(つづき)


6月に膀胱結石と

思われていたのが

膀胱ガンと判明し

余命4ヶ月の告知を受けた

サバ氏🐈18歳。


それを人に話したところ


これから

わたしとサバ氏🐈の

愛の時間だね✨


というような言葉を賜り


は?

死ぬと決まったんかい。

これまでだって

いつでも愛の時間じゃぁ〜!


と、ブチキレてはや4ヶ月。


もちろんそれは

激励や思いやりの

お気持ちだったと

今では理解しておりますが


まあ、それを皮切りにというか

サバ氏🐈の闘病と介護が

始まってからのわたしは

何かとブチキレがちに

なっていったのです。


わたしは

怒りというものを

【感情】のカテゴリに

入れていません。


怒りはただのガス。


ひとに浴びせると

ダメージを与えるし


がまんして溜めこむと

いつか爆発する

毒ガスです。


毒ガスという蓋。

おならみたいなもの。


ガスが放たれ

蓋が取れたときに

その下にある

ほんとうの感情

出てくるという仕組みです。


サバ氏🐈の介護は

毎日サバ氏の体調が


今日は平和だ✨

と思えば翌日は

地獄めぐり…という

乱高下の繰り返しで


出来ることはすべて

やっているのに


ひとつクリアすれば

また次の問題が出てくる


やることなすこと

裏目にでるような

そんな日々が続きました。


なんでなの?


と、常に

イライラしがちになり

それが怒りの毒ガスへと

育って行きました。


わたくし


ブチキレる…

つまり爆弾処理

独りで行うのですが


ある日、サバ氏🐈が

特大の発作に見舞われ

鎮痛剤も役に立たず…

という場面になったとき


大音声で鳴かれまくり

聴覚が限界を迎えた

わたしもまた、

爆弾発作に襲われたのです。


発作中のサバを置いて

自転車で夜の住宅街に飛び出し

川沿いを走りながら

毒づく毒づく。


この状況や

周りの人々

神や宇宙

サバ氏🐈 

そして 

わたし自身についての


罵詈雑言を

吐き出しつづけました。


1時間くらい

海岸線を走り

毒を吐き続けるわたしは


ハタから見たら

完全に不審者です😂


でも気にすることなく

爆弾処理をし続けました。


そしてやがて


何も罵詈雑言が

出てこなくなり


わたしも

めっちゃ疲れて


その時に


変わったんだ…


と、


口から自然に

言葉が溢れました。


サバは変わったんだ。


どんなに嫌でも

もう、若い元気だった

サバ氏🐈ではないんだ。


わたしはそれが

どうしても

ゆるせなかったようです。


(つづく)


ごはん食べて毛繕い中のサバ氏🐈↑