「私、変わりたいです。
自分を変えたい。
人生を変えていきたいです。」
私の仕事は、
こういった切なる思いで、
どうしたら良いかわからない方に、
初めてお会いすることがとても多い職業です。
「変わりたいと思っているけれども、
なかなか人生が変わらない。
自分も変われないし、何も良くならない。
いろんなこと試してきたけど、
やっぱり人生って、こんなものなんでしょうか。」
その気持ち、よくわかります。
私も、そういう時期があったな～と振り返ります。
こういったとき、その方によって違いはあるものの、
少しでも
何かのセイにしていたり
誰かのセイにしていたり
環境のセイにしていたり
自分のセイにしていたり・・・
という、セイにする、罪の意識、
罪悪感から何も見えなくなっていることが多いのです。
相手や環境、
何かのセイにしている自分を
心の奥では好きにはなれなくて、
最終的には自分を責めているケースも多いものです。
それは経過の一つでもあるのですが、
セイにする罪の意識に居続ける限り、
何も変わらないのです。
相手を責めたり、自分を責める時は
もちろんあってもよいのです。
生きてきて一回もないなんて言う人はいませんからね。
ただし、その思いに毒されてしまっては苦しみが何倍にも膨らみます。
何かのセイにし続けてしまう、自分の毒に参ってしまいます。
この多くは幼少期からの思いに、必ずつながります。
この幼少期の話を
掘り下げ向き合っていくと
自分の人生を振り返るということと同じになるのと、
今ある問題の根っこ、根本的な部分が癒されていくので
人生そのものが好転していきやすいのです。
そして、もう一つ
変わりたい！と思っていても
実は、心の奥深くでは、
「 変わりたいけど…、でも…変わりたくない。。。」
と思っていることもとっても多いものです。
表面ではなく、深い部分で思っているので、
自分では気づきつらいことかもしれません。
では、深い部分で、
なぜ、変わりたくない…と思ってしまうのか。
それは、
・変わることへの恐怖。
この馴染みのあるもの以外を
取り入れ変化することへの怖れ。
何十年も自分を創ってきたもの
馴染み深くて細胞のよう、自分の一部でもあるのです。
何十年ものお付き合いですから
変わることへの恐怖を
深い深いところで思っていることもよくあるのですよ。
・何十年も自分という人生を創ってきた、
この馴染みのあるものを手放すことへの罪悪感。
実は両親(養育者)や家族などの罪悪感。
良くも悪くも思いがたくさんつまっている部分でもあるので、
手放していくことや、変化していくことへ、
両親への罪の意識が重なることも出てきたいするのです。
両親から大事に教えてもらったことや、
たくさんの思いが詰まっているところなので、
「さよなら」する感覚に入ると
いろんな思いが溢れるところです。
手放す段階、変化のときになり、
「母に申し訳なくて、変わりたくない…
だって…母との家族との思い出ですから」
と、初めてそのことに気づく方もいらっしゃいます。
それだけ、私たちは変化するとき、
相当な怖さとともに
両親などから受け継いでいるものを
大切に生きてきた。
手放せないほどに
大切にしてきたものがある。
それだけ、大切なものだったのだと気づいていく。
と、いうことなんのですね。
「私、変わりたいです。
自分を変えたい。
でも…変わりたくない…怖い・・・」
そう思っている自分に気づいていくこと。
ここから変化のプロセスへと更に繋がっていきます。
人生を変える、自分を変えることとは
自分が本当は大切にしていたものや
私たちが本来一番求めているもの
切望しているものに、気づかせてくれるもの。
私は、そう思います。
「私、変わりたいです。 」
そう思ったときこそ参考になさってくださいね。
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代表 上山仁子（うえやまさとこ）
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