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ふることに伝う。
クニウミのとき。つづき。
イザナギの無念、晩年の孤独と
イザナミの絶望。
もちろん、正解などありません。
いまの私が、観たままのストーリー。
皮膚が生まれ変わろうとするときには
抑え込んでいた 膿が
どんどんと出てきます。
イザナミは
火の神を産んだあと
女陰に大やけどを負い、死んでしまいます。
さらに黄泉の国の食べ物を口にして
その身体は腐り果てました。
せっかくはるばる会いに来てくれたイザナギも
やはり見るなと言うたに
見てしまい。。。
ウジがわく醜い姿を見て
はからずも
おののき逃げ出してしまったイザナギを
イザナミは、恥と哀しみから 追いすがり
捕らえ殺そうとします。
深く愛し合い
自分たちが産み、いとおしんだ世界すら
呪ってしまうのです。
その物語を観ていたとき
「一枚の 布をかけてやりなさい」
と声がしました。
そうして彼女の身体をおおい隠し
慈しんであげなさい。と。
言われたとおりに
イザナミを立ち止まらせ
横たえて、ふわりと
一枚の布をかけます。
すると
たくさんの光が
彼女のまわりに集まってきました。
つづく。
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