闘病中の皆様へ | 33歳男性 急性リンパ性白血病ph-allとの戦い

33歳男性 急性リンパ性白血病ph-allとの戦い

2013年8月 33歳、急性リンパ性白血病の告知を受ける。

2014年2月 tbi+cyによる骨髄完全破壊処置さい帯血移植を行い順調な経過により3月に退院。

2014年5月 細菌性の肺炎と「皮膚、肺のGVHD治療」の為、再入院。

ジュラの妹です。

急な訃報の報告が先立ち、申し訳ありませんでした。

兄がなくなり2週間が経過しようとしています。

残された母と私の悲しみはまだまだ癒えませんが、少しずつ日常を取り戻しつつあります。

そして希望を与えていたであろうブログなのに、みなさんに絶望を与えてしまう結果となってしまい、大変心苦しく思っています。

兄が亡くなり、このブログの存在があるべきなのか自問自答していました。


そして、闘病中のみなさんに伝えておきたいことを記すべきだという考えに行き着き、ここに記したいと思います。

兄はブログにこう書きました。
「予防策は無いんですよね…
発症するかどうかは運次第…」

そんなことはありません!

運ではありませんよ。


闘病中のみなさん。

どうか治癒すると心から信じ、ご自愛してほしいのです。

兄はもう自分に残された時間が少ないから、これが最後だからと随分無茶をしました。

移植を延期しなくてはならなかった最初の原因の肺炎は自己管理の甘さからです。


無謀な外出

人混みの中

食事



今だから思います。

まわりのみんなで全力で止めればよかった…


その時々の兄の願いを尊重した結果肺炎になったり膵炎になってしまいました。

また、兄は最後のブログで急性膵炎になったと書きましたが、本当の病名は「重症急性膵炎」です。

その原因は食事でした。

医師からは体の臓器の全てが火傷を負ったような状態だと説明を受け…

少しずつ回復していたと思っていたのですが、容態はなぜか急変。

重症急性膵炎からの多臓器不全になってしまいました。

白血病は再発していません。

亡くなった原因は白血病ではありません。


これをお読みの闘病中のみなさん、ご家族のみなさん。

どうか、未来の命を大切にしてください。

病気が治癒することを心から願い、兄の代わりに書かせていただきました。

そして、何度も何度も兄を励ましていただきありがとうございました。


追伸。
兄は私の娘である4ヶ月の姪の笑顔にほほえんだ後、意識をなくしました。
それはそれは優しい顔でした。




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