世の中には、身体に障がいを持ちながらも、一生懸命生きておられる方がたくさんいらっしゃいます。

私が子供の頃に通っていた小学校でも、片方の足が義足(ギブス)の女の子がいましたが、体育の時間や休み時間も、みんなと一緒にリレーやドッジボールなどの遊びに参加したりしていて、身体が不自由ながら彼女の頑張る姿やみんなの優しさに、子供ながらに心打たれたのを覚えています。

また、誰一人として、彼女を特別視したり(リレーなどでハンデはありましたが)、ましてや陰口を言う子はいませんでした。
6年間クラス替えがなく、一体感があったこともあり、みんなが助け合いながら毎日を過ごしていました。

私は数年前に足を骨折した事があるのですが、その時は松葉杖を使って歩くのも一苦労、階段を昇り降りするのも、本当に大変でした。
骨折していたのがもしも腕だったら、と考えると、、、
ご飯を食べるのも、歯を磨くのも、一人ではきっと何もできなかっただろうと思います。
私たちは、我が身にいつ何が起こるか分かりません。
五体満足に生まれた事は勿論感謝しなければならないけど、それがずっと続くとは限らないのです。

両腕を生まれつき持たない人、また事故や病気で両腕を失った人たちのために、
『口と足で描く芸術家協会』という組織があるのはご存知でしょうか?

60年前、ドイツのリヒテンシュタイン公国にて設立。18人の口と足で描く芸術家の小さなグループから、協会は出発したそうです。

こちらの協会様から、卓上カレンダーをいただきました。



どの月もすごく可愛くて素敵なイラストばかりで、子供部屋にもピッタリです。カナヘイ花





暖かみがありながら、どこかエネルギッシュで、生きる力を感じられる12枚のイラスト。

両手の自由を失っても、こんな素晴らしい絵が描けるんだなと、こちらのカレンダーを見て感動しました。カナヘイきらきら
また、このような素晴らしい協会が世の中にあることを知る良いきっかけにもなりました。

1年間、大切に飾ろうと思います。
また、展覧会にも是非訪れてみたいです。



口と足で描く芸術家協会は、世界中で、会員や奨学生の作品を、絵葉書・カレンダー・文房具・タオルなどに複製し、販売されています。その収益が、口や足で描く人々の生活と勉学を支える源となるそうです。

商品は下のリンクから購入できます。
素敵な作品ばかりなので、覗いてみてくださいね。ウインク

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