刃物や武器対策を考える
皆様、防犯意識は足りてますか?
オシャレやダイエットも大切です。
趣味も大切ですが、毎日を快適に過ごすための『自分磨き』は防犯意識や知識も必要ではないでしょうか?
というわけで、
本日は武器や刃物から逃げられない時にどこを守るか?を書いてみたいと思います。
よく講演会などでも聞かれるのが
刃物対策
基本的には一般人が1人で対処できるものではないので、
もちろん死にものぐるいで逃げてください
が大、大、大前提です。
こちらについての対処は何度もブログに書いていますの参考までにご覧ください。
ただ護身術を教える身として逃げてだけでは物足りない方
防御しても
隙をみて逃げてくださいは忘れすに
逃げる間もなく目の前で武器や刃物で向かってこられた時に身を守る構えをお伝えします。
*避け方、かわし方はまた別の方法です
夜道などで通り魔に遭わないためには
まずは襲われないのが1番その知識も大切です。
犯罪者は一般的に5~6メートル先からとびかかる、襲うという傾向があります。
ひもなどで測ってみると結構距離があるので油断する距離なんですよ?
(防犯セミナーでは紐を使い向かい合わせで振り向いたり距離を確認してもらっています)
そして犯罪者がよし、襲うぞ!と狙う覚悟を決める距離もあきらめる距離も約20メートルです。
繁華街などの通り魔はどうしようもない場合がありますが、
先日の船橋の通り魔事件や名古屋の中学生が新聞配達員を刺した事件などは夜中から朝方、人気のない場所で狙われています。
とにかく人気の少ない時間に誰かがいた場合は意識的に距離を取るのは大切な防犯です。
刃物や武器を持った人が現れた
さて、逃げ遅れ襲われた場合
とりあえずダメなお手本から
ついキャァッいやあっ
とまぶしそうにやってしまうような可愛い感じのこれではダメです
ちなみに長男(黒帯他)
この防御について話していたら
「女子は人がいる前ではこの防御ポーズかも知れないいけど
いなきゃガッツリ守るんじゃねーの? ヽ(;´Д`)ノ⌒?」
と一瞥されました。
息子よ
曇りなきまなこで世の中を見なさい byもののけ姫より
そんな気分になってしまった瞬間・・・
そこは、忘れて本題に入ります。
はい動脈見えまくり
上半身のガードはもろ空きで内蔵も危険です。
内蔵はまず守る部分としてあえて書きませんが
あとは特に守った方がいい動脈の位置(片側表示)
フリー画像なもので骨人ですみません
下半身はとりあえず狙われにくいので割愛。
ただ補足として、動脈は大事ですが普通はそう簡単にたどり着きません。
筋肉に挟まれてるのでちょっと横に切ったぐらいでは動脈にたどり着かないのです。
刺してえぐったぐらいだと切れます。
リストカットのあとがある人がいるけど手首切って大丈夫だったの?ってのはこのような事情です。
(助かってよかったです)
それはさておき
ちなみに
この次の写真もある意味ありですが△かな?
刃物や武器の場合
まず頭と手が離れていると打撃が来た時に自分の手や腕が顔に当たりけがをする可能性があります。
そしてこの腕を横に並べたこの場合4本の骨でガードはしてるのですが
4本とも、または打撃を受けた片腕2本同時に骨が折れる可能性が高まります。
守りの範囲は少し広くなるのはメリットですが
片腕2本同時に折れると腕が変形しやすいらしいことを考えると瞬間的にはかまえやすいけどデメリットも大きい。
刃物ならまだしも金属バットなどにはあまりおすすめできないポーズです。
身を守る体勢はどうするべきか
骨は損傷しても1本ですむ可能性があり、小指から手首にかけてのけんつい部分(比較的打撃に強い部分)でもガードしてます。
顔と前方喉を守りたい場合
手は2本しかないのでどうしても守る部分は限られてしまうんですよね
本当はしゃがんでしまうのはお勧めできないんですけど、このポーズの場合はしゃがんだ時の可能性が高いです。
ただし時と場合によって臨機応変ですよ!
賛否はあると思いますし
脳への損傷などを考えた場合はこのポーズよりも頭部最優先など、あくまでも犯罪状況によって答えは違います
正解のないお話なので私の考えも参考にしていただければと思います。
どうしても動けない場合の一時的防御対策でした。
しつこいけどまずは逃げてね!!
ちなみにWikipedia人体の急所(こちらクリック*)は勉強になるので興味のある方はご覧ください
逃げたい、反撃には犯罪者は大振りになると覚えよう
これも何度か書きましたが元警察官の方に教えていただいた事
犯罪者も刃物や武器を持っていると興奮状態にあります。
そして力が入り比較的上半身に意識が集中して動きが大振りになります。
逃げるタイミングを見計らう時にも役立ちますし
反撃しなければいけない場合は下半身のガードが甘いことを覚えておきましょうね
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生きるため、自分磨きとしても防犯知識は大切です。
知っておくべき防犯知識の座学のあとは5メートルの間隔や逃げるための立ち方、声の出し方、振りほどき方なども実技で行います。
(ご都合にあわせて内容はアレンジします)
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防犯・護身術師 おりえ
危機管理評論家
防犯設備士