(つづき)


サバ氏🐈の変化…


それは


いままで整っていた

何かが、ほどけて

バラけていく感じ


それを本にゃんもわたしも

なんとか、またまとめて

調えようしているのだけど


調えるそばから

またどんどん

バラバラと

崩れ出す…


と言えば伝わるかな。


日々のそうした変化と

それを修復するのが

どんどん

追いつかなくなって行く


それが怖くてたまらなかった。

受け容れるのが苦しかったし

ゆるせなかったです。


思えばですが、


2013年ごろから

亡くなる2015年までの

父の病状の推移も


介護施設から

2019年、誤嚥性肺炎で

入院してから2020年に

亡くなった母の

弱っていく姿も


やはりわたしは

ゆるせなかった。


サバ氏🐈との

介護生活を通して、

そう気づきました。


両親にはずっと

わたしがピンチのとき

頼れるし、甘えられる

父と母で居続けて欲しかった。


痩せて小さくなって

わたしの声かけにも

ほとんど反応出来ない

そんな姿は

見たくなかったし

受け容れたくなかった。


どうしてもわたしは

もう一度彼らと

話したり笑い合ったり

したかった。


それを最後に

普通にしていた頃が

いつかなんて、もはや

思い出せないですが


仕方ない。

変わったんだもの。


そう判っていても


元気だった頃の両親を

漠然と求め続けて


それは叶わぬまま

ふたりはこの世を去りました。


見送れたと

思っていたけど

ぜんぜん

見送れてなかった💦


ということに

ほんとに今更


父の死から8年

母の死から3年


経ってはじめて

気づくという…


同時に


そんなにまで

受け容れたくないほど

ゆるせないほど


わたしは

両親を大好きで


ふたりのこどもで

いられた日々を

愛していたのだなと。

そして、ふたりから

愛されていたのだなと。


彼らの死から

そのことがずっと

こころの奥深いところで

冷たく凍結していたことに


やっと、

ハッとしたというか。


サバ氏🐈のおかげです。


パパも

ママも

サバも

みんな

変わったんだね…。


もう一度

勇気を出して

言葉に出した時


やっと、何かがひとつ

終わったように

思えました。


(つづく)