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妊娠から死産までのざっとした経緯はこちら


ラミナリアの痛みを最大限排除した方法はこちら



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妊娠24週で子宮内胎児死亡の宣告を受けてから出産まで6日間ありました。


このブログを書いている今現在、
日付や何日経ったかなどはメモを見たり、指を折って計算したりしないとわかっていません。
まだ頭が混乱しているんです。


それでもあっという間の6日間だったと思います。



初めての妊娠、初めての子ども。



とにかく後悔はしたくなかったので、混乱しながらも色々調べ、
自分たちがしたいこと、
わずかな時間しかないこの瞬間を大切にするために出来ること、
ぱんぽこの為に最大限してあげられることを考え実行してきました。




<出産前>
・出産する前のまだお腹にいる内に3人で旅行

・子宮内胎児死亡宣告後に、教会で神父さんに祈ってもらう(クリスチャンではないが縁のある教会でお願いした)

・ふくらみのあるお腹の写真を撮る

・今後予想される後悔が湧き出てこないよう、疑問に思ったことは先回りして徹底的に納得のいくまで聞く

・納得の行く病院、わずなか可能性を潰さないと思える病院で出産する

・出産時と産後の赤ちゃんの扱いを、他の元気な赤ちゃんと同じようにするよう重々お願いする

・ほぼ24時間、夫にも付き添ってもらう





<出産後>
・準備していた名前をつけ、名前で呼ぶ

・へその緒、手型・足型をもらう

・似顔絵を描いてもらう

・人形や布団をプレゼントする

・その時だけ奇跡的にわずかに出たおっぱいをやる

・抱っこしたりなでなでしたりする

・髪の毛と眉毛を切って保管する

・昼の外の景色と夜景を見せてあげる

・病院内で霊安室には行かせない

・同じ病室で過ごさせてもらう

・お腹の中にいた頃から好きだった音楽や赤ちゃんが好む音楽を聞かせる

・ご先祖様に紹介する

・会える親戚には会ってもらって顔を見てもらう

・家族3人で何枚も写真撮影

・病院で用意してもらったベッドから、自分たちお手製の広めのベッドに移動

・自宅に連れて帰って2晩一緒に過ごす

・3人で同じ寝室で寝る

・話しかけて、歌ってあげて、汚れを拭いてあげて、水分を補給するなど面倒を見る

・ぷにぷにした足と手を触ってコミュニケーションを取る

・写真や動画を撮る

・出産後のことやお葬式を業者に任せない(※理由や詳細はまた後日)

・退院した日、教会で神父さんと夫と3人でお葬式をする

・骨を残すために低温で焼いてくれ、胎児の火葬に慣れている業者と低温の時間帯を選択

・可愛い骨壷をネットで探して準備

・お葬式とは別日の火葬の際、神父さんに同伴していただく(神父さんのご厚意によるご提案でした)

・可愛い祭壇を作ってあげる

・寝る前に祭壇で祈りの言葉と絵本を読んであげる

・恐らく臍帯過捻転ではあるが他の可能性を消すため検査を徹底的に行う





このようなことをしました。

出来るだけのことは全部してあげられたと思います。




看護師さんや助産師さんたちにも良くしていただきました。


出産直後の分娩室では、ぱんぽこの顔を一緒に見てくれて、

「鼻が高いですね、こんなに目鼻立ちのはっきりしている赤ちゃんはいないですよ」

「美人さんですね。」

「お鼻が高くてお父さん似ですね。」

「手足もとても長いですね。」

「(卵膜ごと出てきたので子宮内が綺麗だったのもあり)お母さん思いの子ですね。」

などと会話の途中でぱんぽこを褒めてもらいました。
とても嬉しかった。




病室に戻ると病棟の看護師さんたちは、

ぱんぽこに可愛い服を着せてくれ、ベッドと可愛い布団も用意してくれました。
また、赤ちゃんが喜びそうな手作りの折り紙も何枚も入れてくれました。
希望していた手型と足型もとってくれ、可愛く飾り付けしてくださいました。
家族3人での写真も撮ってくれました。


ぱんぽこのベッドの下に敷いている氷を変えたい、とお願いすれば快く手伝ってもくれました。

私が出産の時の感動と喜びを話せば、一緒に喜んでくれました。

私が「卵膜に包まれて出てきたんですよ」と話せば、
「とても珍しいんですよ。幸帽児といって幸せな赤ちゃんなんです。お母さん思いなんですね。」といった話しも教えてくれました。


それでも夫がちょっと席を外して泣きそうなときは「我慢せずに泣いていいんですよ」と、
気の済むまで寄り添ってくれる看護師さんもいました。



こういうのを死産後のグリーフケアが充実しているというのでしょうか?

グリーフケアの定義がいまいちよくわかっていないのですが、気持ちに寄り添ってくれた対応に私も夫もとても救われました。

入院したB病院は、高度専門医療センターだけあって入院中の心のケアや赤ちゃんに対する配慮はとても良かったと思います。




さて、そんな病院を退院して6日経ちました。
夫は通常通り仕事に行くようになり、私は家で独りぼっちになってしまいました。

簡単に泣くことも出来ないので、今はこのブログに記録を残せていることが少し救いになっています。


来週は出産後初の検診があります。

その時に同じ病院内にあるカウンセリングにも行く予定です。









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