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同業者の友人と、仕事のことで2年ぶりに電話をしました。
妊娠や死産のことは知らない友人です。
連絡を取っていなかったこの2年のことを聞かれました。
「結婚生活はラブラブで〜♡
あ、妊娠もしたの!
女の子だったんだよぉ〜!
もう幸せの絶頂だったよね。
……でもね、突然の子宮内胎児死亡で死産になっちゃったの。
そこからは地獄のような日々でね。
引きこもって、鬱になっちゃって。
ここ1年くらいは色々あって、仕事も制限して、外にも出かけられず、ずっと家の中でじっとしてるよ。」
なぁ〜んて言えるわけもなく!
実際は
私
「最近はあんまり仕事もしてないかな〜。」
友人
「じゃあ普段は何してるの?」
私
「趣味の○○(←家で出来ること)に没頭してるよ。
でもって日中は△△(地元)のカフェでお茶して、その帰りに趣味の○○に使うものを買いあさってるの。
でも最近はそれすら出来なくて、何もせずに家に引きこもってのんびりしてる。
つまり何にもしてない。
世間から置いて行かれた感じ。
それでも毎日夫と仲良くやっていて楽しいよ。」
と、半ば自虐的に、言える範囲での最近の話しをしました。
「自虐的に」というのは、私たちの業界では
「趣味に没頭出来る」=「暇」=「仕事がない」
=「可哀想」
と見られることが多いからです。
この業界での暇アピールなんて、「終わった人」と見られても仕方のないこと。
実際に何年か前、そういう風に見られたことがあります。
私がバリバリと仕事をしていた何年か前、とある趣味にはまりました。
忙しい中でも睡眠時間を削ってまではまった趣味でしたが、同業者たちからの評価は、
「え?仕事ないの?暇なの?大丈夫?」
「えー?そんなことをする時間があるの?大丈夫?」
「趣味に没頭する時間があるんだ。
(気の毒だから)何か仕事を回そうか?」
でした。
結局その趣味が高じて新たな仕事に繋がったんですが、趣味に励むだけでこの業界からはそういう目で見られるんだ、と実感した出来事でした。
友人とはいえ同業者。
だから今回もそんな反応が返ってくるんだろうなと思っていたら、
「え?!
いいな!
なんて優雅な暮らし!
△△(地名)でカフェなんて憧れる!
○○が趣味で、それに関するものを集めちゃうなんて素敵すぎる!
私も働かないで食べられるならそれがいいわ。
みんなが憧れる生活じゃない?!
いいな、いいな〜!」
といったもの。
我が耳を疑いました。
この生活の何に憧れるのか?と。
確かに
「死産した」
「鬱になった」
「色々あって大変」
とは言ってないけど、これまでとは違って殆ど仕事をしていない私に何の価値があるのか?
仕事をしていたからこそ、評価もされていたし、自信も持てていたし、仕事があっての幅広い人間関係だったのに。
今はそれすらほぼなくて、自分のできる範囲で見つけた楽しみに没頭しているだけなのに。
何のお金にもならない、何の仕事にもならない、自己満足の趣味。
これまでいた世界だったら、全く評価をされない生活。
それどころか「仕事がないんだ、可哀想に。」の世界。
△△という地名は住んでいる町なので、私にとってはスーパーで買い物をするなど日常で使う街。
わざわざオシャレをして出かけるような所でもありません。
買い物ついでにカフェや趣味のグッズがあるから、それを見て回るくらいで。
私
「え?
え???
こんな生活の何がいいの?
仕事を殆どしてないんだよ。
カフェに行くのだって打ち合わせでもないし、クリエイティブな発想が出てこないかな〜なんていう理由じゃないよ?
暇だからだよ。
同業者からは終わったと思われてもおかしくない生活じゃない?」
友人
「そんなことないでしょう。
働かずに食べていけるのも、好きなことをして暮らしていけるのも、時間に余裕があるのも、素敵なことだよ。
ぱんぽこママちゃんはこれまで頑張ってきたから、今はご褒美の時間なんじゃないかな?
仕事なんていつでもまた出来るでしょう?
でもそんな生活はしたくでも出来ないよ。
私もそんな生活がしたいよぉ〜。」
と、言われました。
非常に意外でした。
今の私の生活が、友人とはいえ同業者に評価されるなんて。
そう言われたら、殆ど働いていない状態だけど食べていける。
好きなカフェにも行ける。
趣味にもお金をかけられる。
この状態をこれまでは、
「夫にぶら下がってしまった情けない自分」
「仕事をする私に期待しているところもあっただろうに、夫の期待を裏切った自分」
と思っていましたが、いやいや、自虐的になる前に夫に感謝せねば!と、友人と話していて思い直しました。
誰かとしゃべると、違う角度での見方を発見できるものだと改めて思いました。
同時に、私は本当に人と喋っていないから、自分を客観的に見ることも出来なくなってしまったかも!と思った出来事でした。
だって、「趣味に没頭、カフェに行って時間を潰して、働かずに食べていける」だけの言葉を真に受けたら、私にとったらベストでもベターでもない生活であっても、聞く方の捉え方によっては「自慢かよ!」と思われかねないことかもしれないから。
そんなことすらも全く思いもしなかった自分のこの2年のコミュニケーションの少なさに、驚きです。
早く私にも春が来い!
でもきっと近い!
必ずくる!
気持ちに春が来れば、この状況もなんとかなる気がする!
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このブログは、可愛いぱんぽこの思い出と、自分の心の整理と、情報が少ない死産後のことが少しでもお役に立てばと思って更新しています。
私はまだ精神状態が不安定で、人に気が使える状態ではありません。
このブログは、死産・流産・不妊などで悩んでいる方が多く読んでくださっているかと思います。
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読んでくださっている全ての皆様に、穏やかな明日がくることを願っています。