうなるか？

危険な事態になっても、
素早く身を翻して逃げたり、
または、いざとなれば闘うことが出来ます。

身体のコンディションが良ければ、上記は肥満している時よりずっと上手くいく可能性が高いし、仮に敵がいる場合も追い詰められる危険性が減るので、より安全で友好的な手段を選択することが出来ます。

対処出来る可能性が高い程、危険度は下がります。

即ち肥満していた時と同じシチュエーションだとしても相対的に「安全度」は高いと判断されます。

安全ならば、落ち着いて自信を持って行動出来ます。

実際にこの目で見なければ信じられないかもしれませんが、時には自信に満ち溢れ過ぎてイケイケで「調子に乗りすぎて」しまうこともあります。

実は「調子に乗っている状態」とはトレーニングをするのに適切な状態で、モチベーションが高くてトレーニングへの反応がすこぶる良いのです。

何を隠そう、「出ない行動」をトレーニングすることは出来ないのです。
(※出ない行動を誘導するトレーニングはあります。)

だから私は、何か自信無さげな犬が「お調子こき始める」と内心「キタキター！！」等と思っているのです。

私の考えでは、最も重視すべきことは「生れ持っての気質」ですが、それを除くと、身体のコンディションが最重要事項です。

食事・運動・休息・お手入れ

犬は自分で管理することが出来ません。

あなたが適切に管理せずに誰がやるのでしょうか？

リーダー論云々は別としても、
それがリーダーの務めなのではないでしょうか？

そう、人は「犬のため」にリーダーの仕事をきちんと務めなくてはならないのです。

務めを果たすリーダーは、真に愛らしいご愛犬からの信頼と愛情を存分に受けとることになるでしょう。

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