前回紹介した「俺はもっと本気出してないだけ 青野春秋」のシリーズ「俺はまだ本気出してないだけ 青野春秋」が映画化されていたのは当然知ってたが、漫画を実写化というのは期待しない方が良いと思いながらもレンタルしてみた。
古い邦画は好んで観るようになったけど、新しい邦画は正直いまだ抵抗がある。
が、今回は主演してる方がまさかのダメダメ中年を演じる件は非常に気になった。
映画「俺はまだ本気出してないだけ」
結論から言うと出演者のメンツが豪華キャスト。
予想以上に似てるというか、漫画キャラと適役だったのも意外というか、映画観た感想はその印象が1番強い。
俺はまだ本気出してないだけ(予告)
大黒シズオ....主役のダメ中年にまさかの堤真一さん。
僕の中では古いけどドラマ「やまとなでしこ」のイメージで時間が止まってるというか、真面目なイメージしかない。
その真逆となる今回の出演、恐らく堤真一さん自身も1番ブッ飛んだ役柄だったと思う。
大黒シズオに近い俳優だとカンニング竹山さんが適役なんじゃないかと思うだが、まさかの堤真一さんを抜擢したことが逆に良かったのかな。
豪華キャストというのも関係してなのか、レンタル店には新作1本ではなく10本くらい入荷されてたのも意外というか、その意外性で楽しむのが今回の映画なんじゃないかと.....
そしてこれも意外だった。
「俺はまだ本気出してないだけ」が実写化されたのにも驚いたのに、日活創立100周年記念作品っていう.....
大黒シズオのお父さん役に石橋蓮司さん、これが1番しっくりというか物凄く適役(笑)
アウトレイジでも印象深いキャラで、常に短気で怒ってるイメージが更に付いた。
大黒シズオの親友役には生瀬勝久さんもバッチリというか、映画観れば分かるだけど本当に俳優のチョイスは凄いよ。
連れ曰わく、味のある演技力は皆が認知してるくらい印象に残る。
てか、あの坦々とした漫画を実写化した場合、こんなにもしっくりくるキャストは珍しいというか、観ながら「似てる似てる」と思わず口に出してしまうくらい。
実写「闇金ウシジマくん」で主役を演じる山田孝之さんは映画「クローズ」で初めて役柄見て人気があること理解できた。
その彼が主役ではなく脇役で出演っていうのも、よくよく考えたら凄いよね。
原作を読んでる方なら気になるキャラ、漫画担当者の村上氏を濱田岳さんが演じていて、それも僕的にはかなりツボだった。
普通、漫画の原作で確実にイメージ定着してたら、そのイメージに上書きする事って困難なのに、ほぼ全員がイメージ近く、特に村上氏とシズオの親父さん役に関しては完全に実写のイメージが定着してしまうくらいハマリ役。
動じない、しっかりした娘役を橋本愛さんが演じ、僕は全く知らなかったんだけど「あまちゃん」に出演してた女優さんなんだね。
ものすごく可愛い人。
と、まさかの豪華キャストと適役ばかりの印象が強い映画。
原作はホワイト部分が多いため、部屋もすごく質素だから映画の方が若干良い暮らしぽくみえたよ。
恐らく俳優陣の人件費が1番かかってる気がする。
ほぼ原作に近い構成だが、多少の変更もあったりするけど、やはり見所は主役を演じた堤真一さんの新境地とも言える演技が見もの。
できれば原作漫画読んでから見て欲しい。
ちなみにクローズは原作見てないけど......
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