だんだん朝夕が肌寒く感じる日も出てきましたね。
今回のレポ担当は育児サークル【ペルラ】の戸﨑です。
おそくなりましたが、プロ向け育母塾講座のレポです。
突然ですが、
「育児は楽しいものではない。でも、面白がることはできる。」
この言葉。
なお先生の、この言葉が、ドンピシャ!!でした。
私は3人の子育てをしながら、助産師として病棟勤務をしており、日々、妊産褥婦さんと接しています。
そして、さまざまな褥婦さんに育児指導、退院指導をしています。そのとき、自分の経験もふまえながら話をすることがあります。
今までのなお先生の講座を受けて、「赤ちゃんだからではなく、一人の人としてとらえてくださいね。」と伝えられるようになりました。そして、退院指導の最後には、『子育ては休みもないから、つらい時もあるけど育児を楽しんでくださいね。』と言っていました。
言いながら、楽しいって「楽 らく」と書くんだよなあと自分の中でシックリいっていなかったんです。
でも、なお先生が『面白がることはできる』と言われたときに、自分の中に、これだ!! この表現をしたかったんだ!!! と自分の頭にスーッと入ってきました。
講座を受けた次の日の夜に興奮気味で、なお先生に伝えました。
この言葉は私自身の育児に関しても、キーワードになっていくでしょう。
さて、この講座の内容。
時間は5時間。今回の受講者さんはほとんどが助産師で、そのほかの方も子供と接する機会のある方々でした。
5時間も??なんて思った、あなた。
私は 「なお先生、時間が足りませ~ん。」 と思った講座でした。
プロとして、お母さんたちへどのように関わっていけばいいのかを学び、母親としてもベビー目線で物事を考えるということに気づかされ、さらに体感したりという、あっという間の時間でした。
みんな眼差しは真剣。
講座の途中では
ベビー目線でものごとをとらえる手段として、いつも私たちがやっていることを体感してもらいました。
泣き止まないときに背中トントンされるベビー
首のうしろをつかまれて授乳させられているベビー
泣き止まないと、背中トントンがエスカレートし、ゆらゆら揺れていたのが激しくなる。
泣き止んだから布団へおろすと、また泣き始める。
この状況、ベビー目線で考えたことありますか?
背中トントントントン、ゆらゆらゆらゆら。そりゃ、怖いからベビーも泣き止みますよね。そして布団におろされてからの再びの《泣き》、こわかったよ~と文句を言っているということに気づかずに、さらに激しくトントン、縦や横にゆらゆら。
なんて酷いことをやっていたのでしょう。かなりの反省です。
いかにベビーに対して、酷なことをしいているのか感じてもらいました。
(みなさんも体感してみてください。)
普段もこの状況のベビーを褥婦さんたちにも考えてもらい、さらに体感してもらうことで、ベビー目線で物事をとらえられるいい機会になりそうですよね。
『ベビー目線で物事を考える』
なお先生が講座中に何回も私たちになげかけたフレーズです。
そのほか、
【まぁるい抱っこ】の基本であるM字開脚、どうしてそれが必要になってくるのか。
抱っこができる時期だけの話ではなく、この時期の姿勢が、その子が成長、発達していくうえで基本になってくることを学びました。
ハイハイや寝返りも受講者さんたちにも体感してもらいました。(みなさんも自分でやってみてください。いろんな発見があると思います。おもしろいですよ。)
寝返り、ずりばい、ハイハイ、離乳食など、それが本当にできているのかの判断のポイント、対応も学びましたが、
なんて、子供のことを知らなさすぎなんでしょう!!!!と反省した私です。
技術を学んだだけではなく
どういうふうに母親としての責任、育てる覚悟をもってほしいと伝えることができるのか、
子供を“育てるのではなく、育んでほしい”と伝えることができるのかも学びました。
また、子供に対しても褥婦さんたちに対しても
≪私はこう思うんだけど、どう思います?と「Ⅰ アイ」メッセージを送ってみて、そこで自分でも考えてもらい、一緒に解決策をさがしてみる。≫
このことは、頭では分かっていても、日々の訓練だと思うんです。そういう関わり方を常にできるようになりたいと強く思いました。
まだまだ学んだことはたくさんあります。全部は伝えきれないです。
次回、鹿児島での開催はいつか分かりませんが、他県でも開催されているときに遠出をしてでも受講する価値がある講座です。
機会があれば、ぜひとも受講してみたらどうでしょうか?
講座を受講してから約一か月。
まだ、このプロ向け講座の内容を自分の頭の中におとしきり、自分の言葉で他の人へ伝えきれるところまでには至っていないです。
この講座をもとに、自分で勉強しないといけないという気持ちもわいてきて、なお先生が紹介してくださった本も注文してみました。
日々、勉強ですね。
そして、もっともっと、子供のことを知らなきゃ!!
最後に、はずかしながら初めて知ったことの中で衝撃的だったこと。
肌と脳は同じ細胞からできている。
みなさん、知っていましたか?
三つ子の魂百までという諺がありますよね。出来事は記憶できないのに肌の記憶は残るそうです。だから、しっかりとした抱っこ(技術、マインドともに)を感じることができた子供は自己肯定感が強く、承認欲は低いそうです。
みなさん、頭に入れておいてくださいね。
今回のプロ向け育母塾講座は、絶対開催したい講座でしたし、なお先生も一人一人の質問、に対して真剣に答えてくださりました。ありがとうございました。
ひとりひとり、なお先生に、きもちの良いだっこもしていただき大満足でした。
受講者のみなさんもありがとうございました。
そして、私は、もう一回受講したい!!!
今回の受講者みなさんからは講座開催からしばらく経ってからの感想をいただいています。
また、座談会にも数名参加していただける予定ですので、また後日、報告させていただきたいと思います。
育児サークル【ペルラ】
担当 戸﨑 緑