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死産から1年ちょっと。

 

この間に、SNS上では何度か妊娠・出産の話題が何度か上げられていました。

 

 

 

死産直後はあまりに辛すぎて、SNS自体をあまり見ていなかったような気がします。

 

再びSNSを見るようになっても、赤ちゃんの写真などは見なかったことにしてスルーしていた時期もありました。

 

現在はSNS上で赤ちゃんの写真を見ても、心乱れることはありません。

 

もともと私は、赤ちゃんや妊娠出産の話題に全くと言っていいほど関心がなく、SNSでの写真を見ても話題自体が記憶に残ることが殆どなかったタイプだったような気がします。

 

死産から1年という時間が経ってそういったもともとの感覚が戻ってきたからなのか、それとも関心がないように心にストッパーがかかっているのかはわかりませんが、現時点では友人知人がSNSに上げる赤ちゃんに関心が持てません。

 

だから心が揺さぶられることも殆どありません。

 

 

(それなのになぜか天使ママさんの赤ちゃんには、いい意味で関心があるという不思議な感覚……)

 

 

 

でも時と場合によっては、見ると感情が揺さぶられることもたまにありようで、一概に「SNS上で赤ちゃんの写真や話題を見ても大丈夫」とはいえないのかもしれません。

 

 

 

そして今回もまたそんな話題が。

 

 

 

「妊娠しました」の報告でした。

 

妊娠7ヶ月での妊娠報告。

 

 

 

今回は正直言って、とても複雑な思いがしました。

 

 

 

理由はわかっています。

 

 

 

まず、その人は私の遠い親戚に当たる人ということ。

 

私が死産になった妊娠7ヶ月に近い週数での報告ということ。

 

更に、彼女の特殊な結婚生活は、私にとてもよく似ているということ。

 

そして何より、彼女は仕事でとても輝いている人だということ。

 

 

 

羨ましい?

 

嫉妬?

 

辛い?

 

 

 

 

うーん、どれも当てはまりません。

 

当てはまるとしたら、

 

「仕事の焦り」

 

と、

 

「全く別の世界の人なんだ」

と感じてしまったことくらい。

 

 

 

 

でもこの2つの衝撃が結構大きいんです。

 

 

 

この親戚の彼女は、仕事もこなしていて、特殊な家庭環境下にいながらも夫婦円満、更に子どもも出来てみんなから祝福の嵐を受けている!

 

 

一方の私は、彼女に似た少し特殊な家庭環境だけど夫婦仲は円満、でも鬱で仕事に復帰することも出来ずだんだんと仕事量も減っているような状態、死産して祝福の嵐とは真反対の所にいる。

 

 

子どももない。

 

仕事もしていない。

 

 

自分自身が輝いていない。

 

 

でも親戚のその彼女は仕事でとても輝いている。

 

いいの?

 

私、このままでいいの?

 

いつになったら仕事に前向きになることができて、動けるようになるんだろう。

 

 

そんな「焦り」です。

 

 

 

 

そして「全く別世界の人なんだ」と感じてしまった理由。

 

それは、妊娠6~7ヶ月の時点で「妊娠しました」と突然報告をしたこと。

 

しかも全体公開で。

 

結婚したことも公にしていなかったのに、突然妊娠報告。

 

祝福のコメント数のすごいこと……!

 

仕事関係者、友人知人、彼女のファン、ものすごい数です。

 

 

みんなが「生まれてくるのが当たり前」と信じて疑わないコメントです。

 

もちろん彼女もそう思っているから、このタイミングで報告したんだと思います。

 

「何かあるかもしれない」なんて疑っている様子は全くありません。

 

 

 

これがきっと普通の感覚なんだと思います。

 

 

でも私は妊娠中からこの感覚を持つことが出来ませんでした。

 

まさか死産になるとは夢にも思いませんでしたが、それでも生まれるまでは不安がありました。

 

最低限の人にしか妊娠は報告していません。

 

身内にすら安定期に入ってから報告するほどの慎重っぷりです。

 

妊娠も妊活後すぐの自然妊娠だったし、切迫流産をしたわけでもないし、リスク妊婦でもなかったのに、です。

 

妊娠初期の腹痛で救急車で運ばれ流産を覚悟しましたが、赤ちゃんにも私にも全く支障はなく無事に乗り越えました。

 

この時に、「この子は初期流産にはならず、生まれてくる子なんだ。」と思いました。

 

そう思っていたのに。

 

信じていたのに。

 

 

 

私の信じる力が小さかったんだろうか?

 

だから……。

 

 

と、この親戚の彼女のSNSを見て思ってしまいました。

 

 

 

 

 

ズドンと落ちてはないけど、非常に複雑な気持ちです。

 

仕事に対する「焦り」に関しては、今は鬱で休養が必要な時期だから仕方がない、と理屈で自分を説得。

 

元気になったらまた働けばいいじゃない、今はとにかく休養が大切なんだよ、と言い聞かせたら落ち着きました。

 

 

 

「別の世界の人なんだ」と感じてしまったことに対しては、少し落ち着いた今はそれ以上の感情や感想は持てずに、「きっと彼女の世界の感覚が普通で、マイノリティーの経験をしてしまった私の方が特殊なんだろう。」と思っています。

 

この1年で出来てしまった私の当たり前になってしまった感覚が、実はマイノリティーだったということをまざまざと突きつけられ、そのショックで気持ちが複雑なのかもしれません。

 

やっぱり私は特殊な殻の中の世界に引きこもっているのかもしれない、と。

 

頭でわかっていても現実を突きつけられるとやはり衝撃を感じてしまいます。

 

 

 

私は妊娠中の彼女の今の時点で「おめでとう」とは言えないけど、みんなが信じている通り、彼女が普通に出産して普通に子育てをして、その子が無事に大人になって、とても遠い将来天寿をまっとうすることを祈っています。

 

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