吃音やチック症の難しさ | 言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

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発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。

吃音やチック症というのは、
昔、私が、大学で学んだときは、
「情緒障害」の症状にあげられてました。

指吸もそうですが、
吃音やチック症は、情緒障害。

つまりは、親や家庭環境が悪いから・・・っていうことだったのです。

これが大きな間違いなのですが、
社会の大きな偏見であり、間違いなのです。


でも、今でも、
教育学者と名乗るかたや、
育児の専門家で、あいかわらず信じている方はいらっしゃいます。


しかし、
実は、そうではなくて、
(家庭環境の問題のときもある方も一部にはいますが)

実際のところは、


「原因はわからない」


これが一番、重要なポイント。

ひとそれぞれ、
いろんな遺伝子があったり
DNAもあって、

感じ方も、行動も
言動も何もかも違う。

同じ親が育てても
兄弟姉妹、双子だって、
微妙に違って育ちます。


だから、
「親の責任だ!」とか
「誰かが悪い」って
悪者を作ってもしょうがないんですよね。


でも、
親としてできることは
精一杯することは良いと思うのです。


それでね。
都筑先生のおっしゃる
年表方式のメンタルリハーサル法の
環境調整。


突如と
「叱らない」「指示しない」

これって、すごく難しいんです。

私が行っているブレインジムでは、
脳は、否定文を受け入れることが難しい。


つまり、
否定文で考えたことは。
肯定文に変えてやってしまう。


言い換えたら

「叱らない」って思えば思うほどに
意識は、
「叱る」ってことに焦点を当てます。

だから、
以前よりも「叱る」回数が増えてしまうのです。


じゃあ、どうしたらいいの?

何をするのかを明確にするのです。

つまりは、
行動療法
(リッカムプログラムも行動療法です!あちこち共通しています)


当然のことをしているときに、
認めることばかけをする
ってことです。


たとえば
「妹を叩いたのに、叱らないのはだめですよね?」
「うちの子、すぐに兄弟げんかをするんです。
 マンションで暴れるから叱らないわけにいかないんです!」

「叱る」べき場面だけに注目したら、
そこで叱らないことは、この子の将来に役立たないって思ってしまう。


でも、そうではなくて、
普通に遊んでるときに
「仲良く遊んでるね」っていうことで


当然、できているときにこそ、
「注目」して「声をかける」


これをするんです。

ただ、私は、リッカムプログラム。

苦手ですが・・・・・


私は、吃音であっても、
吃音でなくても、

何も親が意識せずに、
吃音が気にならなくて、
子どもの心の声に注目できるようになったら、

結果として、
吃音の症状は軽くなるものだと思ってます。


親も子も吃音が重要にならない
ほかのことと、
吃音が同レベルの問題になったとき。


家族として幸せで落ち着いてくるんじゃないかなと思うのです。


私も、吃音のご相談を受けていて気付いたことは、
吃音を意識すればするほどに、
私も吃音がでることが増えます。

でも、そのときは、
すごく疲れていて、
姿勢も悪くなって呼吸が浅くなってます。


それに気づきたら、
姿勢を治すエクササイズをします。


昨日も書きましたが、

チック症の方や吃音の方、緘黙症の方・・・・・

みなさん姿勢が悪いです、

吃音のお子さんを育ててて悩んでるママやパパも
姿勢が悪いです


姿勢が悪いと、
頭が正しく脊椎の上にのってません。

そうすると、
頸も動かないし、目も動きません

その結果

「視野や思考が狭くなる」=悩む

ということになるのです。


だからこそ、
吃音の子育て、チックの子育て、
自閉症の子育て

子育て全般をするときこそ
「身体メンテナンス」が重要です♪


この本
とっても参考になります。

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呼吸ができてこそ、すべてのはじまりだし、
姿勢が悪いのに、いくら深呼吸をしようとしても
深呼吸ができません。


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子どもに健康な心と身体、そして、生き抜く力。
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