古事記におもう。2 | そのまんま♪ 天然自然の おんな塾 from vision island あわじしま

そのまんま♪ 天然自然の おんな塾 from vision island あわじしま

太陽と踊ろう。空に歌おう。海と遊ぼう。つながるだけで思い出せる。天然自然に笑う おんなは きっと大地に しあわせを産む。

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神話や、民話には
多く 「人でない」女性が 登場します。
鶴の恩返し、天の羽衣、かぐや姫。
きつねの女房、雪女。
あなおそろしや。
古事記でもイザナミは
黄泉の国で腐ってしまった身を隠し
竜宮のワニ鮫だった、とよたま姫も
隠れてお産をします。
とにかく見るな、開けるな、の一点張り(笑)
見るなと言われれば、見たくなるのが人情で。
さてもさても
どうか振り返らないでくださいまし。
私をいとしく思われるなら。。
けれどもやっぱり
見られる、バレると 去ってゆく。
残念なパターンです。
閉じこもって 出てこないのは
天の岩戸に隠れられた アマテラスさまも同じ。
ようやく引っ張り出せたのは
その嫉妬心と、好奇心のおかげなかんじですね。
西洋の ファンタジーでは
塔に 閉じ込められた お姫様や
魔女の毒に 眠らされた いたいけな娘は
イバラの森を越えてくる
王子様に 救われます。
人魚姫ですら、声を取り引きするようなガッツがあるし
反対に
王子様がカエルだったり、野獣だったりして
姫に救われるパターンも多いですね。
ところが、日本の お話では たいがい
「人でない」のは女性側で
見られた。だけで
とっとと 天やら月に帰ったり
してしまうのです。
これは なるほど、恥 の文化から
きているものかしら。と 思えてきました。
つづく。
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